TAG

エレクトロニカ

  • 2022-06-23
  • 2022-06-19

仏トランペット奏者アントワーヌ・ベルジュー、浮遊感のある音空間が心地よいアヴァン・ジャズ

フランスの気鋭トランペッター、アントワーヌ・ベルジュー(Antoine Berjeaut)が自身の新譜『Chromesthesia』をリリースした。各プレイヤーもアンサンブルも複雑なことをやっていながら、アルバム全体の温度感は低め。有機的なリズムなのに、どこか無機質的な印象も受ける。この不思議な感覚もフランスの前衛ジャズらしい。

  • 2022-06-17
  • 2022-06-14

魂揺さぶる強烈なブラジリアン・ビート、Maga Bo 10年ぶり新譜『Amor』

ワシントン州シアトルに生まれ、ブラジルに移住し2000年代初頭にブラジルの民族音楽とヒップホップやベイス・ミュージックを組み合わせ、グローバル・ベイスのムーヴメントの立役者の一人となったDJ/プロデューサー、マガ・ボー(Maga Bo)が実に10年ぶりの新作『Amor (É Revolução)』をリリースした。

  • 2022-06-04
  • 2022-06-04

仏フルート奏者リュディヴィーヌ・イッサンブール、アグレッシヴなジャズ・フルートで魅せる新譜

ジャズとヒップホップの両分野で活躍するフランスのフルート奏者、リュディヴィーヌ・イッサンブール(Ludivine Issambourg)が彼女のバンド、アンチループス(Antiloops)を率いて制作した新譜『Supernova』。ジャケットやMVでの衣装はなかなかに強烈だが、アグレッシヴなフルート演奏を中心とした音楽の内容は申し分なくかっこいい。

  • 2022-05-18
  • 2022-05-16

延々とグルーヴに身を任せていたい…。南イタリア発ディスコファンクNu Genea、4年ぶり新譜

イタリア・ナポリのディスコファンクユニット、ニュー・ジェネア(Nu Genea)の4年ぶり新譜『Bar Mediterraneo』。シンセやベース、ギターのカッティングが効いたディスコ・ファンクを基幹に、南イタリアやアフリカ、中東、南ヨーロッパのさまざまな民族音楽が組み合わさり誕生したサウンドは懐かしさもあり、何よりも心を躍らせる。

  • 2022-05-14
  • 2022-05-15

エレクトロ×エレクトロが生み出す新たなソウルミュージック。不思議な高揚感に包まれるプロデューサーデュオによる快作

新型コロナウイルスの影響で日程を延期しての開催となった2022年グラミー賞。王者ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)率いるシルク・ソニック(Silk Sonic)が主要部門で強さを見せる中、ジョン・バディステ(Jon Batiste)の最多5部門受賞がサプライズを起こしたのは記憶に新しいのではないだろうか。最優秀アルバム賞に輝いた『We are』の楽曲「Sing」を共作・プロデュースしたのが、ザック・クーパー(Zach Cooper)とヴィック・ディモツィス (Vic Dimotsis)のプロデューサーデュオ、キング・ガービッジ(King Garbage)。彼らは同グラミー賞にノミネートされたリオン・ブリッジズ(Leon Bridges)の楽曲「Sweeter」でもペンを執る、まさに今後のアメリカン・ソウルを牽引していくと言っても過言ではないアーティストだ。

  • 2022-04-08
  • 2022-04-08

赤裸々に愛を語る歌姫ジェンマ・ウメット、より芸術性を高めた新譜『Rere tot aquest fum』

スペイン・カタルーニャのSSWジェンマ・ウメット(Gemma Humet) の新譜『Rere tot aquest fum』がリリースされた。2020年作『Màtria』以来のソロ4枚目のアルバムとなる今作は、サウンド的にはよりエレクトロニックの比重を増しつつ、これまでと変わらない魔力を秘めた彼女の“声”を堪能できる独特の世界観を持った作品となっている。

  • 2022-03-07
  • 2022-03-20

パリ発、ヘビロテ必至のグルーヴィ&洒脱なコズミック・ディスコポップ、L’Impératrice『たこつぼ』

フランス・パリの6人組シンセポップ・バンド、ランペラトリス(L'Impératrice)の2ndアルバム『Tako Tsubo』は、アシッドジャズやファンク、ハウスの影響を受けた軽めのエレクトリック・バンドのサウンドに、フレンチポップの流れを汲む女性ヴォーカルが溶け込んだ極上の作品だ。

  • 2022-03-02
  • 2022-03-01

多様な個性の5人が奏でる現代のグローバル・ミュージック。Monsieur MÂLÂ、待望のデビュー作

キーボード、サックス、ヴァイオリン、ベース、ドラムスという編成の5人組バンド、ムッシュ・マーラー(Monsieur MÂLÂ)。何枚かのシングルのあと、2021年に初のEP『EP - 001 - MM』をリリースしたが、その圧倒的な完成度のサウンドはリスナーの耳を捉えて離さない。

  • 2022-01-14
  • 2022-01-14

『&chill』シリーズの一部がヴァイナルでリリース。ゲームがいざなう極上のチルアウト。

開会式での故すぎやまこういち氏のドラゴンクエスト序曲「ロトのテーマ」が世界中で絶賛された2021年東京五輪。我々が思っている以上に、日本のゲームが"クールジャパン"として世界に浸透していることの証左になった昨年の一大トピックであるが、それより前に日本のゲームに熱視線を送っていたレーベルが米国にあった。

  • 2022-01-11
  • 2022-01-11

聴くものを主役にさせる没入感。心の中の小宇宙を描き出すような究極のエレクトロニカアルバム。

agraph名義の作品は「プライベートな音楽」「作品ごとに自分自身をさらけ出していっている」というように、作品を追うごとにその音楽はより深く、よりパーソナルに深化し続けている。それが現段階での最新作、2016年発表の『the shader』である。前2作にあったクラブサウンドの要素は影を潜め、音を必要最低限にそぎ落とした無駄のないサウンドは、聴くものの心の内に入り込み、決して離そうとはしない。

  • 2022-01-09
  • 2022-01-09

ゲンブリ奏者が放つエレクトロジャズ×グナワ。ルーツの探求と進化の追求を選んだシャイ・ハザンの音楽

イスラエル・テルアビブを拠点に活動するベーシスト/ゲンブリ奏者シャイ・ハザン(Shay Hazan)がアコースティックなジャズ・クインテット作『Nuff Headlines』に続きリリースした『Reclusive Rituals』は、感度抜群のエレクトロジャズ×グナワミュージックだ。

  • 2021-12-29
  • 2021-12-29

アンビエント・ジャズの鬼才デヴィッド・ビニー、現代JAZZのキーマンを迎えた新譜

米国のサックス奏者/作曲家デヴィッド・ビニー(David Binney)の2021年作『Aerial 2』は、ゲストにマーク・ジュリアナやアントニオ・ロウレイロといった現代ジャズを代表するミュージシャンたちを迎え、シンセを多用した繊細で広がりのある恍惚のサウンドが展開される。