相次いで両親を失ったベベウ・ジルベルト、喪失からの“今”を描く6年ぶり新譜

タイトル「Agora」はポルトガル語で「今」を意味する。彼女の前作『Tudo』から実に6年ぶりの新作。
この6年の間に、彼女は母ミウシャを2018年の年末に、父ジョアン・ジルベルトを2019年の6月に相次いで失うという経験をした。この作品には、そうした困難な時期を乗り越えた彼女が表現する「今」が詰まっている。