ジャズとロックとエレクトロニックの魔法的融合。新世代SSWヒラ・ラビーのデビュー作

Hila Rabby - Visions

Hila Rabby、待望のデビューアルバム『Visions』

1998年生まれのシンガーソングライター、ヒラ・ラビー(Hila Rabby)のデビュー作 『Visions』は空間的な拡がりをもったサイケデリック感、ジャズやロック、エレクトロニックの絶妙なミックス、そして彼女の自然で飾り気のないヴォーカルが魔法的な魅力を放つ作品だ。

バックバンドにはアヴィシャイ・コーエンのトリオのピアニストに抜擢された鍵盤奏者ガイ・モスコヴィッチ(Guy Moskovich)、随所で巧妙なプレイを見せるギタリストのガイ・カイラ(Guy Kaira)、ロン・ミニスやスタヴ・ゴールドベルグの作品への参加でイスラエル・ジャズ界隈で名を売りつつあるベース奏者アヴリ・ボロホフ(Avri Borochov)、同じく新世代で注目されるドラマーのダヴィド・シルキス(David Sirkis)を迎え、構成やアレンジ、即興のどれもがとても高度な完成度。作曲面では未熟さも見られるが、バックの素晴らしい演奏やポスト・プロダクションがアルバムを完璧な成功に導いている。

(3)「Bridges」

ヒラ・ラビーはイスラエル出身、ニューヨークとテルアビブを中心に活動するシンガーソングライター/鍵盤奏者。6歳でピアノを始め、テルアビブ音楽院、NYのニュースクール(New School for Jazz and Contemporary Music)で学び、ニュースクールでは優秀なパフォーマー/作曲家/即興演奏家に与えられるジョン・コルトレーン賞を受賞している。

彼女は音楽を良し悪し、または特定のジャンルに分類してしまいがちな評論家的な傾向ではなく、人々に感じさせ、考えさせない種類の芸術として純粋に楽しんでもらいたいという考えを持つ。

(2)「The Walls」

Hila Rabby – vocals, keyboards, synths
Guy Moskovich – piano, synths
Guy Kaira – guitar
Avri Borochov – bass, Synths
David Sirkis – drums

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