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2020

  • 2020-04-01
  • 2020-04-01

先駆的ポストロック・ジャズバンド、BADBADNOTGOODのDNAが流れる双頭アルバム

ヒップホップ、エレクトロニカからジャズまで、ジャンルに囚われない音楽性で一躍スターダムにのし上がったカナダの4人組グループ、バッドバッドノットグッド(BADBADNOTGOOD)のマシュー・タヴァレスとリーランド・ウィッティの双頭名義での初リリース『Visions』。サウンドはよりジャズ寄りになり、二人の天才的なマルチ奏者による有機的な即興セッションが軸になっている作品だ。

  • 2020-03-29
  • 2020-03-29

ソウルフル&ジャジーな“女性たちの歌”。類稀な個性で際立つ新世代の歌姫キャンディス・スプリングス

ナッシュビル出身の女性シンガー/ピアニストのキャンディス・スプリングス(Kandace Springs)の2020年新譜『The Women Who Raised Me』は、そのタイトルが示すように彼女自身がこれまでに強く影響されてきた女性歌手たちの楽曲のカヴァー集だ。現代ジャズを代表する数多くの豪華ゲストも参加し、彼女の類稀な個性と相まって非常に完成度の高い作品に仕上がっている。

  • 2020-03-28
  • 2020-03-28

NYで“イスラエル・ジャズ”をつくった男、オメル・アヴィタル新譜

現在のイスラエルジャズ・ブームの先駆者、オメル・アヴィタル(Omer Avital)の新譜『Qantar: New York Paradox』がリリースされた。今作は2018年にアルバム『Qantar』でお披露目されたレギュラーグループ、カンター(Qantar)での第二弾となっており、前作から引き続きNYで活躍する若手イスラエル人ジャズ奏者たちを従え熱を帯びた即興演奏を繰り広げる。

  • 2020-03-20
  • 2020-03-20

カッサ・オーバーオールに覗き見るJAZZの未来

カッサ・オーバーオール(Kassa Overall)の新譜『I Think I'm Good』はかつてなく強烈な印象を残すアルバムだった。この音楽はいったい何なのだろう。ジャズもヒップホップの文化も、カッサ・オーバーオールというシアトル生まれのドラマー/作曲家の元ではまったく等価だ。

  • 2020-03-20
  • 2020-03-20

イスラエルジャズ要注目作品!気鋭女性ピアニスト、ヌファー・フェイ新譜

創造力に溢れるイスラエルの女性ジャズピアニスト、ヌファー・フェイ(Nuphar Fey)の2020年新譜『Serenity Island』が素晴らしい。イスラエルの音楽文化もスペインのフラメンコも、西洋クラシック音楽も、南米のタンゴも、彼女の類稀な才能の礎となりこの世界に羽ばたくピアニストの最高傑作を生み出した。

  • 2020-03-17
  • 2020-03-17

銃犯罪により命を落とした兄弟へ。現代屈指のドラマーは静かに叫ぶ

シカゴのジャズドラマー、ジェレミー・カニングハム(Jeremy Cunningham)は2008年に自宅に押し入った二人組の強盗が発砲したライフル銃により、最愛の兄弟を失った。2020年のソロデビュー作『The Weather Up There』は、そんな彼自身の個人的な想いを、銃が支配する米国社会に向けて音楽に託して吐露した作品だ。

  • 2020-03-16
  • 2020-03-16

北欧ジャズの偉大な“Wラングレン”、夢の共演。温かみのある傑作デュオ作品

いずれもスウェーデン出身。ジャズトロンボーン奏者/ヴォーカリストのニルス・ラングレン(Nils Landgren)とピアニストのヤン・ラングレン(Jan Lundgren)、姓はたった母音一文字違いの“Wラングレン”が夢の共演。水晶、英語でいう「Cristal」の意味のアルバムタイトル『Kristallen』のとおり、北欧ジャズらしい透明感のある絶品デュオ作品だ。

  • 2020-03-13
  • 2020-03-13

テーマは“人類の絶滅”。UKジャズシーンのカリスマ、シャバカ・ハッチングス新譜

現代UKジャズシーンの旗手、シャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)率いるバンド、シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ(Shabaka And The Ancestors)の新譜『We Are Sent Here By History』のテーマは、ずばり人類の避けられぬ運命=絶滅だ。アルバム全編を通じ、切迫した力強い演奏が繰り広げられる。