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フランス

  • 2022-12-03
  • 2022-12-03

現代Jazz、HipHop、イスラム神秘主義の驚くべき融合。Sélébéyone 2ndアルバム『Xaybu』

米国の気鋭サックス奏者/作曲家スティーヴ・リーマン(Steve Lehman)が率いるジャズ・ヒップホップ・コレクティヴ Sélébéyone の2ndアルバム『Xaybu: The Unseen』。現代ジャズとラップやスポークン・ワード、そして西アフリカ音楽やスーフィズムとの実験的だが完成された融合が驚くべき結果を生んだ壮大な作品となっている。

  • 2022-11-29
  • 2022-11-22

音楽表現を追求するギター、ヴォーカル、ドラムスのアートロック。イタリア発『Oliphantre』

イタリア・ローマを拠点とするギタリスト/作曲家フランチェスコ・ディオダティ(Francesco Diodati)新譜『Oliphantre』は、フランスの歌手レイラ・マーシャル(Leïla Martial)とイタリアのドラマー、ステファノ・タンボリーノ(Stefano Tamborrino)とのトリオで奏でられるアート・ロック風の作品だ。

  • 2022-11-06
  • 2022-11-06

音楽で紡ぐ悲劇の歴史。アンドレ・マヌーキアン、“死の行進”を生き延びた祖母に捧げる新作

アルメニア系フランス人ピアニスト/作曲家アンドレ・マヌーキアン(André Manoukian)の新作『Anouch』は、これまででもっとも彼自身のルーツを強く意識した作品に仕上がっている。本作は20世紀初頭の“死の行進”を耐え、生き延びた祖母へと捧げられており、ジャズ、クラシック、フラメンコなどの表現手法も用い、アルメニア人の記憶に刻まれた魂の音楽を奏でる。

  • 2022-11-06
  • 2022-11-06

分断される世界を繋ぐ微分音トランペット。鬼才イブラヒム・マーロフ、ヒップホップに傾倒した新譜

レバノンにルーツを持つフランスのトランペッター、イブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf)の新譜『Capacity to Love』は、出自による差別や考え方の違いによる分断が顕在化する社会において、包容力や愛、アイデンティティを持つことの大切さと誇りを説くメッセージ性の強い作品となった。

  • 2022-11-02
  • 2022-10-28

イタリア出身叙情派ピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシ新譜はサックスを迎えたカルテット

イタリア出身のピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシ(Giovanni Mirabassi)の新作『The Swan and the Storm』は彼としては珍しいサックスを迎え入れたカルテットでの作品となった。全曲がジョヴァンニ・ミラバッシの作曲で、彼に特徴的なエンリコ・ピエラヌンツィ直系の内面から溢れ出すようなイタリアン・リリシズムも健在。非常にクオリティの高い欧州ジャズのアルバムに仕上がっている。

  • 2022-10-15
  • 2022-10-15

フランスのジャズ・ピアノ奏者ポール・レイ、ベートーヴェンの人生に想いを寄せるソロピアノ集

2010年代以降のフランスのジャズ・シーンを代表するピアニスト、ポール・レイ(Paul Lay)による、彼自身初の全編ソロピアノのアルバム 『Full Solo』。今作はベートーヴェンへのリスペクトをテーマにした珍しいジャズ作品となっており、ベートーヴェンに縁の深いウィーンで書かれたというポール・レイのオリジナル数曲と、(3)「交響曲第9番」、(5)「月光ソナタ」、(7)「エリーゼのために」といったベートーヴェンの名曲のジャズ・アップで構成されている。

  • 2022-10-09
  • 2022-10-09

急速に混ざりゆく世界の今を描く。話題の中東サイケロック、Al-Qasar デビュー作『Who Are We?』

フランス・パリで結成された“アラビアン・ファズ”バンド、アル・カサール(Al-Qasar)のデビュー作『Who Are We?』が最高に面白い。バンドリーダー/作曲家でエレクトリック・サズやギター、鍵盤を担当するトマ・アタル・ベリエ(Thomas Attar Bellier)はロサンゼルス、パリ、ニューヨーク、リスボンといった国際都市に住んできた経験から、多様な人々に調和する音楽をつくりたいと願っていた……

  • 2022-10-03
  • 2022-10-02

2022年を象徴する一枚。ウクライナ情勢への憂いと怒りに満ちたゴーゴル・ボルデロ新譜

ウクライナ難民として米国に渡ったユージーン・フッツ(Eugene Hütz)が率いる“ジプシーパンク・バンド”のゴーゴル・ボルデロ(Gogol Bordello)が5年ぶりの新譜『SOLIDARITINE』をリリース。バンド史上もっとも強い“怒り”をもって、この絶望的な世界に抗い続ける姿勢を見せている。状況がそうさせているのか、今作はかなり切迫感があり……強烈だ。

  • 2022-09-14
  • 2022-09-11

ロンドンのJazzシーンからも注目される、仏ストラスブール発の新鋭ユニット Emile Londonien

フランス北東部の街ストラスブールを拠点に活動するジャズユニット、エミール・ロンドニアン(Emile Londonien)の新作『Jazz Contenders』。2021年にデビューし、ロンドンのニュージャズのシーンからも注目される彼らの洗練されたグルーヴィーなサウンドが楽しめる好盤だ。

  • 2022-08-10
  • 2022-08-07

仏技巧派ベース奏者エルヴィン・ビロニアン、現代的なカリビアン・ジャズの好盤

フランスを代表する技巧派ベーシスト、エルヴィン・ビロニアン(Elvin Bironien)の2022年新譜『Lueurs』は、マルティニーク出身の鍵盤奏者グレゴリー・プリヴァ、ドラマーのティロ・ベルトロ、そしてキューバからはサックスのリカルド・イスキエルドを迎え、適度なリラックスの中でほのかにカリブ海の風が香る即興の妙技を聞かせてくれる爽快な作品だ。

  • 2022-07-20
  • 2022-07-16

アフリカやインド洋の島々の音楽に強くインスパイアされたフランスの3人組、Soadan

フランスの3人のマルチ器楽奏者/シンガーソングライターで構成されるバンド、Soadanの新譜 『Pieds Nus』。西アフリカ、マダガスカル、モーリシャス、レユニオン島といった地の音楽文化に強く影響を受けた作品で、フランス語で歌われる全10曲は様々な音楽的要素が混在した結果、現代的な響きを伴って心地よく耳に届く。

  • 2022-07-19
  • 2022-07-19

仏アコーディオン奏者ティモシー・ル・ネ、パンデミック下で世界中の音楽家を巻き込んだ傑作

フランスのアコーディオン奏者/作曲家、ティモシー・ル・ネ(Timothée Le Net)の『Ce Sont Nos Parenthèses』は、総勢37名におよぶアーティストたちの比類なき芸術活動の素晴らしい結果だ。西洋の古典的な音楽、ジャズ、東はトルコなどの中東音楽を経て果てはインドの音楽まで、興味深く、非常にクオリティの高い作品に仕上がっている。