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ヨーロッパ

  • 2022-12-06
  • 2022-12-01

数学と音楽の交叉点。ステファン・テーレンが描き出す宇宙神秘的フラクタル、Fractal Sextet

米国生まれ、スイスを拠点に活動するギタリスト/作曲家ステファン・テーレン(Stephan Thelen)の最新プロジェクト、Fractal Sextetのデビュー作『Fractal Sextet』。変拍子が基本となる複雑なリズムながら、一定の法則性を持ったシーケンスの繰り返しや、打ち込みでは表現し得ない人力アンサンブルが奇妙な心地良さを与えてくれる作品だ。

  • 2022-11-29
  • 2022-11-22

音楽表現を追求するギター、ヴォーカル、ドラムスのアートロック。イタリア発『Oliphantre』

イタリア・ローマを拠点とするギタリスト/作曲家フランチェスコ・ディオダティ(Francesco Diodati)新譜『Oliphantre』は、フランスの歌手レイラ・マーシャル(Leïla Martial)とイタリアのドラマー、ステファノ・タンボリーノ(Stefano Tamborrino)とのトリオで奏でられるアート・ロック風の作品だ。

  • 2022-11-27
  • 2022-11-27

ここはアフリカそれとも北欧?コラとトランペットが奏でる限りなく透明で美しい幽玄の音楽

西アフリカ・ガンビアのグリオの家系を継ぐコラ奏者ダウダ・ジョバルテ(Dawda Jobarteh)の最新作『Do You Know a Place Called Flekkeroy?』は、ノルウェーのトランペット奏者グンナー・ハレ(Gunnar Halle)を大々的にフィーチュアした北欧とアフリカそれぞれの叙情性が見事にマッチした稀有な作品だ。

  • 2022-11-26
  • 2022-11-26

ベルリンの次世代ジャズの担い手、ドラマー ノア・ファーブリンガーの超高品質デビュー作

ドイツ・ベルリンの現行ジャズシーンで活躍するドラマー、ノア・ファーブリンガー(Noah Fürbringer)が、ソロデビュー作 『Moonwalker』をリリースした。サイドマンとしてジャズやヒップホップ、エレクトロニック、ロックなど様々な分野で培ってきた経験を武器に、多彩なセンスで魅せる現代的なジャズ作品となっている。

  • 2022-11-23
  • 2022-11-23

北欧ジャズの伝説、エスビョルン・スヴェンソンが死の直前に録音したソロピアノ音源がリリース

ヨーロッパ・ジャズのグループとして最も成功し、後進に大きな影響を残したピアノトリオ、e.s.t.(Esbjörn Svensson Trio)のリーダーでありピアニスト/作曲家のエスビョルン・スヴェンソン(Esbjörn Svensson)がスキューバダイビング中の不慮の事故で亡くなるわずか数週間前に、彼の自宅で録音され、その後妻のエヴァ・スヴェンソンによって“発見”されるまでハードディスクの中に眠っていたままになっていた未発表音源が1枚のアルバムとなってリリースされた。

  • 2022-11-19
  • 2022-11-19

北欧ジャズ名トリオとオランダの古楽オーケストラ、夢のような共演作『Just Ignore It』

ポーランドのピアニスト、レシェック・モジジェル(Leszek Możdżer)と、スウェーデンのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソン(Lars Danielsson)、そしてイスラエルの打楽器奏者ゾハール・フレスコ(Zohar Fresco)。 長らく北欧ジャズのシーンを牽引してきたこの3人がオランダの室内楽集団ホラント・バロック(Holland Baroque)を迎え録音した稀有な室内楽×北欧ジャズのハイブリッド作品『Just Ignore It』。

  • 2022-11-11
  • 2022-11-11

ブラジルとイタリアを繋ぐ音楽の架け橋。夢見心地のピアノ&ハーモニカ、そしてチェロの祝宴

イタリアのピアニスト、ステファニア・タリーニ(Stefania Tallini)と、ブラジルのハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシ(Gabriel Grossi)のデュオ・アルバム『Brasita』。数曲で巨匠チェリスト、ジャキス・モレレンバウム(Jaques Morelenbaum)をゲストに迎え、クラシカル&ジャジーな極上の音を聴かせてくれる。

  • 2022-11-07
  • 2022-11-06

バルセロナ・ミクスチャーのカリスマMacaco、ラテン圏の多様なゲストを迎えた新譜

バルセロナ・ミクスチャーのカリスマ、マカコ(Macaco) の2022年新作『Vuélame el Corazón』は、スペイン語文化圏の多様なミュージシャンをゲストに迎え、彼の魅力である雑多な音楽性はそのままに、年の功からか、以前と比べると洗練され少し落ち着いた印象のある音楽を聴かせてくれる。15曲すべてに抗えない魅力と深みがあり、近年のバルセロナの音楽シーンの中でも随一の作品と言っても過言ではないように思う。

  • 2022-11-06
  • 2022-11-06

音楽で紡ぐ悲劇の歴史。アンドレ・マヌーキアン、“死の行進”を生き延びた祖母に捧げる新作

アルメニア系フランス人ピアニスト/作曲家アンドレ・マヌーキアン(André Manoukian)の新作『Anouch』は、これまででもっとも彼自身のルーツを強く意識した作品に仕上がっている。本作は20世紀初頭の“死の行進”を耐え、生き延びた祖母へと捧げられており、ジャズ、クラシック、フラメンコなどの表現手法も用い、アルメニア人の記憶に刻まれた魂の音楽を奏でる。

  • 2022-11-06
  • 2022-11-06

分断される世界を繋ぐ微分音トランペット。鬼才イブラヒム・マーロフ、ヒップホップに傾倒した新譜

レバノンにルーツを持つフランスのトランペッター、イブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf)の新譜『Capacity to Love』は、出自による差別や考え方の違いによる分断が顕在化する社会において、包容力や愛、アイデンティティを持つことの大切さと誇りを説くメッセージ性の強い作品となった。

  • 2022-11-02
  • 2022-10-28

イタリア出身叙情派ピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシ新譜はサックスを迎えたカルテット

イタリア出身のピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシ(Giovanni Mirabassi)の新作『The Swan and the Storm』は彼としては珍しいサックスを迎え入れたカルテットでの作品となった。全曲がジョヴァンニ・ミラバッシの作曲で、彼に特徴的なエンリコ・ピエラヌンツィ直系の内面から溢れ出すようなイタリアン・リリシズムも健在。非常にクオリティの高い欧州ジャズのアルバムに仕上がっている。

  • 2022-10-31
  • 2022-10-30

北欧のサックス/SSW新星、ヨハンナ・リネア・ヤコブソンのデビュー作『Alone Together』

1991年デンマーク生まれ、現在はスウェーデンを拠点に活動するサックス奏者/作曲家/歌手のヨハンナ・リネア・ヤコブソン(Johanna Linnea Jakobsson)のデビュー作『Alone Together』。自身のオリジナルのほか、(1)「Alone Together」や(6)「Stolen Moments」といった不朽の名曲のカヴァーを、儚げでしっとりとしたヴォーカルと思慮深く美しいアルトサックスで丁寧に描き上げた素敵な作品となっている。

  • 2022-10-26
  • 2022-10-25

チェコで活躍する新鋭SSW、アリソン・ウィーラー、ストーリー・テラーの魅力に満ちたデビュー作

米国カリフォルニア州出身で、現在はチェコ共和国で活動するSSW、アリソン・ウィーラー(Allison Wheeler)がデビュー作 『Winterspring』をリリースした。プラハの一流ミュージシャンを迎えた抒情的なジャズ・サウンドと、ポップスにも通じる素直で透明感のあるヴォーカルが魅力的な一枚だ。