- 2021-01-09
- 2021-01-09
マルティニーク出身の俊英ピアニストGMX、ソロとデュオで魅せる圧巻の2枚組
ジャズ、クラシック、そして民族音楽ズークなどに影響されたフランス海外県のマルティニーク出身のピアニスト/作曲家、ガイ・マルク・ヴァデルー(Guy Marc Vadeleux, GMX)の2枚組の新作がリリースされた。今作『Solo Duo』は3作目のアルバムで、フランスのパリ、コロンビア、そしてマルティニークのスタジオで録音された全20曲が収録されている。
ジャズ、クラシック、そして民族音楽ズークなどに影響されたフランス海外県のマルティニーク出身のピアニスト/作曲家、ガイ・マルク・ヴァデルー(Guy Marc Vadeleux, GMX)の2枚組の新作がリリースされた。今作『Solo Duo』は3作目のアルバムで、フランスのパリ、コロンビア、そしてマルティニークのスタジオで録音された全20曲が収録されている。
イスラエル産の王道フォークを行くシンガーソングライター/ギタリストのカマ・ヴァルディ(Kama Vardi)の2020年新譜『Moonticket』が素晴らしい。シンプルながらどこか影を帯びた歌とギターで、触れただけで壊れてしまいそうな繊細なストーリーを歌う、儚げで美しい作品だ。
“パレスチナ初のジャズピアニスト”といわれるファラジュ・スレイマン(Faraj Suleiman)の新譜がリリースされた。タイトルは『Better Than Berlin』。“ベルリンよりはマシ”という何とも意味深な標題の今作は、全曲にイスラエル・ハイファ生まれのパレスチナ人作家/詩人/政治学者マジュド・カヤル(Majd Kayyal, 1990年生まれ)の詞をファラジ・スレイマン自身が歌う内容となっている。
イスラエルを代表するシンガーソングライターのロナ・ケナン(Rona Kenan, ヘブライ語:רונה קינן)の7枚目のアルバム『Light Sleeper』がリリースされた。これまでの作品とは異なり初めて全編英語で歌われる今作は、西洋のロックをベースとしながら随所にジューイッシュ/中東の音楽のエッセンスがまぶされた良質で洗練された作品に仕上がっている。
エリーダ・アルメイダの4枚目のアルバムとなる『Gerasonobu』(2020年)がリリースされた。より洗練された印象の今作だが、根底にあるのはカーボベルデの音楽に特徴的な郷愁感(ソダーデ)、そして彼女の過酷な人生から滲み出る歌の深みだ。曲調は洗練されつつも親しみやすいが、決して軽さはない。
2017年のデビュー作『Âmago』が高く評価されたブラジル・ミナス出身のシンガーソングライター、オクタヴィオ・カルドーゾ(Octavio Cardozzo)待望の2枚目のスタジオアルバム!
イスラエル・テルアビブの男性シンガーソングライター/ギタリストのオール・イゼクソン(Or Izekson)によるオルタナティヴ・フォーク・プロジェクト、Prophecy Playgroundのデビュー盤『Comfort Zone』は、全編アコースティックギターとヴァイオリン、チェロを中心としたアコースティック楽器で構成された優しく魅力的な作品だ。
ここ最近でリリースを最も楽しみにしていたジェンマ・ウメット(Gemma Humet)のアルバムがついにリリースされた。待望の新作のタイトルは『Màtria』。サウンドはこれまでのアコースティック/オーガニックな路線を継承しつつ、適度なエレクトロニカも取り入れ、彼女の音楽としては新鮮な音になっている。
イスラエルはエルサレムを拠点に活動するピアニスト/シンガーソングライター、スタヴ・ゴールドベルグ(Stav Goldberg, ヘブライ語:סתיו גולדברג)のデビュー作『Songs』には、新世代のSSWらしい豊かな叙情性と、ジャジーな作編曲/演奏で一聴して只者ではないという印象を植えつけられた。
ブラジルのギタリスト/SSWのバジ・アサド(Badi Assad)の新譜『Around the World』は、そのタイトルが示す通り世界中の音楽に挑戦した意欲的な作品。全編ギターと歌だけという非常にシンプルなものだが、変化に富んだ流石の表現力で虜になってしまう作品だ。
ブラジルのSSWチガナ・サンタナ(Tiganá Santana)、スウェーデンのパーカッション奏者セバスチャン・ノチーニ(Sebastian Notini)、そしてベーシストのルドソン・ガルター(Ldson Galter)がミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)の1973年のアルバム『Milagre dos Peixes』の収録曲を新解釈したアルバム『Milagres』をリリースした。
2019年のブルーノート東京公演を収録したライヴ盤『MA. Live In Tokyo』を今年5月にリリースしたばかりのスペインの歌姫、シルヴィア・ペレス・クルスから、早くもスタジオ盤の新作が届いた。実験的な要素も交えつつも、全体的な雰囲気はカタルーニャの伝統音楽に則った落ち着いたサウンド。そしてシルヴィアの圧倒的な歌唱の存在感がやはり際立つ。
ブラジル・ミナスジェライス州のシンガー・ソングライター、ムンジン・ホーシャ(Mundin Rocha)の齢60にして初となるソロアルバム『Interstício』が各デジタル配信プラットフォームでリリースされた。
ブラジル・ミナスから新たな傑作が届いた。SSW、マルコス・ルファート(Marcos Ruffato)が同郷の数多くの才能を集め制作したこのデビュー作『Vata』は、間違いなく現代ミナス音楽を代表する一枚になるだろう。