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トランペット

  • 2022-11-27
  • 2022-11-27

ここはアフリカそれとも北欧?コラとトランペットが奏でる限りなく透明で美しい幽玄の音楽

西アフリカ・ガンビアのグリオの家系を継ぐコラ奏者ダウダ・ジョバルテ(Dawda Jobarteh)の最新作『Do You Know a Place Called Flekkeroy?』は、ノルウェーのトランペット奏者グンナー・ハレ(Gunnar Halle)を大々的にフィーチュアした北欧とアフリカそれぞれの叙情性が見事にマッチした稀有な作品だ。

  • 2022-11-06
  • 2022-11-06

分断される世界を繋ぐ微分音トランペット。鬼才イブラヒム・マーロフ、ヒップホップに傾倒した新譜

レバノンにルーツを持つフランスのトランペッター、イブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf)の新譜『Capacity to Love』は、出自による差別や考え方の違いによる分断が顕在化する社会において、包容力や愛、アイデンティティを持つことの大切さと誇りを説くメッセージ性の強い作品となった。

  • 2022-10-28
  • 2022-11-03

ジャズ・ハーモニカ新世代の旗手アリエル・バルト、トランペットを加えたセクステット新作

イスラエルの新星ジャズ・ハーモニカ奏者、アリエル・バルト(Ariel Bart)が2021年のデビュー作『In Between』に続き、早くも第2作目となる『Documentaries』をリリースした。アリエル・バルトの繊細な表現力は前作にも増して磨かれ、中東の叙情詩を感じさせる彼女の魅力的なオリジナル曲が次々と展開される。

  • 2022-10-08
  • 2022-10-08

秋晴れのように爽快。トランペットとピアノの兄弟デュオ、ジュリアン&ローマン・ヴァッサーフール新譜

ドイツの兄弟デュオ、ジュリアン&ローマン・ヴァッサーフール(Julian & Roman Wasserfuhr) が4年ぶりの新譜『Mosaic』をリリースした。今作では12人のミュージシャンをゲストに迎え、ロマンティックでポジティヴな音楽を創出。秋晴れのように爽やかな気分にさせてくれる素敵なジャズに仕上がっている。

  • 2022-09-12
  • 2022-09-11

魔術的リアリズムへの讃歌。イタリアとラテンアメリカを繋ぐ魔法のような作品『タンゴ・マコンド』

「マコンド」という街の名を聞いて、えも言われぬ憧憬と寂寥を胸のうちに感じる人は多いだろう。ラテン文学の名作『百年の孤独』(ガブリエル・ガルシア=マルケス)で描かれたブエンディア家を中心とした7世代にわたる100年間の盛衰の物語は現実の世界にも大きな影響をもたらしたし、魔術的なラテンアメリカの伝承や、抗争の歴史の末に無秩序なパワーバランスがどういう訳か一定の秩序を築き上げる様は多くの人に深い関心を抱かせたはずだ──人間の営みとは、こうも愚かで愛おしいものなのか、と。

  • 2022-07-02
  • 2022-07-02

どこまでも深い夜に寄り添う音楽。ベルリンの鬼才スタディニツキー新譜『Nocturnal』

ベルリンを拠点に活動するピアニスト/トランペッター/作曲家のStudnitzky | KY ことセバスチャン・スタディニツキー(Sebastian Studnitzky)の新譜 『Nocturnal』は、数曲でパーカッション奏者を迎えていることを除き、全てのパートを彼一人で作り上げた内省的なジャズ/現代音楽作品だ。

  • 2022-06-23
  • 2022-06-19

仏トランペット奏者アントワーヌ・ベルジュー、浮遊感のある音空間が心地よいアヴァン・ジャズ

フランスの気鋭トランペッター、アントワーヌ・ベルジュー(Antoine Berjeaut)が自身の新譜『Chromesthesia』をリリースした。各プレイヤーもアンサンブルも複雑なことをやっていながら、アルバム全体の温度感は低め。有機的なリズムなのに、どこか無機質的な印象も受ける。この不思議な感覚もフランスの前衛ジャズらしい。

  • 2022-02-26
  • 2022-03-31

ウクライナ気鋭トランペッター、“終わり”に始まり“最終戦争”で終わる苦悶のジャズ・アルバム

ウクライナのトランペット奏者/作曲家、デニス・アドゥ(Dennis Adu)の新譜『Sunlight Above the Sky』(2021年)。近年優れたジャズ・アーティストの台頭著しいウクライナ勢の中でも最も注目すべき音楽家である彼の、2017年のデビュー作『Influences』に続く2作目だ。

  • 2021-12-19
  • 2021-12-18

伝統の継承と実験精神が同居。Bottle Treeのベン・ラマー・ゲイ新譜

員で、シカゴのジャズシーンでも突出した存在感を示すコルネット奏者/シンガー/作曲家ベン・ラマー・ゲイ(Ben LaMar Gay)のソロ第二作目となる新譜『Open Arms to Open Us』は、世界中の音楽ファンに彼のその強烈に個性的な音楽を知らしめるための強力な武器となるだろう。

  • 2021-11-21
  • 2021-11-19

若きトランペッター/歌手アンドレア・モティス、新譜はWDRビッグバンドとの迫力ある共演

スペインの少年少女ジャズ楽団、サン・アンドレウ・ジャズバンド出身の人気トランペット奏者/シンガーのアンドレア・モティス(Andrea Motis)が、欧州を代表するビッグバンド、WDR Big Bandと共演した新作『Colors & Shadows』。聴いていて明るく楽しく幸せな気分になれる音楽。

  • 2021-11-20
  • 2021-12-10

イブラヒム・マーロフが思い出の教会で静かに奏でる、かつて子供だった大人のためのクリスマス曲集

イブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf)初のクリスマス曲集『First Noel』。今作にはクリスマスのスタンダード曲など計28曲が収録されており、柔らかな音色のトランペットや8人のクワイアなどで厳かに演奏される。多くの人にとって子供時代の特別な記憶であるクリスマスの日の気持ちがあたたかく蘇る素晴らしいアルバムだ。