注目の若手ギタリスト、マク・グルジッチが挑むバルカン半島の音楽

Mak Grgic - Balkanisms

注目の若手ギタリスト、マク・グルジッチが挑むバルカン半島の音楽

スロベニアのクラシック・ギタリスト、マク・グルジッチ(Mak Grgic)がバルカン半島の作曲家の作品に挑んだ作品『Balkanisms: Guitar Music from the Balkans』
ここにはバルカンの5人の作曲家のユニークな作品が収録されており、そのうちいくつかは世界初録音となっている。

セルビアのミロスラフ・タディッチ(Miroslav Tadic, 1959 – )、同じくセルビアのデュージャン・ボグダノヴィチ(Dušan Bogdanović, 1955 – )、クロアチアのボリス・パパンドプロ(Boris Papandopulo, 1906 – 1991)、ボスニア・ヘルツェゴビナのヴォイスラヴ・イヴァノヴィチ(Vojislav Ivanovic)、
そしてセルビア出身でマク・グルジッチと同世代のラザル・オストイッチ(Lazar Ostojić, 1987 – )の曲も1曲。いずれも中東の音楽に影響を受けた複雑なリズムと刺激的な旋律を持つ、バルカン半島の伝統に根ざした個性的な楽曲ばかりだ。
これらの楽曲をマク・グルジッチはジャズやフラメンコの近代的な手法も取り入れ、情感豊かにギターで歌い上げる。

(8)「Macedonian Girl」のMV。

マク・グルジッチは1987年スロベニア生まれ。
文武両道を地で行くような少年で、11歳で空手の世界チャンピオンにもなっている。
14歳で指を負傷してからはギターに専念。ウィーンの音楽大学で学位を取得、その後米国南カリフォルニア大学で芸術課程を卒業した最初のギタリストとなった。

今、彼は世界中をツアーする若く最も注目されるギタリストだ──少なくとも感染症によって自由な往来を制限されてしまった2020年以前は。
好奇心と正義感に溢れ、プロのギタリストとしてだけでなく人々のためにできることをやろうとするマク・グルジッチはロサンゼルスの点字研究所と協力したり、ボスニア・ヘルツェゴビナの孤児院のために資金を調達したりと社会的な活動も積極的に行っている。
コロナ禍の中で世界中のフラメンコギターやクラシックギターの第一人者たちが多数参加したプロジェクト「Virtual Guitar Orchestra」をフラメンコ・ギタリストのアダム・デル・モンテ(Adam Del Monte)とともに企画し、12月5日にはその映像が公開された。

フラメンコギタリストのアダム・デル・モンテ(Adam Del Monte)と共に、クラシック/フラメンコの世界中のトップギタリストによるバーチャル・ギター・オーケストラも企画。
日本からは鈴木大介、朴葵姫(パク・キュヒ)も参加している。

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