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Brasil

ブラジル音楽

  • 2021-09-13
  • 2021-09-14

理不尽に命を奪われた女性ギタリストの遺志を受け継ぐ、タイス・ナシメントのソロ作

ブラジルの女性ギタリスト、タイス・ナシメント(Thais Nascimento)の2021年作『Expressivas』は女性作曲家が書いたギター曲を表現力豊かに演奏したソロギター作品である。そしてこのアルバムは、元ボーイフレンドによって惨殺されてしまったマトグロッソ・ド・スルの才能溢れる女性ギタリスト、マヤラ・アマラウ(Mayara Amaral)に捧げられている。

  • 2021-09-08
  • 2021-09-08

ブラジル随一のコーラスグループ、オルヂナリウスが歌うボサノヴァ名曲集

ブラジルのコーラスグループ、オルヂナリウス(Ordinarius)がボサノヴァの名曲を美しい6声のコーラスでアレンジした2021年新譜『Bossa 20』。これまでもブラジル国内外の名曲カヴァーで男女混成コーラスの魅力を見せてきた彼らだが、これまでのアルバムの中でもっとも聴きやすい選曲となっている。

  • 2021-08-31
  • 2021-08-31

ブラジル発レゲエバンド Natiruts、25周年を記念する豪華ゲスト参加の傑作

活動25周年を迎えたブラジルのレゲエバンド、ナチルッツ(Natiruts)の新譜 『Good Vibration』。Iza、カルリーニョス・ブラウン、Melimといったブラジル国内の人気ミュージシャンのみならず、ボブ・マーリーの息子ジギー・マーリーやバルセロナのカリスマ的存在マカコなど豪華なゲストが目白押しの話題作だ。

  • 2021-08-26
  • 2021-08-26

MPBの歴史に燦然と輝く名盤、Djavan『Luz』

ブラジル・ポピュラー音楽(MPB)の歴史に燦々と輝く大傑作、ジャヴァン(Djavan)の『Luz』(1982年)。スティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加した(1)「Samurai」、ヒューバート・ロウズのフルートが舞い踊る(2)「Luz」でリスナーをいきなり惹き込み、その後に続く(3)「Nobreza」や(5)「Sina」、(8)「Açaí」などのバラードも絶品という、まさしく名盤中の名盤である。

  • 2021-08-20
  • 2021-08-20

仏ベテラン・ギタリストによるブラジリアン・クラシックギター曲集

フランス・パリを拠点に活動するクラシックギター奏者、パスカル・ブルネ(Pascal Bournet)によるブラジル・ギター曲集『Violão Do Brasil』(2021年)。ブラジルを代表する作曲家たちの代表的な楽曲をジャンルに捉われず選曲。独自のアレンジも交えながら爪弾かれるガットギターは、丁寧になりすぎず直感的で動物的な揺らぎを残しておりとても心が安らぐ。

  • 2021-08-19
  • 2021-08-19

ミナスのマルチ奏者アベル・ボルジェス、20年のキャリアから生まれた個性的“デビュー作”

ブラジルの作曲家/パーカッショニスト/ギタリストのアベル・ボルジェス(Abel Borges)が、自身の音楽家としての20年に及ぶキャリアの集大成として発表したデビューアルバム『Alafiá』をリリースした。演奏にはギタリストのルーカス・テレス、フルートのアレシャンドリ・アンドレスといったミナスの優れたミュージシャンが参加。

  • 2021-08-18
  • 2021-08-18

ブラジルとポルトガルを繋ぐピアノと声+αの美しく文化的な大傑作

ブラジルのピアニスト/作曲家ルイス・フェリピ・ガマ(Luis Felipe Gama)と歌手アナ・ルイーザ(Ana Luiza)のデュオと、ポルトガルの詩人ティアゴ・トーレス・ダ・シルヴァ(Tiago Torres da Silva)の共同名義の『Contrabando』は、両国の豊かな文化が混合した、この上なく美しい15の室内楽的ヴォーカル・ジャズを堪能できる傑作だ。

  • 2021-08-17
  • 2021-08-19

エドゥアルド・ネヴィス、多彩なゲストを迎えた奇想のブラジリアン・ジャズ

ブラジルのサックス&フルート奏者エドゥアルド・ネヴィス(Eduardo Neves)の2020年作『Olayá』。近年は息子のアントニオ・ネヴィス(Antônio Neves)が現代ジャズ界隈で大きく注目されているが、1968年生まれのこの父もまだまだ負けず、ブラジル音楽の伝統を誇りに持ちつつ、やはり相当に斬新でクールな音楽を聴かせてくれた。

  • 2021-08-01
  • 2021-08-01

新しいルゾフォニアを探求する美しい四重奏でジスモンチの名曲を。

フルート、バスクラリネット、ギター、ピアノという編成で奏でられる美しく創造的なエグベルト・ジスモンチ曲集『Rhizomes』。演奏しているのはAntoinette Trioと、かつてフランスを代表するビッグバンドでディレクターを務めたピアニスト/作編曲家のDenis Badaultの4人。ジスモンチの名曲にフランスらしい創造的なエスプリを濃厚に詰め込んだアレンジと演奏が素晴らしい。

  • 2021-07-25
  • 2021-07-25

エルメートの愛弟子アンドレ・マルケス、ソロピアノで魅せる至極のフォホー

パスコアールのバンドで活躍するピアニスト、アンドレ・マルケス(André Marques)のソロピアノ作『Forró de Piano』は、その名の通り本来アコーディオン(サンフォーナ)やトライアングル、ザブンバなどで演奏されるブラジルの伝統音楽フォホー(Forró)をピアノ一台のみという珍しいフォーマットで表現したアルバムだ。

  • 2021-07-21
  • 2021-07-21

「父の存在をすぐそこに感じた」フィリップ・バーデン・パウエルが語る『Baden Inédito』

ブラジルのカルテット、ルーデレ(Ludere)が2020年にリリースした『Baden Inédito』は、2000年に他界したブラジルの伝説的ギタリスト、バーデン・パウエルが書き残した未発表曲を集めたアルバムだ。今作への想いを、Ludereのメンバーであるフィリップが、偉大な音楽家の遺作を甦らせる冒険的な試みに至った背景や制作秘話、父バーデンへの思いなどをたっぷりと語ってくれた。

  • 2021-07-10
  • 2021-07-10

ジョヴァンニ・イアシとルイーザ・ラセルダ、声とギターの詩情豊かな極上デュオ

シンガーソングライターで卓越したギタリストでもあるジョヴァンニ・イアシ(Giovanni Iasi) と、同様にギターと歌をこなすルイーザ・ラセルダ(Luisa Lacerda)の素晴らしいデュオ作品『Nó』。この2人と、曲によってはゲストを加えた最大3人で綴られる音楽は数多のブラジル音楽の名盤の例に漏れずシンプルだがとてつもなく奥深い。

  • 2021-07-09
  • 2021-07-08

またもミナス新旧音楽家が集結!ロブソン・サントス新作EP『Luz Lunar』

前作『Pleiópolis』(2020年)が好評を博したブラジル・ミナスのベテランSSW、ロブソン・サントス(Robson Santos)の新作EP『Luz Lunar』がリリースされた。今作もトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)やディアンジェロ・シルヴァ(Deangelo Silva)といったミナスの新旧の人気ミュージシャンが参加し、洗練されたミナスジャズを楽しめる良作に仕上がっている。