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2020

  • 2020-12-12
  • 2020-12-19

イスラエルジャズ新星ニツァン・トリオ、中東エッセンス満載のデビュー作『Seeking the Color』

充実するイスラエルジャズ・シーンから、新星ピアノトリオ、ニツァン・トリオ(Nizan Trio)のデビュー作『Seeking the Color』が登場した。西洋音楽とイスラエルの伝統音楽の要素が五分ずつ含まれ、さらに叙情から激情の間を感性の赴くままに行き来する展開が素晴らしく、デビュー作ながら既に“イスラエルジャズ”における近年の最重要作の一枚となりそうなアルバムだ。

  • 2020-12-10
  • 2020-12-08

ミナスの若きピアニスト、ディアンジェロ・シルヴァ、“ミナス新世代”最強カルテットの傑作『Hangout』

ブラジル・ミナス出身のピアニスト/作曲家、ディアンジェロ・シルヴァ(Deangelo Silva)の注目の新譜『Hangout』。カルテットのメンバーはピアノ/キーボードのディアンジェロ・シルヴァほか、ギターにフェリピ・ヴィラス・ボアス、ベースにフレデリコ・エリオドロ、ドラムスにアントニオ・ロウレイロという、おそらく考え得る“ミナス新世代”界隈の最強布陣で、否応なく期待値が高まる。

  • 2020-12-08
  • 2020-12-07

パレスチナのジャズピアニスト/SSW、現代社会に鋭く切り込んだ歌モノ新譜

“パレスチナ初のジャズピアニスト”といわれるファラジュ・スレイマン(Faraj Suleiman)の新譜がリリースされた。タイトルは『Better Than Berlin』。“ベルリンよりはマシ”という何とも意味深な標題の今作は、全曲にイスラエル・ハイファ生まれのパレスチナ人作家/詩人/政治学者マジュド・カヤル(Majd Kayyal, 1990年生まれ)の詞をファラジ・スレイマン自身が歌う内容となっている。

  • 2020-12-07
  • 2020-12-06

神童ジョーイ・アレクサンダー、オリジナル曲を中心にした新譜『Warna』

わずか11歳でデビュー、ハービー・ハンコックやウィントン・マルサリスらに絶賛され“神童”と呼ばれたインドネシアのジャズピアニスト、ジョーイ・アレクサンダー(Joey Alexander)。インドネシア語で「色を意味する」彼の最新作『Warna』(2020年)は全12曲中10曲がオリジナルで、演奏旅行先での様々な体験にインスパイアされて書き下ろされた楽曲が収録されている。

  • 2020-12-06
  • 2020-12-06

戦乱のウクライナから米国に渡った6弦ベーシスト、ハン・ベイリの音楽が凄い

ウクライナ出身のベーシスト/作曲家ハン・ベイリ(Han Beyli)は、現代的なジャズと、自身のルーツであるアゼルバイジャンの伝統音楽・ムガームを融合した音楽性が斬新だ。現在ニューヨークを拠点に活動しており、バンドはバークリー音楽大学の国際色豊かなミュージシャンで構成されている。

  • 2020-12-05
  • 2020-12-05

ラテン・グラミー賞受賞!アントニオ・レイ、フラメンコギター王道を行く傑作

第21回ラテン・グラミー賞「ベスト・フラメンコ・アルバム」受賞!スペインのギタリスト/作曲家、アントニオ・レイ(Antonio Rey)の2020年作『Flamenco Sin Fronteras』。5枚目のフルアルバムとなる今作はコンテンポラリー・フラメンコの王道的な作品で、オリジナルの全9曲で見事なギター・テクニックと音楽性に魅了される。

  • 2020-11-30
  • 2020-11-30

サンパウロ発、現代ブラジリアン・ジャズの最前線。ルーイッジ・ウーレイ

ブラジル・サンパウロ出身のピアニスト/作曲家、ルーイッジ・ウーレイ(Louise Woolley)の3rdアルバムとなる新譜『Rascunhos』。ジャンルはジャズに分類されるが、クラシック音楽やブラジルの先人音楽家たちが築いてきた豊かな音楽文化を継承する作品で、非常にクオリティが高い。

  • 2020-11-29
  • 2020-11-29

叙情派ピアノトリオ、アルボラン・トリオ 地中海の情感豊かな新譜『Islands』

イタリアの人気ピアノトリオ、アルボラン・トリオ(Alboran Trio)の2020年新譜のタイトルは『Islands』。もともとスペイン・アンダルシア地方と北アフリカ・モロッコの中間地点に位置する地中海の無人島、アルボラン島に由来する名前を持つトリオの原点回帰のような印象を受けるタイトルだ。

  • 2020-11-28
  • 2020-11-28

マシュー・ハルソール、自然への畏怖を表明する新譜『Salute to the Sun』

トランペット奏者/作曲家/プロデューサーのマシュー・ハルソール(Matthew Halsall)が新譜『Salute to the Sun』をリリースした。アルバムはマンチェスターの注目すべき若手を多数フィーチュアした7人編成で、特徴的な音型の繰り返しや、ハープやカリンバといったジャズでは珍しい楽器による表現がスピリチュアルな印象を増幅させる。

  • 2020-11-27
  • 2020-11-25

古典〜ジャズをつなぐ、北欧音楽の真骨頂。ジャンヌ・マルク、時を超える賛美歌

デンマーク出身のヴォーカリスト/作曲家のジャンヌ・マルク(Janne Mark)のACTレーベルからの新譜『Kontinent』。前作『Pilgrim』(2018年)同様にノルウェーの人気トランペッター、アルヴェ・ヘンリクセン(Arve Henriksen)がプロデュースし、演奏でも全面的に参加している北欧ジャズの要注目作品だ。

  • 2020-11-26
  • 2020-11-26

ブラジリアン・フュージョンの新たな傑作!MPBの名曲を再解釈するSonorado

一聴して、ブラジルの伝説的フュージョン・バンド、Azymuthが思い浮かんだ。シコ・サイエンスのバンド、ナサォン・ズンビのドラマー/作曲家/プロデューサーのプピロ(Pupillo)率いるバンド、ソノラド(Sonorado)のデビュー作『Sonorado Apresenta: Novelas』はブラジリアン・フュージョンの新たな傑作だ。

  • 2020-11-25
  • 2020-11-23

ドイツ×南アフリカのネオソウル、Seba Kaapstad 新譜

南アフリカ、エスワティニ(旧国名:スワジランド)、そしてドイツ出身のメンバーからなるネオソウル・ユニット、セバ・カープスタッド(Seba Kaapstad)の3rdとなる新譜『Konke』は、ネオソウル、ヒップホップ、ジャズがハイレベルに融合した注目の1枚だ。

  • 2020-11-24
  • 2020-11-23

才媛ジョージア・アン・マルドロウ、たったひとりのジャズバンド“Jyonti”新譜

米国の作曲家/マルチ奏者/シンガーのジョージア・アン・マルドロウ(Georgia Anne Muldrow)のプロジェクト、Jyontiによる新譜『Mama, You Can Bet!』。バンドサウンドのようだが、完全に彼女たったひとりの驚くべき“ジャズバンド”である。ジョージア・アン・マルドロウは5曲目でのサックス以外の全ての楽器、声をひとりで演奏し、特異な才能を見せつける。