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Music

  • 2025-01-05
  • 2024-12-30

イタリアのギター四重奏団、ギタリアン・カルテットが描き出す詩情豊かな中南米音楽集

イタリアを代表するクラシックギター四重奏団、ギタリアン・カルテット(Guitalian Quartet)が、中南米の音楽をテーマにした新作『Latin Landscapes』をリリース。エルネスト・ナザレー、ピシンギーニャ、アルトゥロ・マルケスといった作曲家たちの代表曲を、独創的なアレンジで演奏しており、中南米音楽やクラシック・ギターのファンにはぜひ聴いてもらいたい作品となっている。

  • 2025-01-04
  • 2025-01-04

トーゴ発の衝撃的アフロ・サイケ傑作!アラガア・ビートがアフリカ音楽の新時代を開拓する

トーゴ出身で米国ワシントンD.C.に20年間住み、現在はトーゴの首都ロメとワシントンD.C.を行き来するシンガーソングライター/ギタリストのドゴ・デュ・トーゴ(Dogo Du Togo)が率いるバンド、アラガア・ビート・バンド(The Alagaa Beat Band)のデビュー・アルバム『Avoudé』。彼が“アラガア・ビート”と呼ぶサウンドは、トーゴの伝統的なリズムや旋律にロックやファンクの要素が絡み、エネルギーに溢れる独特の創造的な音楽を作り上げている。

  • 2025-01-03
  • 2025-01-02

アルゼンチン・ジャズの女傑ノラ・サルモリア、その創造性の真髄を見るピアノ弾き語り作

アルゼンチンのピアニスト/歌手/作曲家、ノラ・サルモリア(Nora Sarmoria)が自身のピアノ弾き語りを中心としたアルバム『Amniótica』をリリースした。アルゼンチン・ジャズ、あるいはネオ・フォルクローレの粋の結晶のような極上のアルバムで、ノラ・サルモリアの傑出した才能にあらためて感服させられる。

  • 2025-01-02
  • 2025-01-02

フランスのフルート奏者リュディヴィーヌ・イッサンブール、名手たちを迎えたファンク・パーティ

フランスの気鋭フルート奏者、リュディヴィーヌ・イッサンブール(Ludivine Issambourg)が贈る熱いジャズ・ファンク新譜、『Above The Laws』。アルバムのタイトルには史上最高のジャズ・フルート奏者ヒューバート・ロウズへの最大限のリスペクトが込められている。バンドにはエリック・レニーニ、ニルス・ラングレン、シャソールといったヨーロッパを代表する錚々たる面子が名を連ね、一大ファンク・パーティーの様相を呈している。

  • 2024-12-31
  • 2025-01-09

Música Terra が選ぶ 2024年ベストアルバムTOP10【lessthanpanda編】

私がこの1年間でもっとも感銘を受けた音楽作品を10枚、選びました。このリストは広く安心や共感を呼ぶものではないかも知れませんが、間違いなく刺激的で、好奇心をくすぐる世界の音楽への扉を開くものとなっているはずです。

  • 2024-12-30
  • 2024-12-23

NYのインド系ヴァイオリン奏者アルン・ラママーシーが表現する、悠久のカルナティック・ジャズ

ヴァイオリン奏者/作曲家のアルン・ラママーシー(Arun Ramamurthy)は米国生まれだが、南インドのベンガルール生まれの祖母アージによってカルナティック音楽を学び、その経験からジャズとカルナティック音楽を自然に融合させた独自の道を探求している。彼の新作『New Moon』は同じくインド系のドラマー/タブラ奏者のサミール・グプタと、世界中のトップ・ミュージシャンと共演歴のあるベーシストのデイモン・バンクスとのトリオ作で、独創的なカルナティック・ジャズが悠久の歴史の新たな交叉点を感じさせる内容となっている。

  • 2024-12-29
  • 2024-12-22

サンバ・ヒップホップの先駆者マルセロD2、“新しいトラディショナル・サンバ”を謳う新作

全編生バンドでのブラジリアン・ヒップホップ作『Direct-to-Disc』を2024年11月にリリースしたばかりのサンバ・ヒップホップの先駆者、マルセロ・デードイス(Marcelo D2)が、早くも新しいプロジェクトからの新譜『Manual Prático Do Novo Samba Tradicional, Vol. 1: DONA PAULETE』をリリースした。“新しい伝統サンバの実践マニュアル”という意味を持つ今回のプロジェクトでは、2025年のカルナヴァルまでに4枚のアルバムをリリースする予定。

  • 2024-12-28
  • 2024-12-21

Música Terra が選ぶ 2024年ベストアルバムTOP10【DJ mitsu編】

Love1Música Terra(ムジカテーハ)ライターDJ mitsuが選ぶ2024年のベストアルバム。基本、当サイトで紹介してきたもの中心ではありますが、取り上げきれなかった作品もここではPick Up。今年はあれこれ聴き漁るというよりは気に入 […]

  • 2024-12-27
  • 2024-12-29

ジャズ、カリビアン、ソウルなど多彩な”遺産”を音楽の軸とするフランスの素晴らしいバンド、Yusan

韓国語で“遺産”(유산)の意味を持つフランスのバンド、ユサン(Yusan)の2024年新譜『Ba Yo』が素晴らしい。現代ジャズ、ネオソウル、アフロ・カリビアン、ゴスペルなど様々な要素が溶け込んだ技巧的かつ斬新な音楽性で、今作ではさまざまなリズム、声を組み合わせた万華鏡のような音楽観で強いインパクトを与える。

  • 2024-12-26
  • 2024-12-25

カナダを代表するピアニスト、リニー・ロスネスは新作でブラジル音楽への深い愛情を結実させた

カナダを代表する女性ジャズ・ピアニストのリニー・ロスネス(Renee Rosnes)の2024年の新作『Crossing Paths』は、彼女のブラジル音楽への強い愛が存分に注がれた一枚だ。エグベルト・ジスモンチ(Egberto Gismonti)やエドゥ・ロボ(Edu Lobo)、アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)、ジョイス・モレーノ(Joyce Moreno)といったブラジルの偉大な芸術家たちの作品を9曲選び、曲によってはゲスト・ヴォーカリストとして作家自身(!)を迎え、本格的なブラジリアン・ジャズを披露している。

  • 2024-12-24
  • 2024-12-24

グアテマラ出身の前衛チェリスト、マベ・フラッティ最新作『Sentir Que No Sabes』

グアテマラ出身でメキシコシティを拠点に活動するチェロ奏者/歌手/作曲家のマベ・フラッティ(Mabe Fratti)の4枚目となるアルバム『Sentir Que No Sabes』。チェロとヴォーカルをサウンドの軸に据えた実験的な作風で現代エクスペリメンタル・ジャズの旗手に名乗りをあげた彼女の最新作は、これまで以上にロックやポップスの輪郭を浮かび上がらせつつも、アヴァンギャルドな音響空間に留まった魅力的な作品だ。

  • 2024-12-22
  • 2024-12-22

『ラピュタ』からの引用も!カーボベルデと英国の物語を歌うカルメン・ソウザ新作『Port’Inglês』

カーボベルデにルーツを持ち、ポルトガルで生まれ現在はロンドンを拠点に活動するディーヴァ、カルメン・ソウザ(Carmen Souza)は11枚目のアルバムとなる新譜『Port’Inglês』(イギリスの港)で、イギリスとカーボベルデの繋がりに焦点をあて、8つの物語を歌っている。

  • 2024-12-21
  • 2024-12-19

ピアノとクラリネットの至高のアート・ジャズ。Pierre-François Blanchard 新譜『#puzzled』

フランスのピアニスト/作曲家、ピエール=フランソワ・ブランシャール(Pierre-François Blanchard)の新作『#puzzled』。クラリネット奏者のトーマス・サヴィ(Thomas Savy)とともに、水鏡に映した自分自身との果てない対話のような哲学的な時間が流れる、とても美しい作品だ。