CATEGORY

Dance

ダンスミュージック

  • 2026-04-24
  • 2026-04-14

-M- と西アフリカ音楽文化 愛と調和の集大成『Lamomali Je t’aime』

ラモマリ(Lamomali)は、フランスを代表するシンガーソングライター、「-M-」ことマチュー・シェディッドが、マリの巨匠コラ奏者であるトゥマニ・ジャバテとその息子バラ・ジャバテ、そして歌手のファトゥマタ・ジャワラと共に結成したユニットで、彼の西アフリカ、とりわけマリ共和国の音楽文化への愛情の結晶だ。2025年末にリリースされた2枚組アルバム『Lamomali Je t'aime』はその集大成で、西アフリカの伝統的な音楽と西洋音楽が高度に融合した音楽性、そして何よりも文化を超えた人々の繋がりを感じさせる素晴らしい作品だ。

  • 2026-04-11
  • 2026-04-11

新たな“同志”を得て原点回帰した Soviet Suprem、ダンスフロアから起こす革命

「冷戦でソ連が勝った世界線」を夢想するフランスのデュオ・ユニット、ソヴィエ・シュプレム(Soviet Suprem)の4thアルバム『Rouge』がリリースされた。前作『Made in China』は現代の社会主義大国・中国を中心にアジアをテーマとしたが、今作では原点であるソヴィエト的世界観に立ち返り、鮮烈なルージュ=赤(もちろんそれは共産主義の象徴的な色だ)をジャケットに掲げ、ブラックユーモアで社会を皮肉る。

  • 2025-12-18
  • 2025-12-18

百年の時を超えるレトロモダンな王道エレクトロ・スウィング。Tape Five新作『Fizzy Far Niente』

ドイツ出身の作曲家/音楽プロデューサー、マーティン・スタートハウゼン(Martin Strathausen)を中心とするプロジェクト、テイプ・ファイヴ(Tape Five) の2025年新譜『Fizzy Far Niente』。まさにエレクトロ・スウィングの王道を行く、100年の時を超えるレトロモダンなサウンドは今もなお、かっこいい。

  • 2025-10-28
  • 2025-10-28

国境なき至極のダンス・グルーヴ。Sunbörn & Clap! Clap!『Earth Is Begging』

デンマークのインストゥルメンタル・セクステットであるサンボーン(Sunbörn)と、イタリアのDJ/プロデューサーClap! Clap!(本名:Cristiano Crisci)がタッグを組み、「グローバルカルチャーとソニック・フュージョンの鮮やかな祝典」を体現する作品『Earth Is Begging』。サンバもアフロビートもファンクもジャズも飲み込み、強烈なダンス・ミュージックを展開する良盤だ。

  • 2025-06-11
  • 2025-06-13

EDM新時代を象徴する多才なデュオ、Sofi Tukker の新境地!新譜は全編、超良質なブラジル音楽

ニューヨークを拠点とする男女デュオ、ソフィ・タッカー(Sofi Tukker)が、2024年の前作『BREAD』の“ジャズ風の別人格”と呼ぶ新譜『butter』をリリースした。今作は『BREAD』収録曲の再構築が中心となっており、彼らのアイデンティティであるEDM1から一歩離れ、ブラジル音楽への深いリスペクトを根底に持つオーガニックなサウンドが特長で、ブラジルからは人気SSWのシウヴァ(Silva)やセウ・ジョルジ(Seu Jorge)、リニケル(Liniker)といったゲストを迎え、彼らの新境地を見せている。

  • 2024-03-03
  • 2025-11-06

より深みを増すCaravan Palace、5年ぶり新譜で提示するエレクトロスウィングの新機軸

2000年代以降、“エレクトロスウィング”のムーヴメントを牽引してきたフランスのバンド、キャラヴァン・パレス(Caravan Palace)待望の新譜だ。2019年の前作『Chronologic』から5年の時を経てリリースされた『Gangbusters Melody Club』は、所謂王道のエレクトロスウィングと、前作で提示して見せたそれに留まらない彼らの新機軸が融合。丁寧に作り込まれたサウンドで新旧のファンに訴求する仕上がりとなっている。

  • 2023-05-17
  • 2023-05-16

踊れるフランス発アフロ・グルーヴ!Ireke デビュー作『Tropikadelic』

アフロビートやダブ、ファンクなどの影響を受けたフランス発の二人組ユニット、イレケ(Ireke)のデビュー作『Tropikadelic』。ユニット名はヨルバ語でサトウキビ。その名の通り熱帯の気候を思わせるサウンドで、シンプルでダンサブルなリズムとハイライフ風のギターやブラス・セクションが最高に心地良く、聴けば自然に歓喜へと誘われる。夏のドライブのBGMにはうってつけのアルバムではないだろうか。

  • 2023-02-18
  • 2024-01-04

トロピカルハウスの貴公子・Kygoが放つ最新作『Thrill of the Chase』に見るダンスミュージックの現在地。

レイドバックしたシンセサイザーがゆったりとバックに流れる別名「癒し系EDM」であるトロピカルハウスは、オーストラリア出身のアーティスト、トーマス・ジャック(Thomas Jack)が生みの親と言われており、まさに南国感溢れるサウンドを特徴としたハウスの総称である。今回発表された最新作『Thrill of the Chase』は今までの作品通り、個性豊かなボーカリストを迎えたアルバムであるが、これまでの作品に比べ、より肩の力の抜けたアルバムとなっている。

  • 2022-10-22
  • 2022-11-23

デビューから22年。大人になったCDが描くUKダンスミュージックの未来。

R&Bの00年代回帰が止まらない。前回記事でも取り上げたジョン・レジェンド(John Legend)に続き、UK発「King of 2STEP」ことクレイグ・デイヴィッド(Craig David)の新作が発表されたからだ。デビューから22年、そして2022年に発表という事で題された本作は、デビュー当時の洗練されたダンスミュージックがR&Bのフォーマットで見事に昇華された渾身の一枚と言っていい。

  • 2022-06-06
  • 2022-06-06

これぞ王道!シチリア島発エレクトロスウィング、Swingrowers が放つ新譜『Hybrid』

作曲とヴォーカルを担うロレダナ・グリマウド(Loredana Grimaudo)とDJ&プロデューサーのロベルト・コスタ(Roberto Costa)率いるイタリア・シチリア島発のスウィングロワーズ(Swingrowers)の2021年末リリースの新譜『Hybrid』は、1920年代のスウィングジャズと近年のEDMの融合であるエレクトロ・スウィングのシーンの中でもとりわけクオリティの高い作品だ。

  • 2022-05-18
  • 2022-05-16

延々とグルーヴに身を任せていたい…。南イタリア発ディスコファンクNu Genea、4年ぶり新譜

イタリア・ナポリのディスコファンクユニット、ニュー・ジェネア(Nu Genea)の4年ぶり新譜『Bar Mediterraneo』。シンセやベース、ギターのカッティングが効いたディスコ・ファンクを基幹に、南イタリアやアフリカ、中東、南ヨーロッパのさまざまな民族音楽が組み合わさり誕生したサウンドは懐かしさもあり、何よりも心を躍らせる。