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ポップス

  • 2024-05-04
  • 2024-05-04

世界が注目する新鋭女性ジャズドラマー、ロニ・カスピ。天才的ポップ感覚を発揮した初SSW作

2020年にドラマーとしてアヴィシャイ・コーエン・トリオ(Avishai Cohen Trio)に加入し、一躍現代を代表する女性ジャズドラマーとして知られることになったイスラエル出身のロニ・カスピ(Roni Kaspi)が、シンガーソングライターとしての才覚を発揮した初ソロ作『Poni』をリリースした。数年前から自身のプロジェクトとして心血を注ぐ“ロニポニ”(Roni Poni)の最初の集大成で、若い女性らしいポップ感覚と、奔放な自由さに溢れた魅力的な音楽に仕上がっている。

  • 2024-04-20
  • 2024-04-20

コーチェラで歴史を作ったアラビック・ポップの新星エリアナ。パレスチナ生まれの才媛、デビュー!

新しいアラビック・ポップスターの誕生だ。中東パレスチナと南米チリをルーツに持つシンガー、エリアナ(Elyanna)が驚くべきデビューアルバム『WOLEDTO』をリリースした。2023年のコーチェラ・フェスティバルで史上初の全編アラビア語で歌い切ったアーティストとして大きな話題となり一躍メインストリームに躍り出た彼女による、アラビック・ポップの新時代の幕開けを告げる象徴的なアルバムだ。

  • 2024-03-26
  • 2024-04-13

ユーロビジョン・アルメニア代表の男女デュオLADANIVAが魅せる国境なきワールドミュージック

毎年5月に開催されるヨーロッパ最大の音楽コンテスト、ユーロビジョン・ソング・コンテスト。エントリー曲で個人的には好みに刺さる曲はほとんどないのが通例だが、今年はめちゃくちゃ面白いアーティストがいた。それが、今回紹介のアルメニア代表として出場するラダニヴァ(Ladaniva)だ。

  • 2024-02-12
  • 2024-02-12

ロマンティックで抑制的なサウンドが魅力のインドの女性SSW、Krameri『INTRUSIVE THOUGHTS』

インド西部グジャラート州ヴァドーダラー出身のSSW、ダミニ・チョーハン(Damini Chauhan)によるソロプロジェクト、クラメリ(Krameri)の新譜『INTRUSIVE THOUGHTS』。アコースティックとエレクトロニックをバランスよく融合したチル感のあるサウンドに、ほんの少しのインド声楽のエッセンスが混ざる繊細なヴォーカルが心地の良い、素晴らしいアルバムだ。

  • 2024-01-14
  • 2024-01-14

真摯に音楽と人生に向き合う現代最高の歌手サルヴァドール・ソブラル、新作『TIMBRE』から伝わるあたたかさ

ユーロビジョン・ソングコンテストの最高得点記録保持者として著名なポルトガル出身のSSW、サルヴァドール・ソブラル(Salvador Sobral)の4枚目のアルバム『TIMBRE』は、彼の持ち味である柔和な歌声がジャズの影響を受けた美しいサウンドに馴染む、とても良質な音楽作品だ。

  • 2023-11-25
  • 2023-11-25

壮絶な半生を背負うユーロヴィジョン優勝歌手ジャマラ、クリミアの真実の歴史を伝える新譜『QIRIM』

欧州最大のソング・コンテストである「ユーロヴィジョン」優勝経験のあるウクライナの歌手/作曲家ジャマラ(Jamala)が、故郷クリミアの名を冠した新作『QIRIM』をリリースした。今作はクリミア半島に伝わる古い歌がイスラム文化の特徴をもった素晴らしいオーケストラ・アレンジで収録されており、80人以上のクリミアの音楽家が参加する壮大な作品となっている。

  • 2023-09-05
  • 2023-09-04

メキシコのSSWナナ・メンドーサ、R&B/ジャズ/ボサノヴァなど広く吸収した極上スペイン語ポップ

2018年の前作『Miradas』がラテングラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・ポップ・アルバム」部門にノミネートされたメキシコのSSW、ナナ・メンドーサ(Nana Mendoza)の2023年新譜『...』は限りなく良質なスペイン語ポップスだ。R&B、ジャズ、ボサノヴァなどから少しずつ影響を受けた爽やかだが安っぽさのない歌とサウンドで、エレクトリック要素も濃かった前作に比べると随分とアコースティックでジャズ寄りの作風が特徴的。彼女の最高傑作ではないかと思わせる素晴らしい仕上がりの作品となっている。

  • 2023-06-14
  • 2023-06-14

00年代R&Bの復権。ケンドリック・ラマーも認める新たなDiva、SZAの最新作『SOS』

メジャーデビューアルバム『Ctrl』は2018年の第60回グラミー賞では主要部門〈最優秀新人賞〉を含む計5部門という女性最多ノミネートを達成。Doja Cat(ドージャ・キャット)とのコラボ曲「Kiss Me More」では「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」を受賞と、名実ともに一流アーティストの仲間入りを果たしている。それから5年。新人アーティストとしては非常に長いスパンでの発表となった最新作『SOS』は、5年間の思いと苦悩が詰まった全23曲の大長編に仕上がった。

  • 2023-06-13
  • 2023-06-13

ガーナの次なるスター Baaba J、繊細でソウルフルな新譜『Okay Baby, Lets Do This』

現地の伝統的なポピュラー音楽であるハイライフの流れを汲みつつ、世界的なスターのアシャ(Asa)やビヨンセといったアーティストからの影響も独自に消化し、ソウルフルな世界観を確立したガーナの若きシンガーソングライター、Baaba J。 彼女の待望の2ndとなる『Okay Baby, Lets Do This』も様々な音楽ジャンルが絶妙にブレンドされ、彼女の豊かな才能と創造性を示している。 

  • 2023-05-27
  • 2023-05-26

フジロック出演の奇才、ルイス・コールが残した2022年の傑作『Quality Over Opinion』

この夏、二人の天才が来日する。それもBlue NoteやBillboardといった格式高いジャズ箱ではなく、フェスへの出演である。一人は本サイトでも取り上げたことのある「神童」ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier) 。そしてもう一人が、そのMVも含めすべてにおいて独特なクリエイティビティを見せつけながらも、質の高さからそれすらもスタンダードに昇華されてしまう「奇才」と呼ぶべきマルチアーティスト、ルイス・コール(Louis Cole)だ。2022年のベストアルバムに入れそびれてしまった最新作『Quality Over Opinion』を今回は来日を記念してご紹介したい。

  • 2023-04-16
  • 2023-04-16

カタルーニャから届いた、陽だまりのような多幸感。ジュディット・ネッデルマン新譜『LAR』

スペインを代表するシンガーソングライター、ジュディット・ネッデルマン(Judit Neddermann)のソロ5枚目となる新譜『LAR』。ソフトロック、フォーク、ジャズ、南米音楽などがカタルーニャの多様性の文化の中で混ざり合い、スペイン随一と言われるジュディット・ネッデルマンの美しい声を際立たせる素敵な作品だ。