トルコ出身ギタリスト/作曲家アルペル・トゥヅューの新作EP
ラテンアメリカの音楽を得意とするトルコ出身のギタリスト/SSWアルペル・トゥヅュー(Alper Tuzcu)が、ヴォーカリストのニコ・クワン(Nicoh Kwan)とエレナ・ベウトラン(Helena Beltrão)をフィーチュアして制作した新作EP『Raíz』をリリース。
全曲がアルペル・トゥヅューの作曲。
パーカッションにスナーキー・パピーやバンダ・マグダで活躍するマルセロ・ウォロスキ(Marcelo Woloski)を迎えた(1)「Milagro」は、アルゼンチン音楽を思わせる静謐で美しい6/8拍子の曲で、儚げなニコ・クワンの声と相まって何とも言えない素朴で優しげな情緒を纏う。
(2)「Facilmente」はヴォーカルにエレナ・ベウトランをフィーチュアし、ブラジルのボサノヴァに影響を受けたパーカッシヴで柔らかなサウンドを展開。
本作はNPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)系列のLatin Alt HD3によって2021年のトップ10EPの1つに選ばれ、収録曲のひとつである(3)「Afortunado」はNPRショーのベスト・オブ・ワールドカフェに選ばれた。また、(4)「Felicidade」は世界中のストリーミング・サービスで100万回以上の再生数を記録している。
Alper Tuzcu 略歴
アルペル・トゥヅューは1990年トルコ生まれ。2012年にウンブリア・ジャズ・フェスティバルに出演し奨学金を獲得した後、2015年にバークリー音楽大学を優等で卒業。2016年に『Between 12 Waters』、2018年に『Aurora』のフルアルバムをリリースしている。
現在はバークリー音楽大学の助教授としても活躍している。