TAG

ロック

  • 2026-03-27
  • 2026-03-27

魅惑のカルナティック・プログレメタル!人気ギタリスト、マティアス・エクルンドの超絶新譜

スウェーデン出身の人気ギタリスト/作曲家、マティアス・"IA"・エクルンド(Mattias IA Eklundh)が放つ、プログレッシヴ・メタル×南インドの超絶バンド、フリーク・オーディオ・ラボ(Freak Audio Lab)の第一弾アルバム『Resist The Erosion』。バンドメンバーにインド出身でコナッコルとムリダンガムの名手B.C.マンジュナート(B.C. Manjunath)、そしてイスラエルの現代プログレ界隈で最強のリズム・セクションともいえるドラマーのヨゲフ・ガバイ(Yogev Gabay)とベースのリオール・オゼリ(Lior Ozeri)を迎え、激しく色彩豊かな音が繰り広げられる驚くべき作品だ。

  • 2026-03-17
  • 2026-03-17

マグレブ最重要SSWスアド・マッシ 分断深まる世界の中で 沈黙を破るための詩的な抵抗『Zagate』

現代のマグレブ社会を象徴するシンガーソングライター、スアド・マッシ(Souad Massi) の新作のタイトル『Zagate』は、フランス語で「事態は悪化している」を意味する「ça se gâte」に由来するアルジェリア風スラングだという。この作品は、四半世紀前にアルジェリアからフランスに亡命し、今もなお社会的なテーマを創造力の源とする彼女による、混乱や暴力や人種差別、戦争が絶えない現代社会への鋭利な警告だ。

  • 2026-02-21
  • 2026-02-20

長引く戦争への苛立ちを激しいポストパンクに乗せる、“憎悪のリクビダートル” Gogol Bordello 新譜

ロシアのウクライナ侵攻は開戦から4年が経つが、いまだに終わりが見えない。そんな状況の中、チェルノブイリ原子力発電所事故によって故郷ウクライナを追われ難民となったユージーン・フッツ率いるゴーゴル・ボルデロ(Gogol Bordello)は、9枚目のアルバムとなる新作『We Mean It, Man!』を2026年2月13日にリリースした。

  • 2025-12-06
  • 2025-12-06

ブラジル音楽革新の象徴・レニーニ、10年ぶりの新作『EITA』──“聴く映画であり、観るレコード”

レニーニが戻ってきた!切れ味抜群のガットギターと、スウィングしながらラップするように歌う独特のヴォーカル。ブラジル北東部(ノルデスチ)の伝統音楽とロックを融合させた革新的なスタイルは、今も変わらない。1990年代にイノベーターとしての彼を発見した人も、そうでない人も、この独創的な音楽にぜひ触れてみてほしい。

  • 2025-05-10
  • 2025-05-10

忘れられた異端児セルジオ・サンパイオの物語と、フェリピ・ヂ・オリヴェイラが新作『Velho Bandido』で受け継ぐ反骨精神

優れた音楽を発表しながら、商業的に成功せず“異端”(maldito)と呼ばれたセルジオ・サンパイオ(Sérgio Sampaio, 1947 - 1994)への再評価の機運が高まっている。フェリピ・ヂ・オリヴェイラ(Felipe De Oliveira)の新譜『Velho Bandido』もまた、セルジオ・サンパイオへのトリビュートだ。ロックは、サンバの精神は“死んだ”のか?本作は、その答えを探る問題作だ。

  • 2025-04-26
  • 2025-04-26

スーパーベーシスト、モヒニ・デイ最新作!強烈な印象を残すプログレッシヴ・ジャズロック

米国ロサンゼルス出身、現在はインドに移住したサックス奏者/作曲家マーク・ハートサッチ(Mark Hartsuch)と、彼の妻でありインド出身の世界的なベース・ヒロインであるモヒニ・デイ(Mohini Dey)、そしてモヒニと長年音楽活動を共にしてきたインド出身のドラマー、ジーノ・バンクス(Gino Banks)によるプログレッシヴ・ジャズロック・トリオ、マモジ(MaMoGi)が新作『MaMoGi II』をリリースした。トリオのデビュー作『Mamogi』(2023年)から2年、今作でも強固でパワフルで超絶的なバンドサウンドを聴かせてくれる好盤となっている。

  • 2025-02-26
  • 2025-12-07

破滅と再生の物語を優れた表現力で歌う。サンパウロのSSWト・ブランヂリオーニ 注目の新作

ブラジル・サンパウロ出身のSSWト・ブランヂリオーニ(Tó Brandileone)の待望の新譜『Reações Adversas / Ao Persistirem os Sintomas』がリリースされた。アルバムは11曲収録で、アヴァン・ロック寄りの前半『Reações Adversas』と、洗練された美しいメロディーがつづく後半『Ao Persistirem os Sintomas』の二部構成となっており(それぞれEPとして2025年1月に相次いで個別にリリースされている)、全体として豊かな彼の才能から溢れ出るさまざまな音楽的景色を楽しむことができる素晴らしい作品に仕上がっている。

  • 2025-02-14
  • 2025-02-14

文化の交易に想いを馳せる、ウルグアイの現代カンドンベ・ロック。SSWニコラス・イバルブル新譜

ウルグアイのSSW/ギタリスト、ニコラス・イバルブル(Nicolas Ibarburu)の2025年新譜『La Ruta de la Seda』は、音楽家としての彼の圧倒的な才能を感じさせる素晴らしい傑作だ。ジャズやフュージョン、ロックにウルグアイの伝統的なカンドンベを巧みに組み込んだ最高のラテンロック。“シルクロード”を意味するアルバム・タイトルどおり、異なる文化を繋ぎ、混ぜ合わせた個性的な音楽でリスナーを潜在意識の巡礼の旅へと誘う。

  • 2025-01-04
  • 2025-01-04

トーゴ発の衝撃的アフロ・サイケ傑作!アラガア・ビートがアフリカ音楽の新時代を開拓する

トーゴ出身で米国ワシントンD.C.に20年間住み、現在はトーゴの首都ロメとワシントンD.C.を行き来するシンガーソングライター/ギタリストのドゴ・デュ・トーゴ(Dogo Du Togo)が率いるバンド、アラガア・ビート・バンド(The Alagaa Beat Band)のデビュー・アルバム『Avoudé』。彼が“アラガア・ビート”と呼ぶサウンドは、トーゴの伝統的なリズムや旋律にロックやファンクの要素が絡み、エネルギーに溢れる独特の創造的な音楽を作り上げている。

  • 2024-12-08
  • 2024-12-08

バルセロナのジャズ集団、SoulCareによるレノン=マッカートニー名曲群の素敵すぎる再解釈

ソウル・ミュージックやジャズ、ロックに感化され、新型コロナ禍で“人々の魂を癒すために”結成されたスペイン・バルセロナのバンド、ソウルケア(SoulCare)によるビートルズ(レノン=マッカートニー)曲集『Into the Soul of Paul & John』がリリースされた。誰もが知る名曲から、熱心なファン以外にはそれほど知られていないような曲まで10曲を選び、独自のアレンジを加えた作品となっており、ビートルズの音楽に関心がある多くの人々に訴求できる内容になっている。

  • 2024-11-26
  • 2024-11-25

ジンバブエ・ヴィクトリアの滝から現れた最高のアフロ・フュージョンバンド、Flying Bantu

世界最大の瀑布であるジンバブエのヴィクトリアの滝近くを拠点とするバンド、フライング・バントゥー(Flying Bantu)。非常に洗練されたアフロ・フュージョンで、ファンク、レゲエ、ロック、ジャズの要素が混ざり合ったサウンドに英語やバントゥー語の歌詞が乗る。楽器は一部でムビラの音色が聴こえるほかはほぼ西洋楽器で、スケールなども西洋音楽のものなので民族音楽色はかなり薄いが、それが逆に耳馴染みの良さに繋がっている。

  • 2024-10-08
  • 2024-10-08

6ヵ国で育った気鋭ギタリスト、シュブ・サラン。今も探し続けるアイデンティティー

作曲家/ギタリストのシュブ・サラン(Shubh Saran)が新作EP『Being Anybody Else』をリリースした。インドの外交官の息子として各国を転々として多様な文化の中で育ちグローバルな感覚を身につけると同時に、それはつまり逆説的に彼の帰属意識を希薄にしており、“アイデンティティの探求”はこれまでの彼の作品における重要なテーマでもあった。今回の作品は各メディアから絶賛された前作『Inglish』のささやかな続編とも言える内容で、楽曲のタイトルにも彼がいまだに自己探究の途上でその心を浮き沈みさせている様が垣間見える。

  • 2024-09-10
  • 2024-09-10

ブラジリアン・ロック新世代の Chico Chico、北東部音楽との融合が魅力の新譜『Estopim』

ブラジルのシンガーソングライター、シコ・シコ(Chico Chico)がロックやMPB、そしてブラジル北東部音楽などにインスパイアされた新作『Estopim』をリリースした。ソロ名義では2021年の『Pomares』以来となる第二作目で、都会的な洗練と、田舎風の素朴さを併せ持った彼らしい素直な音楽が楽しめる作品に仕上がっている。