ダニエル・ザミール、新動画をYouTubeにアップ
人気ソプラノサックス奏者のダニエル・ザミール(Daniel Zamir)が、これまた今話題の若手ギタリストであるニツァン・バール(Nitzan Bar) との共演動画をYouTubeに公開した。
ダニエル・ザミールといえば近年もっとも熱いシーンであるイスラエル・ジャズの最右翼として注目を浴びる存在だ。
ユダヤの音楽文化の影響をもろに受け、唯一無二のジューイッシュジャズに昇華させた作品を続々と発表しており、ここ日本でも圧巻のライヴを披露するなどしてファンも多い(はず)。
循環呼吸を駆使した圧倒的なアドリブも特徴的だ。
共演相手はトメル・バール実弟、Nitzan Bar
そんな彼が今回初めて共演したのは、同じくイスラエルの若手注目ギタリスト、ニツァン・バール(Nitzan Bar)だ。
1998年、エルサレム生まれ。
3才からドラムスを始め、ギターは9才の頃から本格的に始めたようだ。
そしてなんと、数日前に当サイトでアルバム紹介記事を掲載したジャズピアニスト、トメル・バール(Tomer Bar)の実弟である。
注目のJAZZピアニスト、トメル・バールの新譜がまさかのネオソウル(しかもクオリティ最高)だった件兄貴の音楽もなかなかにクレイジーで最高に面白いのは上にリンクした記事で紹介した通りなのだが、この弟ギタリストの方も凄いギタリストだ。
実はこのBar兄弟の父親、Atcha Bar もジャズギタリストで、Tomer Barの初期のアルバムでもその演奏を聴くことができる。
下の動画は2012年に父親アチャ・バールのアカウントから公開されたNitzan Barによる「Donna Lee」演奏動画だが、このあどけない少年が弾いているとは俄かには信じがたい、多くのギタリストが白旗を上げて退散するほどの強烈なインパクトを残す演奏なのだ。
イスラエルジャズの未来を担うこの二人の初の共演に、興奮が止まらない。
ぜひアルバムを作って発表してもらいたい、と思う。