スペインの女性ギタリスト、パオラ・エルモシン
クラシックやフラメンコを中心としながら、エレキやウクレレも弾くマルチギタリストとして知られ、YouTubeやInstagramでの露出も多く多数のフォロワーを抱えるスペインの若き女性ギタリスト、パオラ・エルモシン(Paola Hermosín)。SNS大好きな1995年生まれのイマドキ女子かつ、フラメンコギターの学位を持ちギターの腕はもちろん、美声での弾き語りも最高という逸材だ。
クラシックやフラメンコ、ボサノヴァにタンゴ、ポップスなど多彩なジャンルを弾きこなし、YouTubeには既に100本以上の動画がアップされている。
ギタリストとしての表現力の高さは、まずはクラシックギターの定番曲「Tango en Skai」を観ていただければすぐにお分かり頂けると思う。
日本への憧れ、「さくら」の演奏も
パオラ・エルメシンのYouTubeチャンネルには幅広いジャンルの楽曲の演奏動画が多数アップされているが、その中には日本の伝統曲「さくら」の演奏も。
動画の中で着物を来た彼女はこの曲の成り立ちや楽曲解説、日本音階の解説などもしながら、YouTuberらしい派手で丁寧な映像編集で視聴者の興味を強く惹く工夫を凝らしている。
彼女は日本への憧れも語っており、いつか桜の咲く季節に日本を訪れたいとも語っている。
多彩なジャンルに影響された新世代のギタリスト
2020年には初のフルアルバム『Una Guitarra y Mil Historias』をリリース。
フランシスコ・タレガ(Francisco Tárrega)の(1)「Gran Vals」やバリオス・マンゴレ(Agustín Barrios Mangoré)の(5)〜(7)「La Catedral(大聖堂)」、ビゼー(Georges Bizet)の(14)「Habanera」、ジョプリン(Scott Joplin)の(18)「The Entertainer」といった幅広くツボを押さえた耳馴染みの良い選曲も嬉しい。
コンサートのほか、複数の音楽学校で音楽やギターの講師としても活躍しているという。
SNSでの活動を通じ、これからさらに人気が拡大しそうな注目のギタリストだ。