7弦ギターとパーカッション+α が織りなすブラジリアン・ジャズ快作

Elo Brasil Duo - Senzala

7弦ギター名手フェリクス・ジュニオール、パーカッションとのデュオ新譜

ブラジルの7弦ギター奏者、フェリクス・ジュニオール(Felix Junior)とパーカッション奏者サンドロ・アルヴェス(Sandro Alves)のデュオ、Elo Brasil Duo による2020年作『Senzala』
ギターとパーカッションはブラジル音楽の真髄とも言える黄金の組み合わせのひとつだ。かつてはエグベルト・ジスモンチ&ナナ・ヴァスコンセロスのような壮大なスケールで演奏するデュオもあったが、本作も実力者同士のクリエイティビティが遺憾なく発揮されたオーセンティックなブラジリアン・ジャズ作品。

(1)「Flora」から、低音から高音まで力強く響く7弦ガットギターと、リズムを作るだけに止まらないスケールの大きなパーカッション演奏に引き込まれる。この曲のみフェリクス・ジュニオールの作曲、他はすべてデュオでの共作とクレジットされているが、どの曲もブラジルの伝統的ないくつものリズムが織り込まれており、表情豊かで魅力的だ。

デュオによる演奏に加え、今作では4曲でそれぞれゲストが一人ずつ参加している。

(2)「Do Outro Lado do Rio」は弦楽器奏者のネルソン・ラティフ(Nelson Latif)が5弦カヴァキーニョで参加。ショーロとジャズを折衷した明るいサウンドを楽しめる。

(3)「Senzala」で美しい声を聴かせるのはスウェーデン出身、ブラジルで活動する歌手カイサ・ベイヤー(Kajsa Beijer)。

(4)「Piracema」に参加するダニエル・ロドリゲス(Daniel Rodrigues)はショーロをメインに活躍する若手トロンボーン奏者で、2020年にアルバム『Chora Trombone』をリリースしたばかりだ(これも素晴らしい作品!)。

(5)「Seu Domingos」に参加するハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシ(Gabriel Grossi)はフェリクス・ジュニオール作品ではお馴染み。とても情感豊かにクロマチック・ハーモニカを演奏するアーティストで、本作ではこの1曲のみの参加だが強烈な印象を残す。

ゲストに5弦カヴァキーニョのネルソン・ラティフを迎えた(2)「Do Outro Lado do Rio」
(3)「Senzala」はスウェーデン生まれのシンガー、カイサ・ベイヤーを迎えて。
(6)「Violão Latino」

Félix Junior – guitar
Sandro Alves – percussion

Guests :
Nelson Latif – cavaquinho (2)
Kajsa Beijer – vocal (3)
Daniel Rodrigues – trombone (4)
Gabriel Grossi – harmonica (5)

Elo Brasil Duo - Senzala
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