インディー・フォーク、エレクトロニック、ジャズが融合する叙情的音空間。エリー・パールマン新作

Ely Perlman - Everything Should Be

NYで活躍するSSW/ギタリスト、エリー・パールマン新譜

イスラエル・テルアビブ出身、現在はニューヨークのマンハッタンを拠点とするギタリスト/シンガーソングライターのエリー・パールマン(Ely Perlman)による2025年作『Everything Should Be』は、ドリーミーなベッドルーム・ポップとジャズを掛け合わせたような白昼夢的サウンドが心地よい作品だ。演奏にはゲストとして彼が所属するバンド「Ursa Major」のリーダーであるベース奏者クリスチャン・マクブライド(Christian McBride)や、イスラエルを代表するピアニストのシャイ・マエストロ(Shai Maestro)なども参加。

全8曲、約26分とコンパクトな作品ながら、全編にわたって豊かな詩情が感じられる。インディー・フォークを軸にエレクトロニックを融合させ、ジャズの精神で仕上げた大胆かつ洗練されたサウンドスケープが印象的で、ミニマルな繰り返しによって精神を解き放つ。囁くような歌声もよく馴染み、ギターワークも創造的。

後半では特筆すべきゲストも登場。
(6)「One at a Time」にはアルトサックス奏者のブラクストン・クック(Braxton Cook)が、つづく(7)「Open Heart」はピアニストのシャイ・マエストロとベーシストのクリスチャン・マクブライドがフィーチュアされ、作品に彩りを与えている。

(7)「Open Heart」

Ely Perlman 略歴

エリー・パールマンはニューヨーク市を拠点とするギタリスト/プロデューサー/シンガーソングライター。1999年にイスラエルのテルアビブで生まれ、幼少期から音楽の道を歩み始めた。名門テルマ・イェリン芸術高校(Thelma Yellin High School of the Arts)のジャズ部門を卒業し、イスラエル音楽院(Israel Conservatory of Music)で学んだ後、アメリカに移りバークリー音楽大学(Berklee College of Music)でギター、作曲、プロダクションのスキルを磨いた。

彼の音楽スタイルはジャンルを融合させる多様性で知られる。ジャズの伝統を基調としつつ、インディーフォークの叙情性やエレクトロニックなテクスチャーを取り入れ、独自のサウンドを構築。ギター演奏はパット・メシーニ(Pat Metheny)を思わせる革新的なもので、フレーズの繰り返しを解放の手段として用い、意図的なサウンドデザインを特徴とする。

現在、8度のグラミー賞受賞者であるベーシストであるクリスチャン・マクブライド(Christian McBride)が2022年に結成したクインテット「Ursa Major」のメンバーとして活動中。ほかにも、シャイ・マエストロ(Shai Maestro)、ブラクストン・クック(Braxton Cook)、ノア・プレミンジャー(Noah Preminger)、アミール・ブレスラー(Amir Bresler)らとコラボレーションを重ね、ニューヨークのジャズおよびインディーシーンで活躍している。

Ely Perlman – guitars (1 ,2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 ), vocals (2, 3, 5, 6, 7, 8 ), drums programing (3, 5, 7), synthesizers (3, 5, 6), drums (6)
Ido Eylon – piano (1, 2, 3, 6, 8)
Yoav Ganor – bass (1 ,2)
Paul Reinhold – bass (3, 6)
Chris Napoleon – drums (1, 2)
Itai Rekem – lead vocals (3)
Yonatan Farhi – synth bass (3)
Salim Charvet – synthesizers (4)
Tim Watson – electric guitar (4)
Avshalom Meidan – additional synths (5)
Shai Yuval – drums (5)
Braxton Cook – alto saxophone (6)
Shai Maestro – piano (7)
Christian McBride – double bass (7)
Yoni Ben Ari – double bass (8)
Raghav Merotra – drums (8)

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