- 2021-05-12
- 2021-05-11
不思議な魅力を放つ異色の経歴のピアニスト、40歳にして初のリーダー作
世界的に活躍する前衛芸術家でありピアニスト/作曲家、マヤ・ドゥニエッツ(Maya Dunietz)の40歳にして初のリーダー作となるEPがイスラエルのRaw Tapesよりリリースされた。ベースにバラク・モリ、ドラムスにアミール・ブレスラーという強力なピアノトリオ編成で、ゲストには人気トランペット奏者のアヴィシャイ・コーエンも参加。プロデューサーはレーベルの主宰者リジョイサー。
世界的に活躍する前衛芸術家でありピアニスト/作曲家、マヤ・ドゥニエッツ(Maya Dunietz)の40歳にして初のリーダー作となるEPがイスラエルのRaw Tapesよりリリースされた。ベースにバラク・モリ、ドラムスにアミール・ブレスラーという強力なピアノトリオ編成で、ゲストには人気トランペット奏者のアヴィシャイ・コーエンも参加。プロデューサーはレーベルの主宰者リジョイサー。
イスラエルを代表する歌手ノア(Noa)と、彼女の長年の音楽のパートナーあるギタリストのギル・ドール(Gil Dor)とのデュオ作品『Afterallogy』は、ジャズのスタンダードや二人のオリジナル曲をギター一本の伴奏で歌い上げた愛情豊かな素晴らしいアルバムだ。
イスラエルを代表するベーシスト/作曲家アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)新譜『Two Roses』は、ピアノに近年のレギュラートリオのメンバーでアゼルバイジャン出身のエルチン・シリノフ(Elchin Shirinov)、ドラムスに2000年代に彼のトリオで活躍した米国出身のマーク・ジュリアナ(Mark Guiliana)を擁するコアトリオに加え、総勢92名のオーケストラと共演し録音した意欲的な作品だ。
イスラエルの要注目JAZZレーベルSPEAK THRUより、ベーシスト、ダニエル・ハーレフ(Daniel Harlev)の初リーダー作が登場。デジタルリリースされた『Ayanaw』はたった3曲入りのシングルでありながら、彼の独創的なコンポーザーとしての素質や、若手の実力者たちが集うクインテットの強固なアンサンブル、そして活況を見せるイスラエルのジャズシーンの最先端が凝縮された驚くべきクオリティの作品に仕上がっている。
端正でリリカルな音楽性が特長のイスラエル出身のピアニスト/作曲家ヤニフ・タウベンハウス(Yaniv Taubenhouse)の“Moments in Trio”シリーズ第三章『Moments in Trio III - Roads』がリリースされた。メンバーもこれまでと変わらず、リック・ロザート(Rick Rosato)のベースと、ジェラッド・リッピ(Jerad Lippi)のドラムスという編成で、阿吽の呼吸で絡み合いながら展開していく様が魅力的。
ギリシャ生まれ、南アフリカ育ちのヴァイオリニスト/作曲家、マリア・マノウサキ(Maria Manousaki)の『Sole Voyage』は、東地中海周辺の精鋭ジャズミュージシャンが集った知られざる傑作だ。アルバム自体は2015年にリリースされていたが、2020年末になってサブスクリプション・サービスやBandcampにも登場した。
イスラエルのピアニスト/作曲家/プロデューサーのオメル・クリンゲル(Omer Kringel)の2020年作『Okan Project』が素晴らしい。7ヵ国から総勢60名のミュージシャンが参加、驚くほど彩豊かな最高のラテン・ミュージックを作り上げた。
“世界初のアニメジャズバンド”を自称する4人組フレンディ(Friendy)。2021年2月にリリースされたデビューアルバム『Friendy Fire』は日本の少年漫画風のジャケットが一際目を惹く。彼らは12〜13歳の頃から10年以上、一緒に演奏をしてきた。
中東〜北アフリカの異国の旅情を喚起する哀愁を伴った叙情的なメロディーがとても印象的な作品だ。イスラエルのドラマー/作曲家、ヨゲフ・シェトリット(Yogev Shetrit)の2作目『Serenity』は、隆盛極めるイスラエル・ジャズの中でもメロディが歌っており聴きやすく、かつ彼の地の音楽の魅力的な特徴がしっかり出ていてお薦めしやすい一枚。
インド音楽から大きな影響を受けたイスラエルの6人組バンド、ババ・ガネーシュ(Baba Ganesh)がとても面白い。バンドはサックス、トランペット、バンスリ、ドラムス、パーカッション、ディジュリドゥーという珍しい編成で、サウンドにもクロスジャンルな無国籍感が漂う。
イスラエルのエチオジャズ・バンド、フードナ・オーケストラ(Hoodna Orchestra)の2021年新作EP『Alem Alem』がリリースされた。今作もエチオジャズ特有のいなたい五音音階が特徴的で、濃厚なグルーヴに酔いしれる好盤。
今回出会ったアルバムは、イスラエル出身のテナーサックス奏者、ダニエル・ロテム(Daniel Rotem)の2020年作『Solo』。その名の通り、完全なるサックスのソロ作品だ。
イスラエル出身、米国ニューヨークを拠点に活動するギタリスト/作曲家ヨアヴ・エシェド(Yoav Eshed)による、2018年作『By Duo』に続く3枚目のアルバム『August』。アルバムには彼のカルテットに加え、ゲストで人気テナーサックス奏者のデイナ・ステフェンズ(Dayna Stephens)も参加している。
イスラエルの新鋭ギタリスト、ダニエル・ウェイス(Daniel Weiss)の初リーダー作『Dive』がリリースされた。ジャケットには潜水するダニエルと、黄色い潜水艦が描かれている。この潜水艦はもちろんビートルズのアレが元ネタだが、エルサレムにある有名なライブハウス「Yellow Submarine」へのオマージュなのだろう。