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ギター

  • 2026-01-17
  • 2026-01-16

ブラジルの豊かな文化に寄り添う叙情的な傑作。マヌー・サッジオーロ『AMA』

ブラジル・サンパウロ州出身のシンガーソングライター、マヌー・サッジオーロ(Manu Saggioro)の2ndアルバム『AMA』。ブラジル・ラジオ文化賞(Rádio Cultura Brasil)を受賞した前作『Clarões』(2019年)に引き続きセウマール(Ceumar)が音楽監督を務め、パーカッションでアントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)が全面参加しており、自然やスピリチュアル文化を音楽の基底に据えた、詩情豊かで穏やかな素晴らしいアルバムに仕上がっている。

  • 2026-01-12
  • 2026-01-16

ピアノとギター、郷愁的なデュオ再び。ロベルト・オルツェル&ロレンツォ・コミノーリ、至高の新譜

前作『Timeline』(2020年)が高く評価されたイタリアのピアノとギターのデュオが、新たな感動を届けてくれた。ピアニストのロベルト・オルツェル(Roberto Olzer)をギタリストのロレンツォ・コミノーリ(Lorenzo Cominoli)のデュオ新譜『Dreams of Others』は、世界的な作曲家たちの楽曲のカヴァーに、少しのオリジナルを織り交ぜた、ジャズの美の極みに達した作品だ。

  • 2026-01-07
  • 2026-01-06

ギリシャから世界へ。レトロポップなサウンドが魅力のステラ(Σtella)新作『Adagio』

“ギリシャ・インディーの女王”と呼ばれるシンガーソングライター、ステラ(Σtella)の5作目となるアルバム『Adagio』。ナイロン弦のギターを中心にした穏やかなサウンドで、今作では英語だけでなくキャリアで初めてのギリシャ語詞の曲も収録。彼女の原点である“平穏な人生”が凝縮されたような、美しく栄養の高い音楽を聴かせてくれる。

  • 2025-12-16
  • 2025-12-18

多彩な技巧で魅せるフランス出身のギター奏者ミカエル・ヴァレアヌ、”旅”をテーマにした新作

フランス出身、米国NYを拠点に活動するジャズギタリスト、ミカエル・ヴァレアヌ(Michael Valeanu)のトリオによる新譜『Road Songs』。“旅”をテーマに、タイムレスな名曲をメインに演奏する親しみやすいアルバムだ。旅路を共にするトリオのメンバーはチリ出身のドラマー、ロドリゴ・レッカバレン(Rodrigo Recabarren)と、米国のベース奏者ジュリアン・スミス(Julian Smith)。

  • 2025-12-06
  • 2025-12-06

ブラジル音楽革新の象徴・レニーニ、10年ぶりの新作『EITA』──“聴く映画であり、観るレコード”

レニーニが戻ってきた!切れ味抜群のガットギターと、スウィングしながらラップするように歌う独特のヴォーカル。ブラジル北東部(ノルデスチ)の伝統音楽とロックを融合させた革新的なスタイルは、今も変わらない。1990年代にイノベーターとしての彼を発見した人も、そうでない人も、この独創的な音楽にぜひ触れてみてほしい。

  • 2025-12-05
  • 2025-12-05

ジョンスコ&デイヴ・ホランド。二人のレジェンドが親密に語り合う傑作『Memories of Home』

積み重ねてきた文化の深み、絆の強さを感じさせる。ジャズの半世紀を支えてきた二人のレジェンド、ジョン・スコフィールド(John Scofield)とデイヴ・ホランド(Dave Holland)の初のデュオ・アルバム『Memories of Home』がECM Recordsからリリースされた。今作では二人が過去に作曲した代表曲や、新たに書き上げた曲を演奏する。

  • 2025-11-13
  • 2025-11-12

MPBを支えるベース奏者による極上のシコ・ブアルキ曲集! ヴァネッサ・モレーノやシコ・ピニェイロ全面参加

1990年代以降、MPBの巨匠シコ・ブアルキ(Chico Buarque, 1944 - )のバンドでベーシストを務めたジョルジ・エルデル(Jorge Hélder)が、シコ・ブアルキの80歳を記念して制作した作品がこの『Samba e Amor: Jorge Helder Toca Chico Buarque』(2024年)だ。そのタイトルのとおりシコ・ブアルキ曲集となっており、ほかの誰よりもシコの音楽を支えてきたジョルジ・エルデルという職人的ベーシストによるアレンジが楽しめるアルバムとなっている。

  • 2025-11-09
  • 2025-11-08

バジ・アサド、同世代のMPBレジェンドたちと創る ブラジル文化の豊かさへの賛歌

2024年にレニーニ(Lenine)とマルコス・スザーノ(Marcos Suzano)によるブラジル音楽史に輝く名盤『魚眼』(1993年)をトリビュートして世間を驚かせたギタリスト/SSWのバジ・アサド(Badi Assad)が、またまた最高のクオリティの新譜『Parte de Tudo Isso』を届けてくれた。MPB1の大物たちも参加した今作は、高名なクラシックギタリストである二人の兄とはまた異なる音楽表現の道を歩む彼女のキャリアの集大成的な作品に仕上がっている。

  • 2025-11-08
  • 2025-11-08

アルゼンチン・ボッサの先駆者アグスティン・ペレイラ・ルセーナの名盤がリマスター・リリース!

隣国ブラジルの音楽に影響を受け、所謂”アルゼンチン・ボッサ”の先駆者として知られる名ギタリストのアグスティン・ペレイラ・ルセーナ(Agustin Pereyra Lucena) が1975年にリリースした名盤『Ese Día Va A Llegar』がデジタル・リマスターされ、2025年10月24日にデジタル配信が開始された。ヨーロッパでは『Brasiliana』というタイトルでリリースされたことで知られており、日本でも2004年や2010年にCD/LPで再発されるなど国際的に人気のアルバムで、初期リリースから約半世紀が経った今聴いても色褪せることのない傑作だ。

  • 2025-11-04
  • 2025-11-03

DRコンゴの人気バンド Jupiter & Okwess、中南米からの影響も受けた激アツ4th『Ekoya』

中部アフリカ、コンゴ民主共和国の首都キンシャサを拠点とするバンド、ジュピター&オクウェス(Jupiter & Okwess)の2025年の新譜『Ekoya』。アフリカの伝統的なリズムにロック、ファンクといった要素を織り交ぜて国際的な人気を博した彼らが、2020年の南米ツアー中に見舞われたパンデミックによりツアー後にメキシコ滞在を余儀なくされ、ラテンアメリカの文化の影響を受けながらメキシコで録音されたのが本作だ。

  • 2025-10-29
  • 2025-10-25

現代NYに根差す硬派なイスラエル・ジャズの好盤。ギタリスト、ナダフ・レメズ新譜『Summit』

イスラエル出身、ニューヨークを拠点に活動するギタリスト/作曲家のナダフ・レメズ(Nadav Remez)のアルバム『Summit』は、イスラエルとアメリカの幅広い年代のメンバーからなるクインテットで硬派な”イスラエル・ジャズ”を聴かせてくれる好盤だ。

  • 2025-10-17
  • 2025-12-27

ミナス、ノルデスチ、ビートルズ、ジャズ、そして室内楽にスーパームーンの魔法を塗した驚異的傑作『Luar Total』

ブラジル・ミナスジェライス州のシンガーソングライター、アレシャンドリ・アンドレス(Alexandre Andrés)が待望の新作『Luar Total』をリリースした。ブラジルのポピュラー音楽史に燦然と輝く名盤『Macaxeira Fields』(2012年)を彷彿させる歌を中心としたアルバムで、彼の持ち味であるビートルズ、ブラジル伝統音楽、ジャズ、室内楽といった要素が非常に高いレベルで混ざり合う、間違いのない傑作に仕上がっている。スタジオ収録のフルアルバムとしては2019年リリースの前作『Rã』から6年ぶりということもあり、待ち望んでいたファンも多いだろう。

  • 2025-10-11
  • 2025-10-05

ギンガ直系ギター&トロンボーンの素敵すぎる夫婦デュオ、Natalie Cressman & Ian Faquini 新作

サンフランシスコを拠点に活動する夫婦デュオ、ナタリー・クレスマン&イアン・ファキーニ(Natalie Cressman & Ian Faquini)の新作アルバム『Revolução』が届いた。“革命”や“革新”を意味するタイトルの4枚目のデュオ作だが、その音楽自体はいつも通り穏やかで、分断と混乱の進む社会への静かな抵抗の表れのようだ。