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イラン

  • 2024-11-09
  • 2024-11-08

イランのピアニスト、ハムゼ・イェガネ。独創的なペルシアン・ジャズで見せる濃厚な音楽世界

ペルシアン・ジャズの雄、イラン・テヘラン出身のピアニスト/作曲家ハムゼ・イェガネ(Hamzeh Yeganeh)の新譜『Hand in Hand』がリリースされた。基本的にピアノトリオ編成で、エレクトリック・ベースのイディン・サデグザデ(Idin Sadeghzadeh)、ドラムスのアミン・タヘリ(Amin Taheri)とともに奏でるペルシャの伝統音楽を取り入れた独創的なジャズ・フュージョンは、なかなか他では聴けない楽しさがある。

  • 2024-07-19
  • 2024-07-18

音楽は異なる文化の壁を取り払い、共生を促す…イスラエルとイランの音楽家によるデュオ作

カナダに移民として渡った二人のアーティスト──イスラエル出身のマルチ奏者イタマール・エレズ(Itamar Erez)と、イラン出身の打楽器奏者ハミン・ホナリ(Hamin Honari)によるデュオ作『Migrant Voices』(移民の声)。中東の多様な音楽文化を自然に融合したギターとパーカッションの静かな邂逅が、とても美しい作品だ。

  • 2024-02-17
  • 2024-02-17

イラン出身。独創的なオリエンタル・プログレッシヴ・メタルが激アツなギタリスト、Shayan Javadi

イラン出身、現在は米国テキサス州ダラス在住の女性ギタリスト/作曲家シャイアン・ジャヴァディ(Shayan Javadi)が2023年11月にリリースしたデビュー作『Shawn Javadi』がかっこいい。チョン(CHON)やアニマルズ・アズ・リーダーズ(Animals As Leaders)、インターヴァルズ(Intervals)、ティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)といったプログレ、メタル、ジャズに影響を受けたという激烈なサウンドが印象的で、とにかく熱いアルバムだ。

  • 2023-09-20
  • 2023-09-19

フレッテッド&フレットレスのダブルネック・ギターが驚異的!ペルシアン・ジャズの天才ギタリスト

イラン・テヘラン出身のギタリスト/作曲家、マハン・ミララブ(Mahan Mirarab)の2022年作『Say Your Most Beautiful Word』。“ジャズのペルシャ側”(Persian side of jazz)を標榜する彼の武器はフレッテッドとフレットレスの2本のネックを備えたギターだ。スピリチュアルな女性ヴォーカルやヴァイオリン、クラリネットなどバンドメイトの音も滋味深く、マハン・ミララブのオーストリアでの15年近い活動の中でも今作はより深い精神性を探求する作品となった。

  • 2023-09-13
  • 2023-09-17

国籍もジャンルも超越する個性派ドラマー、ジョン・ハドフィールド新譜『Drum of Stories』

米国出身のドラマー/パーカッション奏者ジョン・ハドフィールド(John Hadfield)が、グレゴリー・プリヴァ、クリス・ジェニングスというパリのジャズシーンで最高峰の二人を迎え、新作『Drum of Stories』をリリースした。近年、ナナ・ヴァスコンセロスやコリン・ウォルコットが演奏していた楽器を入手した彼の楽器や音楽への想いが凝縮されたアルバムだ。

  • 2023-07-11
  • 2023-07-11

異様な熱気を孕んだ中東の風が吹く。アコーディオンによるムガーム・ジャズ作品『Qarmon』

イラン西部の都市タブリーズのアコーディオン奏者/作曲家ハサン・ホジャステフ(Hasan Khojasteh)の2021年作『Qarmon』は、西洋音楽には見られない特徴を持つアゼルバイジャンの伝統音楽「ムガーム」の影響を強く受けた興味深いアコーディオン・ジャズだ。

  • 2023-05-10
  • 2024-07-20

どこまでも澄んだ音色に心が奪われる。ペルシャのケマンチェと西アフリカのコラの幽玄な即興デュオ

イラン出身のケマンチェ奏者カイハン・カルホール(Kayhan Kalhor)と、マリのコラ奏者トゥマニ・ジャバテ(Toumani Diabaté)がデュオを組み、事前の取り決めをほとんど何も行わずに即興で演奏したアルバム『The Sky Is the Same Colour Everywhere』。ペルシャと西アフリカ、ふたつの伝統的な弦楽器が奏でる音楽は国や言葉、文化の壁に阻まれず、どこまでも幽玄で美しい。

  • 2023-02-07
  • 2023-02-09

多国籍ジャズ・クインテット Chai Masters、魔術的リアリズムを音楽で表現する圧巻のデビュー作

日常のなかの超現実を描いたジャケットが本作を象徴する。多国籍の音楽家が集い、オランダ・アムステルダムで結成されたクインテット、チャイ・マスターズ(Chai Masters)のデビューアルバム『Magic Realism』は、その名の通り“魔術的リアリズム”をテーマとした興味深い作品だ。

  • 2020-03-21
  • 2020-03-21

世界各地からサンパウロに集った移民たちが繰り広げる音楽の坩堝『OMRefugi』

中国、コンゴ、キューバ、フランス、ギニア、イラン、パレスチナ、シリア、チュニジアといった国々からの移民がブラジル・サンパウロで結成したバンド、オルケストラ・ムンダーナ・ヘフジ。2019年作『Caravana Refugi』では、洗練されたブラジル音楽をベースに各国の音楽文化が雑多に混じり合ったユニークな音楽を聴くことができる。