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ラテン

  • 2023-03-05
  • 2023-03-05

声楽家リア・ナヴィリア・クンチッチのソロデビュー作!ルーツを探求するエレガントな南米音楽

クラシックのソプラノ歌手として活躍するリア・ナヴィリア・クンチッチ(Lia Naviliat Cuncic)は、彼女の初のソロ作『Como una Flor sin Raíces』で自身のルーツであるウルグアイ、チリといった南米の音楽を深く探求し、独自の魔術的かつ優雅な世界観を描いてみせた。

  • 2023-02-11
  • 2023-02-06

アフロ・キューバンと地中海周辺音楽の豊かな出会い。ジョエル・イエレスエロ新譜『Cimarron』

キューバ・ハバナ出身、フランス在住のギタリスト/打楽器奏者/ヴォーカリスト/作曲家ジョエル・イエレスエロ(Joel Hierrezuelo)による2022年新譜『Cimarron』は、ラテン音楽、特にキューバの伝統的なリズムに加え、アフリカや中東音楽のエッセンスも感じられるとてもエキサイティングなジャズだ。

  • 2023-01-27
  • 2023-01-26

オマール・ソーサとチガナ・サンタナ。共通のルーツへの畏敬の念によって結ばれた深淵なデュオ作

キューバのピアニストのオマール・ソーサ(Omar Sosa)と、ブラジルのシンガーソングライター/ギタリストのチガナ・サンタナ(Tiganá Santana)のデュオ・アルバム『Iroko』は、世界的にも稀に見る才能を持つ二人の音楽家による深淵な語らいが垣間見える傑出した作品だ。

  • 2022-12-26
  • 2022-12-25

キューバ、ブラジル、NYジャズシーンの饗宴。ダフニス・プリエトの曲者揃いのカルテット作

キューバのドラマー、ダフニス・プリエト(Dafnis Prieto)がブラジル出身の歌手ルシアーナ・ソウザ(Luciana Souza)を全面的に迎えて制作した新作『Cantar』は、所謂“ラテン音楽”として認知されるキューバの音楽と、ルシアーナがもたらすブラジル音楽のエッセンスを絶妙にブレンドした新しい視点の作品だ。

  • 2022-12-01
  • 2022-12-03

ジャズ・ヴィブラフォンの表現を次のレベルへと導く。パトリシア・ブレナンの芸術的新譜

パトリシア・ブレナン(Patricia Brennan) というヴィブラフォン奏者の新作を聴いてびっくりした。今作『More Touch』はメキシコに生まれ現在は米国で活動する彼女の2ndアルバムとのことだが、従来のメインストリームのジャズにはない現代音楽的な和音やフレージング、そして要所で極端なピッチベンドやエフェクトをかけた耳に残る奇妙なヴィブラフォンの音…

  • 2022-11-30
  • 2022-11-29

ラテングラミー新人賞受賞、シルバナ・エストラーダのあまりに美しく枯れたデビュー作

チャーリー・ハンター(Charlie Hunter)との共演で知られるメキシコのフォーク・ポップ・シーンの新星シルバナ・エストラーダ(Silvana Estrada)のソロ・デビュー作 『Marchita』は、近年ますます注目されるラテン音楽の中でも際立って退廃的な美しさを湛え、それがゆえに親近感を抱いてしまう傑作だ。

  • 2022-11-22
  • 2023-09-17

ウルグアイ初のアカデミー賞受賞SSWホルヘ・ドレクスレル、多様な個性とコラボした新作『Tinta y Tiempo』

アカデミー歌曲賞の受賞など、ウルグアイを代表するシンガーソングライターであるホルヘ・ドレクスレル(Jorge Drexler)が新作『Tinta y Tiempo』をリリースした。ウルグアイ、スペイン、イスラエル、パナマからゲストを迎え、彼らしい柔らかな歌と巧みなソングライティング、そして現代的なサウンドで2022年を代表すると言っても過言ではない素晴らしいアルバムに仕上がっている。

  • 2022-11-16
  • 2022-11-14

ルーツ・ミュージックへの探求が糧となったナタリア・ラフォルカデ新作『De Todas las Flores』

ルーツ・ミュージックを自身の表現に取り入れ、近年激良作を連発しているメキシコのシンガーソングライター、ナタリア・ラフォルカデ(Natalia Lafourcade)の新作『De Todas las Flores』は、ほぼ自作曲で固められ、これまた彼女のディスコグラフィを代表しそうな素晴らしい作品だった。

  • 2022-11-07
  • 2022-11-06

バルセロナ・ミクスチャーのカリスマMacaco、ラテン圏の多様なゲストを迎えた新譜

バルセロナ・ミクスチャーのカリスマ、マカコ(Macaco) の2022年新作『Vuélame el Corazón』は、スペイン語文化圏の多様なミュージシャンをゲストに迎え、彼の魅力である雑多な音楽性はそのままに、年の功からか、以前と比べると洗練され少し落ち着いた印象のある音楽を聴かせてくれる。15曲すべてに抗えない魅力と深みがあり、近年のバルセロナの音楽シーンの中でも随一の作品と言っても過言ではないように思う。

  • 2022-10-17
  • 2022-10-16

ショパンの叙情性とラテンの情熱を併せ持つ女流ピアニスト、マリアリー・パチェーコ新作

2012年のモントルー・ジャズ・フェスティバル「ピアノ・ソロ・コンペティション」で女性として初めて優勝したことで知られるキューバ出身のピアニスト/作曲家、マリアリー・パチェーコ(Marialy Pacheco)の通算12枚目となる2022年新譜 『Reload』は、ピアノトリオを軸に多様なゲストを迎え入れた華やかなラテン・ジャズ作品だ。

  • 2022-09-26
  • 2022-09-25

国境を超えてラテンジャズの俊英達が集ったロクシャナ・アメー新譜『UNÁNIME』

アルゼンチン生まれの歌手/作曲家ロクシャナ・アメー(Roxana Amed)の新譜『UNÁNIME』は、ラテンアメリカやブラジルの作曲家たちのカヴァーを中心に、スペイン、キューバ、ペルー、コロンビア、ブラジルなどから傑出した音楽家たちを招いて制作された多様な作品となった。

  • 2022-09-16
  • 2022-09-12

個性派ピアノ奏者ヨアヒム・ホースリー、思わず楽しくなる“クラシック×アフロ・カリビアン”第二弾!

米国のピアニスト/作編曲家ヨアヒム・ホースリー(Joachim Horsley)の最新作『Caribbean Nocturnes』は、ベートーヴェンやモーツァルト、ショパンなどの西洋クラシックをルンバ、ソン、ズークといったアフロ・カリビアン音楽に持ち込んでしまった野心的なプロジェクトの第二弾だ。

  • 2022-08-30
  • 2022-08-29

ラテンアメリカの歴史と伝統を未来につなぐ。プエルトリコ出身サックス奏者ミゲル・ゼノン新譜

プエルトリコ出身のアルトサックス奏者/作曲家ミゲル・ゼノン(Miguel Zenón)の新譜『Música De Las Américas』がリリースされた。タイトルやジャケットに示されているとおりアメリカ大陸の歴史が紡いできた様々な物語にインスパイアされており、ラテンアメリカの多様な文化への敬意を表明した作品となっている。