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SSW

  • 2023-03-05
  • 2023-06-14

アイスランドの新星SSWレイヴェイ、“古巣”アイスランド交響楽団との共演ライヴ作品をリリース

アイスランドの新星シンガーソングライター/ギタリスト/チェリストのレイヴェイ(Laufey)の新作『A Night At The Symphony』がリリースされた。これは2022年10月に彼女の故郷レイキャビクのコンサートホールで行われた、かつて彼女がチェロのソリストとして演奏していたアイスランド交響楽団と再共演したコンサートの模様を収めたもの。

  • 2023-03-04
  • 2023-03-04

カナリア諸島出身SSWペドロ・ゲーラ、“旅”をテーマにしたあまりに美しく哲学的な新譜『El Viaje』

アフリカ大陸の北西・大西洋に浮かぶカナリア諸島出身のSSW、ペドロ・ゲーラ(Pedro Guerra)の2021年作『El Viaje』がとにかく素晴らしい。ナイロン弦ギターと歌を軸とした誠実な音作りを特長とする作品で、どこまでも内省的で穏やかな作風は疲れがちな多くの現代人の心に響くだろうと思う。

  • 2023-02-24
  • 2023-02-24

現行ミナス・ジャズを代表するフレデリコ・エリオドロ、米伯の超豪華ゲストを迎えた最新作

これは、カート・ローゼンウィンケルのカイピ・バンドの正統な後継作のようなアルバムだ。ベース奏者フレデリコ・エリオドロ(Frederico Heliodoro)の7年ぶりとなるリーダー作『The Weight of the News』は、カイピ・バンドが魅せたジャズとブラジル音楽の融合の最新形をアップデートしつつ、彼のシンガーソングライターとしての才能にもフォーカスした作品となっている。

  • 2023-02-23
  • 2023-02-23

サン・アンドレウの花形ベーシスト/歌手マガリ・ダッチラ、圧倒的な個性と魅力を放つ大傑作新譜

アンドレア・モティス(Andrea Motis)やリタ・パイエス(Rita Payés)といった優れた若手ジャズ・ミュージシャンを輩出したことで知られるサン・アンドレウ・ジャズバンド出身のベーシスト/歌手マガリ・ダッチラ(Magalí Datzira)がサン・アンドレウ卒業後の初のフルレンス・アルバムとなる『Des de la cuina』をリリースした。

  • 2023-02-22
  • 2023-02-22

もう一度、世界にブラジル音楽のムーヴメントを。Stones Throwから初の伯出身SSWデビュー

ブラジル出身で現在はロサンゼルスを拠点とするSSW/ギタリストのガブリエル・ダ・ホーザ(Gabriel da Rosa)。ロサンゼルスではDJとしても活動し、さまざまなブラジル音楽を紹介しているという彼のデビューアルバム『É o que a casa oferece』が現代の最重要インディーズレーベルのひとつであるStones Throwからリリースされた。

  • 2023-02-17
  • 2023-06-21

パリ発、“最高の現代ジャズSSW”才媛ギャビ・アルトマン。プロデューサーはジェシー・ハリス

フランス出身の新星ジャズ系SSW、ギャビ・アルトマン(Gabi Hartmann)の初のフルレンス・アルバム『Gabi Hartmann』がリリースされた。プロデュースはデビューEP『Always Seem to Get Things Wrong』(2021年)に続き、ノラ・ジョーンズのブレイクの立役者であるジェシー・ハリス(Jesse Harris)が務め、オーセンティックでありながら古くない、さまざまなシーンで求められる現代のジャズを体現する。

  • 2023-02-16
  • 2023-03-18

アントニオ・ロウレイロがプロデュース!ミナスの新人ナラ・ピニェイロ、最高のデビュー作

ブラジル・ミナスジェライス出身のシンガーソングライター/フルート奏者、ナラ・ピニェイロ(Nara Pinheiro)のデビューアルバム『Tempo de Vendaval』。プロデュースをアントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)が務めており、多くの楽曲ではサウンドもロウレイロの個性が強く表れた作品だ。徹底的にこだわり抜いた高度な編曲やサウンド・プロダクションだが、それを強く意識させない柔らかく自然な歌声や手触り感覚があり、聴きやすく、かつ深みのある素晴らしいアルバムとなっている。

  • 2023-02-15
  • 2023-02-15

今既にここにある楽園を祝福する。現代トロピカリアの旗手ルーカス・サンタナ新譜『O Paraíso』

ブラジルのトロピカリアの継承者、ルーカス・サンタナ(Lucas Santtana)の9枚目のアルバム『O Paraíso』には、彼の代名詞である“エレクトロ・アコースティック”を自然に体現した新しさと懐かしさ、そしてどんな時代にも普遍の心の拠り所となるような素敵な音が詰まっている。

  • 2023-02-14
  • 2023-02-13

永遠に続くカルナヴァルの高揚感。レトロ・サイケなブラジル音楽を体現するSSWジョアン・セルヴァ

レトロなブラジリアン・ポップを表現するシンガーソングライター、ジョアン・セルヴァ(João Selva)の2ndアルバム『Passarinho』がリリースされた。2021年のデビュー作『Navegar』の流れを汲んだヴィンテージ感満載のサウンドが逆に新鮮な、多くのブラジル音楽ファンに届いてほしい作品だ。

  • 2023-02-13
  • 2023-02-13

コンゴにルーツを持つ混血女性SSWレベッカ・ンボングー率いるKolinga、大躍進の2nd『Legacy』

ヴォーカル/作詞作曲のレベッカ・ンボングー(Rébecca M'Boungou)とギターのアーナウ・エスター(Arnaud Estor)のデュオ・ユニットとして2018年にデビュー作『Earthquake』をリリースしたコリンガ(Kolinga)が、6人編成となってリリースした2ndアルバム『Legacy』。この編成強化により、ギターとヴォーカルを中心にサウンドが組み立てられていた前作から大幅に色彩感がアップ。当初より高い評価を得ていたレベッカの歌声の魅力はそのままに、より訴求力の高い作品に仕上がった。

  • 2023-02-10
  • 2024-03-20

アフロ・ブラジル音楽の歴史を体現する男女デュオÀVUÀ、最高のデビュー作『Percorrer Em Nós』

アコースティック・ギターとアフロ・ブラジルのパーカッション、そして適度なエレクトロニック・サウンドに溶け込む極上のハーモニー。女性シンガー/作曲家ブルーナ・ブラッキ(Bruna Black)と、男性ギタリスト/シンガー/作曲家のジョタ・ペー(Jota.pê)によって結成されたデュオ、ÀVUÀのデビュー作 『Percorrer Em Nós』は、今もっともモダンで素晴らしいブラジル音楽のひとつだと断言できる。

  • 2023-01-08
  • 2023-11-15

アルジェリアを代表する女性SSWスアド・マッシ、地中海周辺音楽や南米テイストも取り込んだ新作

アルジェリア出身のシンガーソングライター/ギタリストのスアド・マッシ(Souad Massi)は、通算10枚目となる新作『Sequana』で彼女の音楽の幅をさらに広げた。プロデューサーはアラブやアフリカ音楽にも造詣の深い英国のギタリスト、ジャスティン・アダムス(Justin Adams)。

  • 2023-01-04
  • 2023-01-04

アルゼンチンの3人組Dos Más Uno、極上のサウンドで描く“世界でもっとも美しい歌”

アルゼンチンのギタリスト二人とパーカッション奏者から成るトリオ、ドス・マス・ウノ(Dos Más Uno)の新作 『Las Canciones Más Lindas del Mundo』は、堂々と冠した“世界でもっとも美しい歌”とというアルバム名に恥じない作品だ。アルゼンチンをはじめとした中南米やカリブのスペイン語圏の名曲たちを2本のスパニッシュギターとパーカッション、そして3人の歌とハーモニーでカヴァー。オーガニックなサウンドが魅力的で、近年のアルゼンチン音楽、特にアカ・セカ・トリオが好きな方に全力でおすすめしたい。

  • 2023-01-01
  • 2022-12-31

カーボベルデのSSWマリオ・ルシオ、遠い海の彼方への希望と故郷への郷愁を歌う『Migrants』

ルゾフォニア(ポルトガル語圏)の最重要ミュージシャンの一人であるカーボベルデのシンガーソングライター、マリオ・ルシオ(Mário Lúcio)の2022年新作『Migrants』。“移民”を意味するタイトルの本作は、国境を越える彼の音楽を象徴的に示している。