- 2021-12-06
- 2021-12-06
シュタイアーマルク・ハーモニカが印象的なアルプス音楽カルテット、Maxjoseph
シュタイアーマルク・ハーモニカ2台、ギター、チューバという編成のドイツの4人組バンド、Maxjosephのデビュー作『Neue Welt』は、ヨーロッパの古風な舞踏音楽をもとにジャズなどの新しいアイディアを加えた興味深い作品だ。
シュタイアーマルク・ハーモニカ2台、ギター、チューバという編成のドイツの4人組バンド、Maxjosephのデビュー作『Neue Welt』は、ヨーロッパの古風な舞踏音楽をもとにジャズなどの新しいアイディアを加えた興味深い作品だ。
2015年にバルセロナで結成された全員女性の11人組、バルカン・パラダイス・オーケストラ(Balkan Paradise Orchestra, 通称:BPO)は、大所帯によるジプシーブラス直系の迫力あるサウンドと、女性バンドならではの華やかなステージでの立ち振る舞いがとても魅力的なバンドだ。
あまりに孤独で芸術的な前作『Call for Winter』を経て、ノルウェーの鬼才チューバ奏者ダニエル・ハースケダール(Daniel Herskedal)がトリオで戻ってきた。新譜『Harbour』はピアノにエイヨルフ・ダーレ、ドラムスにヘルゲ・アンドレアス・ノールバッケンという名手を迎え、チューバとバストランペットを駆使する彼にしか表現できない厳粛な音世界を描き出す。
ノルウェーのジャズ・チューバ奏者ダニエル・ハースケダール(Daniel Herskedal)の7枚目のアルバムとなる新譜『Call for Winter』は、チューバやバストランペットの多重録音で創られた完全なるソロ作。アルバムタイトルに相応しい孤高の音楽で、北欧の厳しくも美しい自然や、人間本来の孤独の姿を語る。
独特の重厚感や空気感のあるチューバの響きが好きな方は多いと思うが、そのチューバを本格的なジャズで耳にする機会を思った以上に少ない。ましてやチューバ奏者がリーダーの作品など、珍品扱いだろう。今回紹介するテオン・クロスのソロデビューアルバム『Fyah』は、珍しいジャズ・チューバの今を知る上で避けて通れない作品だ。