カーボベルデ出身の歌手ネルソン・フレイタスが挑むズーク×R&B

カーボベルデの人気歌手、ネルソン・フレイタス

カーボベルデ出身の両親のもと、オランダに生まれたネルソン・フレイタス（Nelson Freitas）の新譜『Sempre Verão』がカーボベルデで大ヒット中だ。

ネルソン・フレイタス（Nelson Freitas）はカーボベルデの伝統を引き継いだ音楽（ズーク）とR&Bを組み合わせたスタイルで人気を博している。歌手デビューは1997年というから、かなりのベテランだ。
2016年リリースの『Four』ではカーボベルデの歌姫マイラ・アンドラーデ（Mayra Andrade）とも共演するなど、世界的にその存在感を示してきた。

彼の音楽は現代的なR&Bを基調にしたサウンドでありながら、カーボベルデの伝統的な音楽に見られるソダーデ（サウダージ = 郷愁）がそこかしこに漂い、なかなか琴線に引っかかる。ブラジルから伝わった4弦楽器カヴァキーニョなども用いた独特の音楽はクセになる。