インドネシアから現れた逸材、Ardhito Pramono
インドネシアの首都ジャカルタ、1995年生まれのシンガーソングライター、アルディート・プラモノ(Ardhito Pramono)が凄い!
20代前半とは思えない渋みのある歌声や作編曲、かつ若者らしい瑞々しい感性も兼ね備えた新世代ポップスの逸材だ。若いミュージシャンにありがちな奇を衒うような表現ではなく、シンプルに“良い音楽”を提供してくれる、今後要注目のアーティストだ。
とにかく、曲を聴いてみて欲しい。
YouTubeで音楽を見聞きする人々が増える中、アーティストの名刺がわりとも言えるほど重要になってきているMVのセンスにも注目して欲しい。
インドネシアの新鋭アーティスト、アルディート・プラモノ(Ardhito Pramono)。
若いながら荒削りなところがなく、その瑞々しさと高い完成度は数年前のブラジル・ミナス新世代のアレシャンドリ・アンドレス(Alexandre Andres)のデビュー当時を思い起こさせる。
YouTubeなどを活用する“今”を生きる音楽家
アルディート・プラモノ(Ardhito Pramono)が音楽を始めたのは14歳からだという。音楽家としては、決して早い年齢ではない。
それでも彼はピアノやギター、作曲技法などを次々に習得し、2013年にオーストラリアのJMCアカデミーの映画学部で学ぶ傍ら、YouTubeで往年の名歌手エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)の「What are you doing new year’s eve?」のカヴァーでデビューし、さらに前出の自作曲「Bitterlove」などで積極的な発信を開始した。
2017年に音楽レーベルSony Musicと契約、2018年にシングル『Fake Optics』でデビュー。2019年にはEP『a letter to my 17 year old』をリリースし、YouTubeでのチャンネル登録数15万人、「Bitterlove」の動画再生回数750万回など、その認知を広げている。