強力エレクトロジャズ・デュオ、Evan Marien x Dana Hawkins

Evan Marien - Parallels

注目のエレクトロ・ジャズ・デュオ「エヴァン・マリエン x ダナ・ホーキンス」新譜

米国のベーシスト/マルチ奏者/作曲家、エヴァン・マリエン(Evan Marien)とドラマー、ダナ・ホーキンス(Dana Hawkins)による強力ユニット、Evan Marien x Dana Hawkins による双頭名義の新譜『Parallels』がリリースされた。

2017年よりタッグを組み、エレクトロニカも交えたジャズ/フュージョン・サウンドが当初から注目された彼らは、2019年には来日し飛騨高山ジャズフェスティバルをはじめ、東京、京都、神戸で公演を行っている。
本作に収録された(6)「Kyoto」と題されたユニークな1曲は、その経験の賜物だろう。

アルバムはフュージョン、ファンクにエレクトロニカの要素が効果的に加わった曲が続く。大半の曲にゲスト参加の鍵盤奏者ジュリアン・ウォーターフォール・ポラック(Julian ‘J3PO’ Pollack)の貢献も大きく、ジャジーでチル感のある楽曲が満載。どの曲も良いのだが、全体を通して変化が少なく単調な印象も受けるが、聴くシチュエーションによってはハマるアルバムだと思う。

(4)「Anybody Else but You」

ベーシストのエヴァン・マリエンはイリノイ州ディケーター生まれ。若い頃からトロンボーン、ピアノ、ギター、ドラムを演奏してきたが、現在では主にベーシストとして知られている。
これまでの共演者はティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)、ウェイン・クランツ(Wayne Krantz)、エリオット・モス(Elliot Moss)など。
2009年にバークリー音楽大学を卒業し、同年、「最もエキサイティングな新人プレーヤー」のうちの Bass Player Magazine Reader’s Choice Awards を受賞している。

ドラマーのダナ・ホーキンスはヒップホップ、ドラムンベース、フュージョンといったジャンルから影響を受けており、エヴァン・マリエンとのユニット以外のリーダー作こそないものの、これまでにサイドマンとして数々のセッションに参加。スタンリー・クラーク(Stanley Clarke)、ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)、エスペランサ・スポルディング(Esperanza Spalding)、ジェレミー・ペルト(Jeremy Pelt)らと共演してきた。

Evan Marien – bass
Dana Hawkins – drums

Guests :
Mario Camarena – guitar (1)
INTERVALS – guitar (6)
Cory Wong – guitar (2, 8, 9)
Miguel Atwood Ferguson – violin (2, 3)
Julian ‘J3PO’ Pollack – additional synths/keys (3, 4, 5, 6, 7, 8)
Steve Hunt – synth (9)

Evan Marien - Parallels
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