ベン・エイロンによる25分間のアフリカン・ドラム
“ニュー・アフリカン・ドラミング”を標榜するイスラエル出身のパーカッショニスト、ベン・エイロン（Ben Aylon）の25分間にわたるソロ・パーカッションの演奏を収録したアルバム『Flow Show』。ひたすらパーカッションを叩き続ける地味なアルバムだが、ずっと聴いていると魂を持っていかれそうな高揚感があり面白い。アルバムはこの25分間の即興演奏を7つのトラックに区切っただけのものなので、冒頭から再生しっぱなしにしておくだけで誰でも気軽に異世界にトリップできる優れものである。
ベン・エイロンはベーシスト/プロデューサーのヨッシ・ファイン（Yossi Fine）と近年活動を共にしているパーカッション奏者で、アフリカ、特にセネガルのドラムに触発された演奏スタイルと、アグレッシヴなリアルタイム・エフェクト使いが特徴的。
この音源は著作権フリーで提供されているので、ちょっと変わったアフリカン・スタイルのサンプリングのネタとしても活用できそうだ。
25分間、ひたすら叩きまくる。
Ben Aylon – percussion