レユニオン島出身のピアニスト、Cédric Duchemann ソロデビュー作
フランス海外県レユニオン出身のピアニスト/作曲家、セドリック・デュシュマン(Cédric Duchemann)のソロデビュー作『Tropicalism』はクレオール・ジャズの近年の良盤だ。
ゲストにフランスを代表するギタリストであるグェン・レ(Nguyên Lê)にルイス・ウィンズバーグ(Louis Winsberg)、さらにカリブ・ジャズの名手のベーシスト、ミシェル・アリーボ(Michel Alibo)も参加。レユニオンの伝統楽器のサウンドも取り入れた爽快なジャズで、完成度はとても高く、フィーチャリングに名前はないがソニー・トルーペ・カルテットでも弾いていたベーシスト、マイク・アルモガム(Mike Armoogum)や、セドリック・ボウ(Cédric Baud)、トーマス・マネロウク(Thomas Manerouck)のギター・プレイも聴き応えがある。
セドリック・デュシュマン(Cédric Duchemann)はレユニオン島の生まれ。8歳で独学でピアノを始め、13歳の頃に島でフランスのジャズ/フュージョンバンド、Sixun のライヴを観たことでジャズピアニストの道を決意したという。
2000年頃にフランスのパリに移住すると、そのSixunやザヴィヌル・ジンジケートで活躍したドラマー/パーカッション奏者、パコ・セリー(Paco Sery)に見出され彼のバンドに加入。一緒にツアーなどを回っている。
Cédric Duchemann – piano
Mike Armoogum – bass
Emmanuel Félicité – drums
Julien Grattard – cello
Cédric Baud – guitar
Thomas Rishi Manerouck – guitar
Jim Celestin – saxophone
Guests :
Nguyên Lê – guitar
Michel Alibo – bass
Louis Winsberg – guitar