UKジャズロック新星、John Connearn
イギリス・ミッドランズ出身のギタリスト/作曲家ジョン・コナーン(John Connearn)は5歳からギターを始め、これまでは主にスタジオ・ミュージシャンや様々なバンドのサポートメンバーとして活動を行ってきた。2020年から自身のプロジェクトを開始、ジャズ、フュージョン、メタル、ロックを高濃度に煮詰めたサウンドを得意とし、デビューシングル『First Things First』は耳の早いリスナーの間で話題になった。
そんな彼の初のEP『Is This Thing On?』 では、(1)「Distracted」、(2)「Hold That Thought」など王道ジャズロックが楽しめる。とはいえサウンドはそこまでヘヴィでもなく、曲調は違えどサウンドの爽やかさは往年のパット・メセニー・グループを彷彿させるところもあり聴きやすい。テクニカルでかっこいいギターサウンドを求めている人にはイチオシの作品だ。
ジョン・コナーンはエレクトリック・ギターの他にアコースティック・ギターも弾いており、特に(6)「After All」ではハーモニクスも多用した壮大で美しい物語のようなバラードを聴くことができる。