平和を願うイスラエルのヒップホップ・バンド、ハダグ・ナハシュの魅力

Hadag Nahash

平和を願うイスラエルのヒップホップ・バンド、Hadag Nahash

イスラエルを代表するヒップホップ・バンド、ハダグ・ナハシュ(Hadag Nahash, ヘブライ語:הדג נחש)は、1996年の結成以来一貫してファンキーな音楽に乗せて社会的・政治的なテーマを訴えてきた。平和、寛容、平等を求める彼らの歌詞は示唆に富むものだが、ヘブライ語で歌われる歌詞が分からなくても、その音楽だけで楽しめるバンドだ。

音楽性はロック/ファンク寄りのヒップホップ。そこにイスラエルやアラブの中東的な旋律が突如現れたりと、創造性に満ちキャッチーさがクセになる。

政治的な主張が書かれたステッカーを集め、その文句を繋げ歌詞にした2004年の「The Sticker Song(ステッカーの歌)」はイスラエルでは知らぬ者はいないほどの大ヒットを記録したという。この曲では例えば“不必要な戦争のための子供などいない”といった強烈なメッセージを投げかけている(イスラエルは国民皆兵制度が敷かれている)。

そんなハダグ・ナハシュは2018年の『וולקאם טו איזראל』が現時点の最新作。妙ないなたさも魅力のディスコファンク(1)「!סע」、エレクトロ・クレズマーといった趣の(2)「וולקאם טו איזראל」、ストレートなファンクン・ヒップホップ(3)「מצביעים ברגליים」、イスラエル・ポップらしさ溢れる(4)「טיפות של אור」などなど、楽しい曲がずらりと並ぶ。このバンドはMVも凝っていて面白く、ハマるとしばらく観続けてしまう。

ディスコファンクを模した妙なキャッチーさがクセになる(1)「!סע」

ハダグ・ナハシュは2009年にイスラエル大使館の支援で代官山unitで来日公演も行っている。
平和への強い想いを音楽と歌に託す、素晴らしいバンドだ。

生き残るために別の場所に移動しなくてはならなくなった人々を歌う(7)「יוצא לדרך」
MVの訴求力も抜群。
不良じじい3人組がかっこよすぎ!(11)「עוד יהיה טוב」
アルバムタイトル曲(2)「וולקאם טו איזראל(Welcome to Israel)」はクレズマー/アラブ音楽の要素を大胆にミックスする。

Hadag Nahash :
Sha’anan Streett
Guy Mar
David Klemes
Moshe “Atraf” Asaraf
Yaya Cohen-Harounoff
Shlomi Alon

Hadag Nahash
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