トロンボーン奏者/作曲家ジョアベ・ヘイス
ブラジルのトロンボーン奏者/作曲家、ジョアベ・ヘイス(Joabe Reis)の新譜『028』がリリースされた。MPB、ヒップホップ、ファンク、トリップホップなど様々な要素を消化吸収した現代的なジャズが楽しめる作品で、心地よく繰り返されるグルーヴは極上のチルアウト・ミュージックとして紹介しても間違いないだろう。
アルバムのタイトルは彼の出身であるエスピリト・サント州のカショエイロ・ヂ・イタペミリンの市外局番。アルバムにはジョアベ・ヘイス自身の曲のほか、13歳の頃からトロンボーンの演奏をしてきた彼がこれまでに影響を受けた音楽家の曲のカヴァーも含まれている。
例えばジャヴァン(Djavan)作曲の(1)「Asa」や、歌手ミレラ・コスタ(Mirella Costa)と共演するジルベルト・ジル(Gilberto Gil)作曲の(9)「Se Eu Quiser Falar Com Deus」。
フローラ・プリン(Flora Purim)のカヴァーである(3)「Partido Alto」にはアメリカの伝説的サックス奏者ボブ・ミンツァー(Bob Mintzer)とブラジルの超絶技巧のハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシ(Gabriel Grossi)が特別なゲストとして参加する。
Joabe Reis – trombone
Sidmar Vieira – trumpet
Josué Lopez – saxophone
Agenor de Lorenzi – keyboards
Daniel Pinheiro – drums
Douglas Couto – bass
Felipe Pizzutiello – bass
Dedê Silva – drums
Diogo Ville – keyboards
Jessé Sadoc – trumpet
Marcelo De Lamare – guitar
Marcelo Martins – saxophone
Camila Ronza – voice
Rafael Reis – bass
Guests :
Bob Mintzer – saxophone (3)
Gabriel Grossi – harmonica (3)
Leo Mucurí – rap (5)
Wesley Camilo – vocal (5)
Mirella Costa – vocal (9)