- 2021-07-27
- 2024-01-13
ギター弾き語りの新たな才能ラウ・ノア、待望のソロデビュー作
近年急速に注目を浴びるスペイン出身のギタリスト/シンガーソングライターのラウ・ノア(Lau Noah)が待望のソロデビューアルバム『3』をリリースした。格調高いクラシックギターの奏法で弾き語る彼女の音楽は技術的に唯一無二なだけでなく、芸術的であたたかな優しさが宿る。
近年急速に注目を浴びるスペイン出身のギタリスト/シンガーソングライターのラウ・ノア(Lau Noah)が待望のソロデビューアルバム『3』をリリースした。格調高いクラシックギターの奏法で弾き語る彼女の音楽は技術的に唯一無二なだけでなく、芸術的であたたかな優しさが宿る。
パスコアールのバンドで活躍するピアニスト、アンドレ・マルケス(André Marques)のソロピアノ作『Forró de Piano』は、その名の通り本来アコーディオン(サンフォーナ)やトライアングル、ザブンバなどで演奏されるブラジルの伝統音楽フォホー(Forró)をピアノ一台のみという珍しいフォーマットで表現したアルバムだ。
モロッコのゲンブリ奏者/シンガーのメディ・ナスリ(Mehdi Nassouli)と、イスラエルのピアニストオムリ・モール(Omri Mor)、そしてアルジェリア出身ドラマーのカリム・ジアド(Karim Ziad)のトリオによる『Assala』は、近年世界中の音楽家や愛好家から注目を浴びるグナワ音楽と、現代ジャズの最高峰のハイブリッドな驚くべき作品だ。
1989年フランス生まれのピアニスト/作曲家カミーユ・トーヴノ(Camille Thouvenot "Mettà")のソロデビュー作『Crésistance』は、ジャズや音楽への深い愛、それを演奏を通じて表現する技術と才能が最大限に発揮された良盤だ。
ロシア・サンクトペテルブルク出身、2011年にイスラエルに移住したサックス奏者/作曲家レニー・センデルスキー(Lenny Sendersky)が弦楽五重奏団ムーン・ストリングス(Moon Strings)と共演したユニークなアルバム 『Blues Mizrahi』は、ミズラヒ音楽文化に影響された自身のルーツを見つめる優美な室内楽ジャズだ。
ブラジルのカルテット、ルーデレ(Ludere)が2020年にリリースした『Baden Inédito』は、2000年に他界したブラジルの伝説的ギタリスト、バーデン・パウエルが書き残した未発表曲を集めたアルバムだ。今作への想いを、Ludereのメンバーであるフィリップが、偉大な音楽家の遺作を甦らせる冒険的な試みに至った背景や制作秘話、父バーデンへの思いなどをたっぷりと語ってくれた。
あまりに孤独で芸術的な前作『Call for Winter』を経て、ノルウェーの鬼才チューバ奏者ダニエル・ハースケダール(Daniel Herskedal)がトリオで戻ってきた。新譜『Harbour』はピアノにエイヨルフ・ダーレ、ドラムスにヘルゲ・アンドレアス・ノールバッケンという名手を迎え、チューバとバストランペットを駆使する彼にしか表現できない厳粛な音世界を描き出す。
フラン&シコ・シコ(Fran & Chico Chico)という無名なデュオの音楽に惹かれた。調べてみると、ふたりはブラジル音楽の巨匠の遺伝子を継ぐ者だった。音楽は、脈々と未来へと受け継がれていく。
ロシア出身のピアニスト、スヴェトラーナ・マリンチェンコ(Svetlana Marinchenko)がスロバキア出身のベーシスト、ピーター・クーデク(Peter Cudek)とイスラエル出身のドラマー、オフリ・ネヘミヤ(Ofri Nehemya)とのトリオを軸に作り上げた、自らの少女時代へ宛てたアルバム『Letters to My Little Girl』
ギリシャ神話の月の女神セレーネに因んで名付けられたベーシスト/ヴォーカリスト/作曲家セレーネ・サン=エメ(Sélène Saint-Aimé)は、伝統的なジャズとフリージャズ、さらに現代的な音楽の感性も持ち合わせたラテン語で「波の海」(月の海のひとつ)を意味するデビュー作『Mare Undarum』を2020年にリリースした。
プリンスのホーン隊、NPG Hornzの元メンバーで米国LAを拠点に活動するトランペット奏者/作曲家フィリップ・ラシター(Philip Lassiter)の新譜『Live in Love』はファンク、ジャズ、レゲエ、ヒップホップ、R&Bといった要素が散りばめられ、ポップに仕上げられた良作だ。
ピアニスト/作曲家のドミトリー・イルグディン(Dmitry Ilugdin)をリーダーとするロシアのピアノトリオ、イルグディン・トリオ(Ilugdin Trio)による3枚目のアルバム『My Story』は、オーソドックスなピアノトリオ編成で紡ぎ出す極上のメロディーとハーモニーが素晴らしい作品だ。
デビュー当時、ふざけたキャッチコピーとともに日本にもセンセーショナルに紹介されたナタリア・ラフォルカデ(Natalia Lafourcade)の最近のプロジェクトは本当に素晴らしくて見違える。前作に続き、故郷メキシコの文化を深くリスペクトした『Un Canto por México, Vol. II』も非常にクオリティの高い、素晴らしいアルバムだ。
アゼルバイジャン生まれの木管楽器奏者アラフサル・ラヒモフ(Alafsar Rahimov)の新譜『Panik』は、ピアノにアゼルバイジャンのエティバル・アサドリ、ベースにコソボ生まれのエンヴァー・ムハメディ、そしてトルコのドラマー、イーキン・チェンギスカンという若手の俊英たちを迎えたムガームジャズの範疇にとどまらないオリエンタル・ジャズの絶品だ。