TAG

アルゼンチン

  • 2026-01-25
  • 2026-01-25

アルゼンチン・リトラル地方の豊かな音楽性と詩情。セバスティアン・マッキ新作『Grita en mí』

アルゼンチン・ブエノスアイレスのSSW/ピアニスト、セバスティアン・マッキ(Sebastián Macchi)による2025年の新作『Grita en mí』。5人編成の新しいバンド、コレクティーヴォ・バルディオ(Colectivo Baldío)による録音で、これまでの彼の作品と比較するとエレクトリックの比重が少し増したが、その美しい感性から紡ぎ出される瑞々しい楽曲群はなおも健在で、豊かな音楽体験を約束する素晴らしい内容となっている。

  • 2026-01-16
  • 2026-01-16

アルゼンチンの叙情派ピアニスト、ニコラス・ゲルシュベルグによる多彩なジャズ『En un lugar』

アルゼンチンのピアニスト、ニコラス・ゲルシュベルグ(Nicolas Guerschberg)のピアノトリオ編成による2025年作 『En un lugar』。アルバムには叙情的な自身のオリジナルのほかクラシック、ソウル、ロック、アルゼンチン・フォルクローレなどのカヴァーも含まれ、異なる時代やジャンルの橋渡しをする作品だ。20年以上にわたりステージやスタジオで演奏をともにしてきた盟友ダニエル・”ピピ”・ピアソラ(Daniel "Pipi" Piazzolla, ds)とマリアノ・シボリ(Mariano Sívori, b)とともに、熟達したジャズを聴かせてくれる。

  • 2025-11-26
  • 2025-11-25

まるで楽園のようなアルゼンチン音楽。フェデリコ・アレセイゴル新作『.ar』

アルゼンチンの現代ジャズ/ネオフォルクローレを代表するSSW/ピアニスト、フェデリコ・アレセイゴル(Federico Arreseygor)の2025年作『.ar』の美しさは、格別だ。ジャズとアルゼンチン・フォルクローレが高度に混ざり合ったリオプラテンセの独特な音楽作品群の中でも一際輝く、素晴らしい作品だ。

  • 2025-11-08
  • 2025-11-08

アルゼンチン・ボッサの先駆者アグスティン・ペレイラ・ルセーナの名盤がリマスター・リリース!

隣国ブラジルの音楽に影響を受け、所謂”アルゼンチン・ボッサ”の先駆者として知られる名ギタリストのアグスティン・ペレイラ・ルセーナ(Agustin Pereyra Lucena) が1975年にリリースした名盤『Ese Día Va A Llegar』がデジタル・リマスターされ、2025年10月24日にデジタル配信が開始された。ヨーロッパでは『Brasiliana』というタイトルでリリースされたことで知られており、日本でも2004年や2010年にCD/LPで再発されるなど国際的に人気のアルバムで、初期リリースから約半世紀が経った今聴いても色褪せることのない傑作だ。

  • 2025-10-05
  • 2025-10-05

アルゼンチン・ジャズの新たな傑作。パンチョ・ラゴネセ『Mosaico』

アルゼンチン・ブエノスアイレスのピアニスト/作曲家パンチョ・ラゴネセ(Pancho Ragonese) の2025年作『Mosaico』は、同地のフォルクローレと、ジャズや隣国ブラジルの音楽などが高度に融合した現代アルゼンチン・ジャズ(いわゆる“ネオ・フォルクローレ”)の魅力が凝縮された傑作だ。

  • 2025-09-22
  • 2025-09-22

TOMI & TOMI|アルゼンチンから来日中のトミ・レブレロ(バンドネオン)が、9月24日にライヴ。アルバム『TOMI & TOMI』では岸田繁との共作曲も再演。

 くるりの岸田繁との共演でも知られるアルゼンチンのバンドネオン奏者、トミ・レブレロ(Tomi Lebrero )が来日中で、ライヴもしてくれています。9月24日(水)には、代々木上原のハコギャラリーで演奏します。今回は、ギター /ピアノ/ボーカルのトミ・ムティオ(Tomi Mutio)とのデュオでのライヴ。
 この2人のトミは、先日アルバム『TOMI & TOMI』をリリースしたばかり。アルバムでは、くるりの名曲「Bremen」に、トミ・レブレロがスペイン語の歌詞をつけた「Kfrefeld」も収録しています。

  • 2025-08-01
  • 2025-08-01

即興音楽、エレクトロ、詩的世界が相互作用するフレッヂ・セルヴァ&トリスタン・バルボサの傑作

ブラジル・ミナスジェライス州出身で、ヴィブラフォン奏者として知られるフレッヂ・セルヴァ(Fred Selva)が、アルゼンチンの詩人/歌手トリスタン・バルボサ(Tristán Barbosa)と共同名義でリリースした新譜『O Arpão Do Irreal』が驚きだ。エレクトロニック・アーティスト/ソロ・パフォーマーとしてのフレッヂの魅力が爆発した内容となっており、作編曲、演奏、音響、歌、詩が一体となった孤高の空間へと誘う。

  • 2025-07-24
  • 2025-07-21

『Saga』:名手ヤマンドゥ・コスタが室内楽アンサンブルで紡ぐラテンアメリカの音楽叙事詩

ブラジルの7弦ギターの名手ヤマンドゥ・コスタ(Yamandu Costa)の新作は、アルゼンチンのバンドネオン奏者マルティン・スエド(Martin Sued)が率いるアンサンブルであるオルケストラ・アッシントマティカ(Orquestra Assintomática)とのコラボレーション・アルバム『Saga』だ。ブラジルやアルゼンチンを中心とした様々な南米音楽、それにジャズ、クラシックといった音楽の境界を易々と超え、自由に新しい音楽を紡いでゆく、豊かなスケールの作品となっている。

  • 2025-07-09
  • 2025-07-09

歌うことを禁じられた祖母は、音楽を“鳥のさえずり”と表現し私に伝えた──SSWナディア・ラルチェル、傑作デビュー作

アルゼンチン北西部、カタマルカ州の自然に恵まれた小さな町アンダルガラ(Andalgalá)で生まれ育ったシンガーソングライターのナディア・ラルチェル(Nadia Larcher)は、彼女のソロデビュー・アルバム『Trinar(La flor)』で、祖母マリアの記憶、花や鳥や川といったアンダルガラの自然、そして大規模採掘問題で揺れる地域の環境問題を、伝統的なフォルクローレと洗練されたジャズを融合した美しいサウンドに乗せて力強く表現している。

  • 2025-04-12
  • 2025-04-12

音楽的不綺語を体現するアルゼンチンの19歳女性トリオ・TRÍADA。デビューEPで見せた原石の輝き

アルゼンチンの19歳の女性3人によるアコースティック・ポップ/ボサノヴァのトリオ、トリアーダ(TRÍADA)が話題となっている。いずれもカヴァー曲で構成されたデビューEP『De Versiones y Alma』は6曲収録・計14分と短いものの、その選曲のセンスの良さ、ヴォーカルとコーラス、ガットギターとパーカッションを中心とした穏やかで程よい緩さが心地よく、多くのリスナーをこの若いトリオの世界観に惹き込むだろう。

  • 2025-03-27
  • 2025-03-26

ギターとチェロ、魔法のように美しい。キケ・シネシ&アストリッド・モトゥーラ『La Magia』

アルゼンチンを代表するギタリストのキケ・シネシ(Quique Sinesi)が、同国のチェリストのアストリッド・モトゥーラ(Astrid Motura)とのデュオで新譜『La Magia』を発表した。収録の7曲はすべてキケ・シネシの作曲で、純粋で淀みのない、彼らしい澄み切った美しい音楽をたっぷりと堪能できる作品となっている。

  • 2025-01-28
  • 2025-01-22

ラ・プラタの肥沃な大地が生んだ極上音楽。アルゼンチンのSSWティンチョ・アコスタ新作

アルゼンチンのシンガーソングライター/ギタリストのティンチョ・アコスタ(Tincho Acosta)の3枚目のアルバム『Bandurria』は、過去2作と比べても“もっとも自然な形”で制作された作品だという。ティンチョ・アコスタの7弦ガットギターとシルクのような声を中心に、自然だけでなく文化的にも肥沃なラ・プラタの美しい情景や人々の営みを卓越した表現力で結実させた、素晴らしい仕上がりのアルバムとなっている。

  • 2025-01-03
  • 2025-01-02

アルゼンチン・ジャズの女傑ノラ・サルモリア、その創造性の真髄を見るピアノ弾き語り作

アルゼンチンのピアニスト/歌手/作曲家、ノラ・サルモリア(Nora Sarmoria)が自身のピアノ弾き語りを中心としたアルバム『Amniótica』をリリースした。アルゼンチン・ジャズ、あるいはネオ・フォルクローレの粋の結晶のような極上のアルバムで、ノラ・サルモリアの傑出した才能にあらためて感服させられる。