ベボ・フェラ、金子飛鳥、カルロス・ブスキーニ。地上のどこでもない幻想的フォーク・ジャズ

Bebo Ferra, 金子飛鳥 & Carlos El Tero Buschini - Tres Continentes

3つの世界から集ったマエストロたちの美しい共演作

この地球上のどこかにありそうでなさそうな魅力的なフォーク・ジャズ。イタリア、日本、そしてアルゼンチンという互いに大きく距離の離れた場所から集ったマエストロたちが繰り広げるあまりに美しい音楽だ。

イタリアのギター奏者ベボ・フェラ(Bebo Ferra)、日本のヴァイオリニスト金子飛鳥(Aska Kaneko)、アルゼンチンのベース奏者カルロス・エル・テロ・ブスキーニ(Carlos “El Tero” Buschini)のトリオ作『Tres Continentes』(三大陸)。その名の通りそれぞれ異なる文化が同じジャズという音楽基盤の上で出会い、互いに影響を与えながら融け合っていく。何世紀も世代を超えて人々の間で受け継がれてきた伝統が異文化と出会い、互いにそれを認め受け入れる。これが素晴らしいものだと信じている人にとって、この音楽はきっと心に強く響くだろう。

収録曲は3人がそれぞれ持ち寄っている。
ベボ・フェラ作曲は(1)「Ad majora」、(3)「Sprigos de luna」、(7)「Cromosferra」、(8)「Tres logus」。
カルロス・ブスキーニ作曲が(2)「A duras penas」、(6)「Triston」。
金子飛鳥作曲は(4)「Autumn Grace」、(5)「The moon nocturne」、(9)「Yew」。

いくつかの曲では金子飛鳥による日本語中心のヴォーカルも聴ける。どこか懐かしさもあり、新鮮な感覚も楽しい。

(3)「Sprigos de luna」

奏者プロフィール

ギタリストのベボ・フェラ(Bebo Ferra)は1962年生まれ。9歳からギターをはじめ、すぐにジャズの研究を始めた。1979年に兄のマッシモ・フェラ(Massimo Ferra)が率いるバンドに加入しプロとしての活動を開始。
これまでにパオロ・フレス(Paolo Fresu)やマリオ・ラジャ(Mario Raja)、アンドレア・パロディ(Andrea Parodi)といったイタリアを代表する音楽家たちと共演。ラルフ・タウナー(Ralph Towner)に比肩するヨーロッパのジャズ・ギタリストの地位を確立している。

ヴァイオリン奏者の金子飛鳥(マレー飛鳥(Aska Maret)表記も)は1959年東京都生まれ。抽象画家の母のもとで育ち4歳でヴァイオリンを始め、高校時代にはプロとしての活動を開始している。1984年に「飛鳥ストリングス」を結成、2枚のアルバムをリリース。また尾崎豊の『街路樹』、浜田省吾の『その永遠の一秒に ~The Moment Of The Moment~』、ユニコーンの『SPRINGMAN』、ソウル・フラワー・ユニオン『向日葵の夢』など多くのアルバムに参加した。その後は自身のソロ活動を中心に国内外のアーティストと幅広く共演、多くの作品を残している。

カルロス・ブスキーニ(Carlos Buschini)は1964年アルゼンチン生まれのベーシスト。
11歳からクラシックギターを学び、地元のフォルクローレのバンドでベースやギターを担当。1989年にイタリアに移住し、以降イタリアを拠点に主に現地やフランスのミュージシャンと、ジャズやタンゴなど幅広く多数の共演を行なっている。

Aska Kaneko – violin, voice
Bebo Ferra – classical guitar
Carlos “El Tero” Buschini – bass

Bebo Ferra, 金子飛鳥 & Carlos El Tero Buschini - Tres Continentes
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