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フリージャズ

  • 2024-01-02
  • 2024-01-01

統率の混沌の狭間を征くノルウェー発の現代フリージャズ。Andreas Røysum Ensemble 新作『Mysterier』

クラリネット奏者アンドレアス・ロイサム(Andreas Røysum)が率いるノルウェーの総勢12名の若い器楽奏者によるフリージャズ・バンド、アンドレアス・ロイサム・アンサンブル(Andreas Røysum Ensemble)が3枚目となるアルバム『Mysterier』をリリース。2人のドラマー、2人のベーシスト、木管4、金管2、そしてフィドルとチェロという編成で、統制とカオスを流動的に行き来する演奏はリスナーを興奮の渦に飲み込む。

  • 2023-08-06
  • 2023-08-06

【特集】どこから聴けばいい?ブルーノート移籍のマルチアーティスト、ミシェル・ンデゲオチェロ作品のススメ

Funk、Jazz、HipHop、R&B、アフロビート…様々な音楽をジャンルレスに横断し、その独特のグルーヴで唯一無二の存在感を放つマルチアーティスト/ベーシスト、ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)が今年ブルーノートから新作を発表した。本稿では多様なンデゲオチェロの作品群を改めてフィーチャー。デビュー30周年を迎える彼女のキャリアを振り返るとともに、これから彼女の音楽に触れる人は是非自分だけのお気に入りの一枚を見つけて欲しい

  • 2020-06-18
  • 2023-08-18

予断許さぬJAZZ。米天才トランペット奏者、アンブローズ・アキンムシーレ新譜が凄い

現在進行形のジャズの象徴的なトランペッター/作曲家、アンブローズ・アキンムシーレ(Ambrose Akinmusire)の新作『on the tender spot of every calloused moment』は個人的には聴くのに体力を要するアルバムだった。音の洪水としてシャワーのように浴びるには最高なのだが、軽い気持ちで聴き流すことを許さない音楽。

  • 2020-04-11
  • 2020-04-11

狂気のシャアビ×フリージャズ!エジプト・カイロ発の鬼才モーリス・ルカ『Elephantine』

モーリス・ルカ(Maurice Louca)の2019年作『Elephantine』。エレクトロ・アコースティック・シャアビと高く評された前作とは変わり、今作では大編成バンドでの生演奏のみの路線へ。だが音のクレイジーさは相変わらずで、アコースティック楽器が主体となった分、むしろより一層の本質的な狂気を感じる内容になっている。