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イスラエル

  • 2021-12-20
  • 2021-12-19

欧州で注目浴びるヤキル・アルビブ、自身のルーツを掘り下げた中東ジャズ新譜

イスラエル出身のピアニスト、ヤキル・アルビブ(Yakir Arbib)の4作目となる新譜『Three Colors』は、ジャズスタンダードや西洋クラシック音楽の意欲的な新解釈を軸としてきたこれまでの作品と比較すると、より自身のルーツとジャズとの関わりを掘り下げた所謂“イスラエルジャズ”の作品となっている。

  • 2021-12-10
  • 2021-12-11

封印されし中東ジャズ大傑作!アヴィシャイ・コーエン絶頂期の“隠し球”が全世界サブスク解禁

ベーシストのアヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)が2008年にイスラエル国内限定でリリースしたアルバム『Sensitive Hours』(ヘブライ語原題:Sha'ot Regishot)が2021年12月10日、デジタル・リイシューされ全世界でサブスク配信開始された。彼の初ヴォーカル作品ながら、ルーツを深く感じさせる大傑作だ。

  • 2021-12-08
  • 2022-08-28

アリ・エレフ、ブラジル音楽から強い影響を受けた軽やかなイスラエルジャズ

イスラエル・テルアビブで活動を続けるベテラン・ピアニスト、アリ・エレフ(Ari Erev)。2021年の新譜『Close to Home』はピアノトリオを軸に、“コーエン三兄弟”の長兄ユヴァル・コーエン(Yuval Cohen)やNYを拠点に活躍するフルート奏者ハダー・ノイバーグ(Hadar Noiberg)を迎えた温かな手触りの素敵なジャズだ。

  • 2021-12-05
  • 2021-11-29

特注ギターを武器に中東・インド・ジャズをまたぐ超個性派SSW、オフェル・ミズラヒ

たくさんの共鳴弦を張った特注のギター“ホエール・ギター”でインド音楽を取り入れた個性的な演奏を行うイスラエルのギタリスト、オフェル・ミズラヒ(Ofer Mizrahi)のライヴ盤『Ofer Mizrahi Trio Live Album』がサブスクでリリースされた。日系のチェロ奏者マユ・シュヴィロと、Shaloshのベース奏者ダヴィド・ミハエリとのトリオで紡がれる素晴らしく魅力的な音楽だ。

  • 2021-12-01
  • 2021-11-30

占星術にインスパイアされた無国籍ジャズ・フルート、イタイ・クリス新譜

フルート奏者、イタイ・クリス(Itai Kriss)の新譜 『Supermoon』は、プエルトリコ、イスラエル、キューバ、米国という多国籍バンドで作り上げたジャズ作品。宇宙や占星術にインスパイアされたということでスピリチュアルな響きも持つが、軽やかに舞うフルートやパーカッションをサウンドの中心としたラテン感覚がベースとなっており、創造的で面白い。

  • 2021-11-19
  • 2021-11-19

鬼才ギタリスト/ロテム・シヴァン、NYジャズの精鋭たちと作り上げた創造的な新譜

イスラエル出身のギタリスト、ロテム・シヴァン(Rotem Sivan)の新作『Far From Shore』は、ゲストにアーサー・ムーン(Arthur Moon)、ブラクストン・クック(Braxton Cook)、タナ・アレクサ(Thana Alexa)、BIGYUKIなどニューヨークで活躍する若手アーティストたちを迎え、R&Bやネオソウル色を強めた作品になっている。

  • 2021-11-10
  • 2021-11-10

イスラエルの若き3ピースバンドRascoは60年代サーフロックを愛してやまない

VOX社の名機Phantomギターを構えたギター/ヴォーカルのエデン、スポンジミュートをかましたベースにコーラスも担当するガヤ・ワイスマン、そして黒一点ドラムスのイタイ・ハムディから成るイスラエルはエルサレム出身のスリーピースバンド、ラスコ(Rasco)。2021年の始めにリリースされたデビュー作『Rasco』は純然たる60年代サーフロックサウンドで、往年のロックへの溢れるほどの愛がとても新鮮な作品だ。

  • 2021-11-06
  • 2024-09-21

ディストピア・ポップの女王ノガ・エレズ、“非電子”の『KIDS』リアレンジ盤が驚くほど素晴らしい!

前作『KIDS』から約半年。イスラエルの新世代オルタナティヴ・ポップを象徴するSSWノガ・エレズ(Noga Erez)が前作収録曲をリアレンジした『KIDS (Against the Machine)』をリリースした。『KIDS』制作と並行して進んでいた非エレクトロニックのプロジェクトで、彼女の新たな魅力を映し出しつつもノガ・エレズ以外では考えられないような個性的なサウンドの作品となっている。

  • 2021-11-01
  • 2021-10-31

アラブ打楽器/ウード奏者イノン・ムアリム新譜『ノルウェジアン・ウード』

イスラエルのウード/打楽器奏者/作曲家、イノン・ムアリム(Yinon Muallem)の新譜は『Norwegian Oud』。もうこのタイトルだけで興味津々なのだが、内容もとても良かった。表題曲の1曲目「Norwegian Oud」はタイトル通り、ビートルズの名曲「Norwegian Wood」のアラブ風カヴァー。

  • 2021-10-23
  • 2021-10-27

ただの天才ギタリストではなかった…ニツァン・バール、SSWとしての圧倒的才能を魅せた新譜

イスラエルのジャズギタリスト/作曲家ニツァン・バール(Nitzan Bar)の新作はなんと自身でギターを弾き語る、ロックに傾倒したアルバムとなった。しかも2枚同時リリース。『Nitz A』『Nitz B』とストレートな名前を冠されたアルバムに若き天才ギタリストの原点が垣間見える。

  • 2021-10-18
  • 2021-10-24

超個性派エレクトロ中東プログレジャズ、Shwesmo 渾身の新譜

イスラエル出身、現在は米国ボストンのバークリー音楽大学で教鞭を取る傍らで演奏活動を行うギタリスト/作曲家ビートメイカーのShwesmoの新譜『Trail to Now』。ジャズを学びながら、ここ数年はエレクトロニカに深く傾倒するShwesmoことヨエル・ゲニン(Yoel Genin)の集大成的な作品となっている。