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イスラエル

  • 2021-07-24
  • 2021-10-01

スーパートリオによる現代グナワ・ジャズの到達点『Assala』

モロッコのゲンブリ奏者/シンガーのメディ・ナスリ(Mehdi Nassouli)と、イスラエルのピアニストオムリ・モール(Omri Mor)、そしてアルジェリア出身ドラマーのカリム・ジアド(Karim Ziad)のトリオによる『Assala』は、近年世界中の音楽家や愛好家から注目を浴びるグナワ音楽と、現代ジャズの最高峰のハイブリッドな驚くべき作品だ。

  • 2021-07-22
  • 2021-07-23

露出身サックス奏者レニー・センデルスキー、弦楽五重奏との幽玄なミズラヒ室内楽

ロシア・サンクトペテルブルク出身、2011年にイスラエルに移住したサックス奏者/作曲家レニー・センデルスキー(Lenny Sendersky)が弦楽五重奏団ムーン・ストリングス(Moon Strings)と共演したユニークなアルバム 『Blues Mizrahi』は、ミズラヒ音楽文化に影響された自身のルーツを見つめる優美な室内楽ジャズだ。

  • 2021-07-18
  • 2023-12-24

ロシア出身、革新的鍵盤奏者スヴェトラーナ・マリンチェンコ『少女時代への手紙』

ロシア出身のピアニスト、スヴェトラーナ・マリンチェンコ(Svetlana Marinchenko)がスロバキア出身のベーシスト、ピーター・クーデク(Peter Cudek)とイスラエル出身のドラマー、オフリ・ネヘミヤ(Ofri Nehemya)とのトリオを軸に作り上げた、自らの少女時代へ宛てたアルバム『Letters to My Little Girl』

  • 2021-07-08
  • 2021-10-01

アフリカン・パーカッションの革命児ベン・エイロン、7年の制作期間を経て放つ集大成

独自のハイブリッドなアフリカン・パーカッション奏法を確立し、セネガルなど西アフリカで人気を確立するイスラエル出身のパーカッション/ハラム奏者のベン・エイロン(Ben Aylon)の集大成的なアルバム『Xalam』がリリースされた。変幻自在で複合的なリズムの中でいくつもの打楽器が折り重なり、弦のバズ音も魅力的なプリミティヴなハラムの響きも素晴らしい傑作だ。

  • 2021-06-26
  • 2021-11-27

要注目!女性ジャズハーモニカ奏者アリエル・バルト、待望のデビュー作

近年優れたジャズ・ミュージシャンを多数輩出するイスラエルから、またひとり素晴らしいアーティストが現れた。彼女の名はアリエル・バルト(Ariel Bart)、1998年生まれのハーモニカ奏者。7歳からハーモニカを始め、イスラエルやニューヨークで学び、2021年5月にアルバム『In Between』で待望のデビューを飾った。

  • 2021-06-24
  • 2021-10-01

サーシー・シャローム、NYジャズの中心でイスラエル的SFフュージョンで魅せる鍵盤奏者

イスラエル出身、ニューヨークで活動するピアニスト/作曲家のサーシー・シャローム(Sasi Shalom)の2021年新譜『Nedyaj』。これはかなり面白い作品だ。30年におよぶ長い活動歴を誇りながらもほぼ無名の音楽家による、現代のイスラエル製ニューヨーク・ジャズの的を射た優れた作品であることは間違いない。

  • 2021-06-18
  • 2021-10-01

MS社でのキャリアを断ち音楽の道へ。世界的ジャズピアニストの兄ロイ・モール、デビュー!

ミュージシャンを夢見る多くの者にとって、音楽だけで生活していくことはとても難しい。イスラエルのピアニスト、ロイ・モール(Roy Mor)も一時はソフトウェアエンジニアとして安定した職業を得たが、そのキャリアを断ち音楽の道を選び、2021年、ついにデビューアルバムを完成させた。その大きな決断はプロとして成功した弟の存在も大きいが、何よりも彼自身の実力と自信からくるものだろう。

  • 2021-06-04
  • 2021-06-04

イスラエルに降臨した謎のファンク集団「Funkylicious & The TimeTravelers」

イスラエルの地に謎めいた集団、ファンキーリシャス・アンド・ザ・タイムトラベラーズ(Funkylicious and the TimeTravelers)が降臨した。彼らは銀河系に愛の言葉とファンクを広めるために宇宙の彼方からやって来た非人間のギルドだという。最後のファンカティアであり、卓越したベーシストであるファンキーリシャス(Funkylicious)は現代社会に生きる人々特有の孤独に抗うため、銀河中のステージを渡り歩いてきた。

  • 2021-05-26
  • 2021-10-01

血湧き肉躍る“ドラマティック”なソロドラム!シャハール・ハジザ初ソロ作『Drumatic』

7拍子のグルーヴが気持ちいい(1)「Slash Pine」、スネアのみでインパクトのあるソロ(4)「Mountain Hemlock」、ニューオーリンズ風の(7)「Tilia Americana」など多彩なリズムで魅せる全編ソロ・ドラム演奏が気持ちいいイスラエルのドラマー、シャハール・ハジザ(Shahar Haziza)の初ソロ作『Drumatic』。

  • 2021-05-12
  • 2021-05-11

不思議な魅力を放つ異色の経歴のピアニスト、40歳にして初のリーダー作

世界的に活躍する前衛芸術家でありピアニスト/作曲家、マヤ・ドゥニエッツ(Maya Dunietz)の40歳にして初のリーダー作となるEPがイスラエルのRaw Tapesよりリリースされた。ベースにバラク・モリ、ドラムスにアミール・ブレスラーという強力なピアノトリオ編成で、ゲストには人気トランペット奏者のアヴィシャイ・コーエンも参加。プロデューサーはレーベルの主宰者リジョイサー。

  • 2021-05-09
  • 2021-05-09

ホットチョコレートのように甘くほろ苦い、ノア&ギル・ドール 31年目の傑作デュオアルバム

イスラエルを代表する歌手ノア(Noa)と、彼女の長年の音楽のパートナーあるギタリストのギル・ドール(Gil Dor)とのデュオ作品『Afterallogy』は、ジャズのスタンダードや二人のオリジナル曲をギター一本の伴奏で歌い上げた愛情豊かな素晴らしいアルバムだ。

  • 2021-05-02
  • 2021-05-02

平和を願うイスラエルのヒップホップ・バンド、ハダグ・ナハシュの魅力

イスラエルを代表するヒップホップ・バンド、ハダグ・ナハシュ(Hadag Nahash, ヘブライ語:הדג נחש)は、1996年の結成以来一貫してファンキーな音楽に乗せて社会的・政治的なテーマを訴えてきた。平和、寛容、平等を求める彼らの歌詞は示唆に富むものだが、ヘブライ語で歌われる歌詞が分からなくても、その音楽だけで楽しめるバンドだ。