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ジャズ

  • 2021-01-04
  • 2021-01-02

トルコの変則ピアノトリオが描く上質な“ジャズの方舟”

ジャケットに描かれているのはアララト山とノアの方舟(Noah's Ark)。トルコのピアニスト/作曲家のバキ・デュヤラー(Baki Duyarlar)の2020年新譜『Jazz Ark』は、ジャズとトルコの伝統音楽(マカーム)、そしてスペインやブラジルの音楽まで融合した文字通りの“ジャズの方舟”だ。

  • 2021-01-01
  • 2022-03-18

イスラエル発、驚異のSFヴォイス・アンサンブル!鬼才音楽家/作家ニル・ヤニヴの世界

作曲家、ベーシスト、ヴォーカル・パフォーマー、SF作家、映画作家、編集者、プログラマーなどマルチな才能を持つイスラエルの鬼才ニル・ヤニブ(Nir Yaniv, ヘブライ語:ניר יניב)の2018年作『The Voice Remains』はプログレばりの変拍子のリズムに怒涛のヴォーカル・アンサンブルが折り重なる驚異的な音楽作品だ。

  • 2020-12-30
  • 2020-12-30

アルゼンチンSSWダリオ・ハルフォン、初のソロピアノ作品

素朴で美しいピアノの演奏と、背景で微かだが効果的に鳴るシンセサイザーや効果音が印象的なダリオ・ハルフィン(Dario Jalfin)の2020年作『Piano Piano』。これまで“歌”を軸に置いてきたシンガーソングライターが完全インストゥルメンタルで構築した新たな一面を見せる好盤だ。

  • 2020-12-27
  • 2022-01-15

スウェーデンの女性トロンボーン奏者カリン・ハマー、北欧的雰囲気の新譜

スウェーデンのトロンボーン奏者/作曲家、カリン・ハマー(Karin Hammar)の2020年新譜『Strings Attached』は、自身のカルテットを基本編成としつつ、数曲でゲストにクロマチック・ハーモニカ奏者のオリヴィエ・ケル・オゥリオ(Olivier Ker Ourio)と弦楽四重奏が参加。クラシカルな雰囲気が漂う落ち着いた良盤だ。

  • 2020-12-26

ギターもピアノもおそろしく巧い…知られざる“イスラエルのジスモンチ”、Itamar Erez

イスラエル出身、現在はカナダのバンクーバーを拠点に活動するギタリスト/ピアニスト/作曲家のイタマール・エレズ(Itamar Erez)の2019年作『Mi Alegría』、これはかなり凄い作品だ。自ら作曲した様々なジャンルを横断する難曲をギターとピアノでそれぞれ卓越した技術で弾きこなす圧倒的な個性。これだけの才能があまり世に知られていないのが不思議なほど。ぜひ、この作品は聴いてみてもらいたい。

  • 2020-12-24
  • 2020-12-23

イスラエルジャズ新鋭!ヨナタン・パールマン、多様なジャンルを喰らう雑食性セクステット

イスラエルのピアニスト、ヨナタン・パールマン(Jonathan Perlman)がセクステットを率いて録音したデビューアルバム『Connections』(2019年)。ピアノ、ベース、ドラムスにトランペット、トロンボーン、テナーサックスというオーソドックスでバランスの良い編成で、この編成を最大限活かしイスラエルジャズ、ラテン音楽、バルカン音楽といった多彩なジャンルを表現する。

  • 2020-12-22
  • 2020-12-20

マイケル・リーグ参加!微分音クラリネットの新鋭オヌール・チャリスカン衝撃デビュー

クラリネットというお馴染みの楽器の、驚きに満ちた新たな可能性を知りたければ、トルコの若きクラリネット奏者オヌール・チャリスカン(Onur Çalışkan)のデビューアルバム『Esrik』(2020年)をぜひおすすめしたい。(1)「Dımbıllı」から、微分音を駆使した不思議な旋律のクラリネットの音色を聴くことができる。

  • 2020-12-20
  • 2023-09-17

ハラナ奏者ラスト・ジェロニモ、HipHop前作から一転、ジャズ×民族音楽の新譜

メキシコのハラナ奏者/マルチプレイヤー/作曲家/プロデューサーのラスト・ジェロニモ(Last Jerónimo)がメキシコやイスラエル、スペインの音楽家たちを迎え制作した2020年新譜『Jarana Ways』は、メキシコ・ベラクルス州の伝統音楽ソン・ハローチョとジャズが融合した個性的で洗練されたサウンドが印象的なラテン・ジャズロックの好盤だ。