- 2022-02-11
- 2022-02-10
北アフリカへの郷愁を放つ、マンドラ奏者率いるカルテットの魅惑のアラビックジャズ
アルジェリア出身、現在はスイスを拠点に活動するマンドラ奏者/作曲家アヌアル・カドゥール・シェリフ(Anouar Kaddour Chérif)が率いるカルテット、Djawlaのデビュー作 『Djawla』は、ジャズとアラブの伝統音楽を巧みに融合した個性的な作品。
アルジェリア出身、現在はスイスを拠点に活動するマンドラ奏者/作曲家アヌアル・カドゥール・シェリフ(Anouar Kaddour Chérif)が率いるカルテット、Djawlaのデビュー作 『Djawla』は、ジャズとアラブの伝統音楽を巧みに融合した個性的な作品。
イスラエルのウード/打楽器奏者/作曲家、イノン・ムアリム(Yinon Muallem)の新譜は『Norwegian Oud』。もうこのタイトルだけで興味津々なのだが、内容もとても良かった。表題曲の1曲目「Norwegian Oud」はタイトル通り、ビートルズの名曲「Norwegian Wood」のアラブ風カヴァー。
エジプト出身、オーストラリア拠点に活動するウード奏者ジョセフ・タワドロス(Joseph Tawadros)の新譜『Hope in an Empty City』はジャズファンとワールドミュージックファンの双方に強く訴求する注目作だ。メンバーにも意外性があって面白い。
イエメン出身、現在はイスラエルのテルアビブで活動する歌手シラン・アヴラハム(Shiran Avraham, アーティスト名:S H I R A N)は、現行の中東音楽の広い範囲を繋ぐキーマンのひとりだ。
ギリシャのピアニスト/作曲家、タニア・ジャンノウリがトランペット奏者アンドレアス・ポリツォゴプロスとウード奏者キリアコス・タパキスという変則ピアノトリオで制作した2020年作『In Fading Light』は、ジャズとクラシックの境界線に静かに香る地中海の空気のような感覚をもった作品だ。
フランスのサックス/フルート奏者ソフィー・アルール(Sophie Alour)の2020年新譜『Joy』は、エジプトのウード奏者モハメド・アボゼクリ(Mohamed Abozekry)を迎えて創作した良質エキゾ・ジャズ。
ダファー・ヨーゼフ(Dhafer Youssef)はチュニジア出身のウード奏者/シンガー/作曲家。ワールドミュージックとジャズの架け橋としてのキーマンとしても知られている。そんな彼の諸作の中で、私がもっとも衝撃を受けたアルバムが2013年作の『Birds Requiem』だ。