- 2026-01-20
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新作はなんと”ボサノヴァ”!? ブラジルのポップスター、ルイーザ・ソンザが時代を超える歌を歌う
ブラジルの人気ポップ歌手ルイーザ・ソンザ(Luísa Sonza)の新作が話題となっている。アルバムは2026年1月13日にリリースされた直後、24時間以内にiTunes BrasilとApple Musicで1位。ポルトガルでトップ10、アルゼンチン、パラグアイ、アンゴラ、モザンビーク、トルコでも上位に入るなど世界的な注目を集めている。
ブラジルの人気ポップ歌手ルイーザ・ソンザ(Luísa Sonza)の新作が話題となっている。アルバムは2026年1月13日にリリースされた直後、24時間以内にiTunes BrasilとApple Musicで1位。ポルトガルでトップ10、アルゼンチン、パラグアイ、アンゴラ、モザンビーク、トルコでも上位に入るなど世界的な注目を集めている。
ブラジル・サンパウロ州出身のシンガーソングライター、マヌー・サッジオーロ(Manu Saggioro)の2ndアルバム『AMA』。ブラジル・ラジオ文化賞(Rádio Cultura Brasil)を受賞した前作『Clarões』(2019年)に引き続きセウマール(Ceumar)が音楽監督を務め、パーカッションでアントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)が全面参加しており、自然やスピリチュアル文化を音楽の基底に据えた、詩情豊かで穏やかな素晴らしいアルバムに仕上がっている。
デビューから20年のキャリアを祝うプロジェクトとして、ブラジルを代表する歌手ホベルタ・サー(Roberta Sá)が新作『Tudo Que Cantei Sou』をリリースした。ヴィオラォン(ガットギター)とバンドリンのみという最小限の編成ながら充実したサンバのグルーヴを生み出す二人の器楽奏者をバックに、その真っ直ぐに伸びる美しい声で、彼女の音楽的な原点に立ち返ったような魅力的な歌を聴かせてくれる。
“ギリシャ・インディーの女王”と呼ばれるシンガーソングライター、ステラ(Σtella)の5作目となるアルバム『Adagio』。ナイロン弦のギターを中心にした穏やかなサウンドで、今作では英語だけでなくキャリアで初めてのギリシャ語詞の曲も収録。彼女の原点である“平穏な人生”が凝縮されたような、美しく栄養の高い音楽を聴かせてくれる。
ケニアの打楽器奏者/シンガー/作曲家のカスィヴァ・ムトゥア(Kasiva Mutua)のデビューアルバム『Desturi』は、アフリカに特有な三連符やポリリズムなど伝統的な音楽を基盤にしながらも、ジャズを深く取り込み洗練された音楽面で優れているだけでなく、女性の権利などにおいて古い慣習に囚われた同国の価値観を変革するという、社会的にも意義のある重要な作品だ。
クラウジーニョ&ブシェッシャ(Claudinho & Buchecha)のファンキ・カリオカは、Funk Melody(ファンキ・メロディ)、またはFunk Melodia(ファンキ・メロヂア)と呼ばれた。一言で言えば、過激さを抑え、ロマンチックな歌詞と歌えるメロディを重視した、ポップなファンキだった。ファンキは、当初、社会への怒りや過激な性を歌うものが多く、中産階級やメディアからは「危険な音楽」として敬遠されていた。 しかし、DJマルボロらがプロデュースを行い、より親しみやすい「ファンク・メロディ」が登場すると状況が一変した。クラウジーニョ&ブシェッシャはその変化の中心にいた。ファンキ・カリオカのビートに乗って「愛」を歌うことで、ファンクは危険なものから「ブラジル全土のポップミュージック」へと進化した。これにより、ファンクはラジオやテレビで放送される市民権を得た。そんな歴史的背景を踏まえながら、クラウジーニョ&ブシェッシャの全ディスコグラフィー(オリジナルアルバム5作とライヴアルバム1作)と代表曲を紹介したい。
2009年生まれの16歳。ブラジル・リオデジャネイロ出身のシンガーソングライター、フロール・ジル(Flor Gil)のデビュー作『Cinema Love』が素晴らしい。囁くような声で、日常の中にある感情の繊細な揺れを独自の視点で情緒豊かに歌うさまは、すでに成熟の域に達している。彼女の内面にある憧れや愛情といった感情を深く探求したいという欲求が、映画的な手法で表現されたものが今作の本質だ。
「ブラジル映画祭+ 」で上映される『2月のために~マリア・ベターニアとマンゲイラ〜』。本作は「単なる歌手の伝記ではなく、ブラジルの文化的・精神的な深層を探る旅となる」であるが、マリア・ベターニアがブラジルにおいて如何に評価されてきた歌手かという点は、大きく省略されている。しかしながら、日本での上映となるとマリア・ベターニアのことをあまり知らない方にも観て欲しいし、映画への理解を深めて欲しい。本稿では、彼女のキャリアそのものを紹介する。
コロンビアのボゴタを拠点とするパワフルな女性3人組ラ・ペルラ(La Perla)と、フランスのトゥールーズを拠点とするファンキーなジャズロック・カルテットのプルシネルラ(Pulcinella)がコロンビアで出会い、混成した7人組プルシペルラ(Pulciperla)のデビュー作『Tatekieto』が衝撃的な楽しさだ。ジャズ、ラテン、レゲエ、ロマ音楽、ヒップホップ、エレクトロニックなどなど様々な音楽要素がごちゃ混ぜになり彼らの世界観を作る。それはまるで極彩色のパーティーのように、終わりがなく、ずっとずっと気持ちいい音が続く。個人的には2000年代のバルセロナ・ミクスチャーの活況に満ちたシーンを彷彿させるサウンドに心が躍った!
過去リリースされた「Muocalé」が著名なコンピレーション・アルバム『Buddha-Bar』に収録されたり、「Aspetterò」がジョルジオ・アルマーニのCMに起用されたりと静かに注目を浴びるフランスを拠点とする男女デュオ、ハジュナ&ミナ・シャンカ(Hajna & Mina Shankha)のデビューEP『Fluyen Colores』がリリースされた。オーガニック・エレクトロニカを基調とした魅力的なサウンドで、瞑想的なリスニング体験を生み出す優れた作品だ。
パキスタンに生まれ、ヨーロッパやアメリカに住んだあとロンドンでヨガインストラクターとして活動するマニーゼ(Manizeh)のデビューアルバム『Mahku』が素晴らしい。共同プロデューサー/ゲストシンガーとして、オバマ元大統領が「2025年のお気に入り」にも挙げたガナーヴィヤ(Ganavya)が全面的に参加。マニーゼ自身が弾くハルモニウムと歌を中心に、ハープやダブルベース、ピアノなどの楽器で優しく彩られた楽曲群は深く感動的で、ヨガの実践者であり指導者である彼女の哲学と精神を余すところなく反映している。聴けば聴くほどその世界に没入し、心が浄化される感覚にさせられる──。
ドイツ出身の作曲家/音楽プロデューサー、マーティン・スタートハウゼン(Martin Strathausen)を中心とするプロジェクト、テイプ・ファイヴ(Tape Five) の2025年新譜『Fizzy Far Niente』。まさにエレクトロ・スウィングの王道を行く、100年の時を超えるレトロモダンなサウンドは今もなお、かっこいい。
クルドをルーツにもつオランダのシンガーソングライター、メラル・ポラト(Meral Polat)の2025年作 『Meydan』は、彼女のルーツであるアナトリアとメソポタミアの音楽や、イスラム教の少数派であるアレヴィー派の文化的背景を基調に、トルコのサイケデリック・ロックやクルドのソウル、プロテスト・ブルース、ワールド・フュージョンを融合させた強烈な音楽体験を約束するアルバムだ。
スコットランド出身のシンガー/作曲家ルイーズ・ドッズ(Louise Dodds)の新作『All I Know』。アヴィシャイ・コーエン・トリオに参加したことで世界的に知られるアゼルバイジャン出身ピアニストのエルチン・シリノフ(Elchin Shirinov)とのデュオで発表した前作『Two Hours After Midnight』はスコットランドの美しい歌曲集だったが、今作は全曲を彼女のオリジナルでまとめ上げ、ジャズ・ヴォーカリストとしてオリジナリティを追求した作品となっている。