トニーニョ・オルタ、集大成の2枚組。小野リサ、ジョアン・ボスコも参加
ミルトン・ナシメントやロー・ボルジェスらと活動してきたことで知られるブラジルが誇る偉大なSSW/ギタリストのトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)が2枚組の新譜『Belo Horizonte』をリリースした。
自身の70歳&音楽活動50周年を記念して制作されたという今作は、(1)「Durango Kid」や(5)「Aqui Oh!」といった代表曲の新録である1枚目“Belo”と、未発表曲で構成された2枚目“Horizeonte”から成る。
アーティスト名にクレジットされているオルケストラ・ファンタズマ(Orquestra Fantasma)は1979年のデビュー作『Terra dos Pássaros』録音時のバンド名で、今作はなんとそのバンドを再結成して収録という徹底ぶりだ。まさにトニーニョ・オルタの集大成とも言える内容だ。
(3)「Beijo Partido」は小野リサが歌手としてゲスト参加。そして(5)「Aqui Oh!」はジョアン・ボスコ(João Bosco)が歌っている。サウンドはいつものトニーニョ・オルタ。まろやかなトーンのギターと、控えめなストリングスを交えたアレンジはいつ聴いても上質だ。おそらく、時代を選ばずにこれからも聴かれ続ける音楽だと思う。
Toninho Horta – guitars, vocal
Andre Dequech – keyboards
Yuri Popoff – bass, voice
Esdra Nenem Ferreira – drums
Robertinho Silva – Percussion
Lena Horta – flute, voice
Nivaldo Ornelas – tenor saxophone
Breno Mendonca – soprano saxophone
Wagner Souza – trumpet, flugelhorn
Pedr Aristides, Joao Machala – trombone
Juarez Mareira – guitar
Rudi Berger – violin
William Galison – harmonica
Lisa Ono, Joyce, João Bosco, Deular Andrade, Carla Vilar, Tadeu Franco, Coral Mater Ecclesiae, Samuel Victor, Freitas Ferreira – voice