クリストヴァン・バストス&ホジェリオ・カエターノ、巨匠デュオによるショーロ作品

Cristovão Bastos e Rogério Caetano

ブラジルのピアノとギターの巨匠、初デュオ作品

『Cristovão Bastos e Rogério Caetano』は、クリストヴァン・バストス(Cristovão Bastos)ホジェリオ・カエターノ(Rogério Caetano)による極上のショーロ・デュオ作。ピアノと7弦ギターでジャズ的なアドリブも交えながらしっとりと演奏されるショーロにうっとりと浸れる作品だ。

アルバムには(他のアーティストとの共作を含む)二人のオリジナル曲を収録。
数多くのアーティストに愛されるホジェリオ・カエターノ&エドゥアルド・ネヴィス(Eduardo Neves)による名曲(1)「Um Chorinho em Cochabamba」で幕を開ける全11曲は、ピアノとギターという編成から、現在主流となっている弦楽器やパンデイロ、フルート中心のショーロのサウンドからは少し外れた、よりクラシカルで静謐な印象を受ける。ショーロの曲調は好きだけど、賑やかすぎるのは苦手…という方には良いサウンドかもしれない。
クラシカルかつジャジーな、ショーロの美味しいところが濃いめに抽出されたような味わい深い作品だ。

クリストヴァォン・バストス&パウリーニョ・ダ・ヴィオラ作曲の(10)「Acreditei nos Beijos Dela」のライヴ演奏。

クリストヴァン・バストス(Cristovão Bastos)は1946年、リオデジャネイロ生まれのピアニスト/作曲家/編曲家。早くからアコーディオンの演奏や音楽理論に長け、1961年からプロとしてのキャリアを開始。作風はサンバ、ショーロ、そしてジャズの融合を軸としており、これまでにナナ・カイミ(Nana Caymmi)、エドゥ・ロボ(Edu Lobo)、ガル・コスタ(Gal Costa)、ミウシャ(Miúcha)、シコ・ブアルキ(Chico Buarque)、パウロ・セザール・ピニェイロ(Paulo César Pinheiro)、アルヂール・ブランキ(Aldir Blanc)、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ(Paulinho da Viola)といった音楽家たちと共作・共演を重ねてきた。

一方の7弦ギタリスト/作曲家/編曲家のホジェリオ・カエターノ(Rogério Caetano)は1977年ゴイアニア生まれだから、クリストヴァンとは30歳の年の差。これまでにリリースした10枚のアルバムのうち、実に3枚がブラジル音楽賞にノミネートされている。これまでにヤマンドゥ・コスタ(Yamandu Costa)、ハミルトン・ヂ・オランダ(Hamilton de Holanda)、エドゥアルド・ネヴィス(Eduardo Neves)、マルコ・ペレイラ(Marco Pereira)、ゼカ・パゴジーニョ(Zeca Pagodinho)、アルリンド・クルス(Arlindo Cruz)、カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)、イヴァン・リンス(Ivan Lins)といったアーティストと共演。7弦ギターの第一人者として活躍している。

Cristovão Bastos – piano
Rogerio Caetano – 7 strings guitar

Cristovão Bastos e Rogério Caetano
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