楽器の街・浜松を楽しむ!音楽好きにおすすめの3大観光スポット

INNOVATION ROAD

楽器の街・浜松市

静岡県浜松市は楽器の街として知られている。

日本の三大楽器メーカーと呼ばれるヤマハ、河合楽器、ローランドが浜松市に本社を置き、他にも鈴木楽器、東洋ピアノ製造、昭和楽器製造、クロイツェルピアノなど、楽器関連会社は実に200社以上。昭和45年頃には日本全国のピアノの99%、ハーモニカ、オルガン、電子オルガンも90%前後が浜松市で生産されていたそうだ。

そんな楽器好きの聖地とも言える浜松市は、楽器“だけ”目当ての観光で訪れてもとても楽しい街だ。2020年11月下旬、実際に現地を訪れることができたので紹介したい。今回紹介するのは以下の3スポット。予定を詰め込めば1日ですべてまわることも可能だろう。

  1. ヤマハ イノベーションロード
  2. 浜松市楽器博物館
  3. NEOPASA浜松(上り・下り)

① ヤマハ イノベーションロード

日本が世界に誇る総合楽器メーカーであり、ピアノでは世界ナンバーワンのシェアを誇るヤマハ株式会社の企業ミュージアム、INNOVATION ROAD(イノベーションロード)は楽器好きには堪らない空間だ。

ヤマハの本社敷地内の一角、21号館内1階にあるイノベーションロードは予約制だが入場料は無料。来場者専用の駐車場もあるし、遠州鉄道八幡駅から徒歩2分とアクセスもしやすい。

ヤマハ本社敷地内の横断歩道はピアノの鍵盤!

展示室内はいくつかのエリアに分かれており、ヤマハのものづくりへのこだわりが詰まった「ものづくりウォーク」、創業以来挑戦を繰り返し、楽器のみならず様々な分野で革新(イノベーション)を続けてきた歴史がわかる「イノベーションロードマップ」や「ヒストリーウォーク」、220°のワイドスクリーンを備えた立体音響技術の体験シアター「スーパーサラウンドシアター」、ミキシング体験もできる「音響展示エリア」などなど充実した展示内容。往年の名機、そして現行の数々の楽器や機材など詳細の説明やビデオなどとともに展示されており、同社の歩みを体感することができる。

そして驚くべきは「楽器展示エリア」に設置されたピアノや弦楽器、鍵盤打楽器など、多くの楽器を自由に試奏できることだ。展示エリアでそのまま弾くこともできるが、展示スペースの端にはわざわざ防音の試奏室まであり、そこにはギターアンプも用意されていた。
近年話題になったトランスアコースティックギター(アンプやエフェクターを使わずにリバーブ、コーラスのエフェクト効果を得られるアコースティックギター)も試奏でき、どういう仕組みなのかよく分からないが斬新な体験ができた。

企業ミュージアムということで入場料も無料だが、私が行った日は週末にもかかわらず見学者も他にほとんどおらず、ほぼ貸し切り状態(!)。まさに楽器好きにはパラダイスのような場所だ。

いろんな楽器に触れたり、演奏に連動してピアノの鍵盤なども動くバーチャルステージを見たり、ミキシング体験をしたり、子どもから大人まで相当に楽しめる。

施設名ヤマハ株式会社 企業ミュージアム「イノベーションロード」
所在地〒430-8650
静岡県浜松市中区中沢町10番1号 ヤマハ株式会社本社事業所21号館内
入館料無料
公式サイトhttps://www.yamaha.com/ja/about/innovation/
備考感染症対策のため、予約入れ替え制で営業中(詳細は公式サイト
で)

② 浜松市楽器博物館

浜松市楽器博物館は1995年に開館した日本で唯一の公立楽器博物館で、世界中の楽器が展示されている。日本の楽器製造の中心を担ってきた浜松市らしく「世界の楽器と音楽を平等に扱う」というコンセプトのもとに珍しい楽器の実物を多数見ることができる博物館だ。

館内は「アジア」「オセアニア」「アフリカ」「アメリカ」「ヨーロッパ」「日本」「鍵盤楽器」「電子楽器」「国産洋楽器」「体験ルーム」の各フロアに分かれており、常時1300点以上の楽器が展示されている。タイミングによってはギャラリートークや展示楽器の実演、館内でのミニコンサートなどのイベントも。
展示室の楽器に触れることはできないが、いくつかの楽器の前にはその実際のサウンドを再生するボタンや実演映像のモニターが設置されていたりと工夫を凝らした展示がされている。

左からリュート(ヨーロッパ)、ウード(中東)、ビパ(中国)、琵琶(日本)。
いずれも古代ペルシャの楽器「バルバット」が東西に伝わり、少しずつ形を変えたものといわれている。

本来は様々な楽器を実際に自由に演奏できる体験フロアもあるのだが、来訪時は新型コロナ感染防止の観点から体験フロアは封鎖されてしまっており、代わりにフリースペースの一角に足踏みオルガン、電子チェンバロ、箏、馬頭琴、そしていくつかのパーカッションが体験用に置かれており、自由に演奏できるようになっていた。

JR浜松駅北口から徒歩10分とアクセスも良いが、専用の駐車場はないので車で来訪する際は近隣の有料駐車場を利用する必要がある。

施設名浜松市楽器博物館
所在地〒430-0929
静岡県浜松市中区中央3-9-1
入館料大人800円 / 高校生400円 / 中学生以下無料 / 高齢者(70歳以上)、
障害手帳所持者無料
公式サイトhttps://www.gakkihaku.jp/
備考駐車場は近隣の有料駐車場を利用

③ NEOPASA浜松(上り・下り)

ここまで浜松市街地の施設を紹介してきたが、実際に東京や大阪・名古屋など大都市圏に住んでいると浜松市は高速道路で“通り過ぎるだけ”の場合が多かったりする。わざわざ高速を下りて市街地まで行くのは大変(行く価値は充分にあるのだけど)…という場合に「楽器の街・浜松」を体験する方法もあるので、ぜひ紹介しておきたい。

それは新東名高速道路のサービスエリア、NEOPASA浜松だ。
このサービスエリアは上りにも下りにも楽器に関連したコーナー「MUSIC SPOT」が設置されているのが特徴で、規模は大きくないもののそこで実際に楽器体験などをすることができる。

またこのサービスエリアは上り・下りともに「ぷらっとパーク」と呼ばれ、一般道からもそれぞれの専用駐車場に車を停めてサービスエリアを利用することが可能となっている。

NEOPASA浜松(下り)ミュージック・スポット:ヤマハ

NEOPASA浜松(上り)外観

浜松サービスエリア(上り)のMUSIC SPOTはヤマハ社のブース。
ここは前述のイノベーションロードの極小規模版のようなイメージで、ヤマハの歴史概略やピアノの試奏、音響体験などができる。

NEOPASA浜松(下り)ミュージック・スポット:Roland

NEOPASA浜松(下り)外観

浜松サービスエリア(下り)のMUSIC SPOTはローランド社のブースとなっており、同社が誇る電子楽器やギター関連製品などがいくつか展示されている。
電子ピアノや電子ドラムは実際に試奏することができる。

浜松サービスエリアはMUSIC SPOT 自体の規模は小さいものの、サービスエリア全体が楽器や音楽をモチーフにしており、ピアノをモチーフにした建物自体の外観はもちろん、フードパークには「ト音記号」のテーブルがあったり、床に楽器をモチーフとした意匠があったり、お土産コーナーにも音楽関連グッズがあったりと音楽好きにはたまらない休憩スポットになっている。
イノベーションパークや楽器博物館に立ち寄ることができなくても、新東名高速道路を利用する場合はぜひ浜松サービスエリアに立ち寄ってみてほしい。

施設名NEOPASA浜松
所在地上り(東京方面):
〒434-0005
静岡県浜松市浜北区大平36
下り(名古屋方面):
〒431-2102
静岡県浜松市北区都田町7822-7
入館料無料(高速料金別途)
公式サイト上り(東京方面):
https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=199
下り(名古屋方面):
https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa/shop?sapainfoid=200
備考上り・下りともに一般道からも利用可能(ぷらっとパーク専用駐車場利用)。
※上下線ともに浜松スマートICから高速に乗った場合はサービスエリアを利用できないので注意。

※本ページに記載の情報等は訪問日(2020年11月)時点のものです。
 休館日、入館料などの最新の情報は必ず各公式サイト等でご確認をお願いします。

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