アルゼンチンの女性ギタリスト、アナ・ラルビアがカルロス・アギーレをカヴァー
ナチュラルなギターと歌で魅了したデビュー作『Cosecha』から5年。アルゼンチンのギタリスト/シンガーソングライターのアナ・ラルビア(Ana Larrubia)の新作EP『Pedacito de Río』がリリースされた。今作は歌はなく、5曲すべてが同郷のSSWカルロス・アギーレ(Carlos Aguirre)の楽曲をガットギターで演奏する内容となっている。
美しいジャケットのイメージどおり、ラ・プラタ川によって育まれた豊かな自然がそのまま反映されたような詩情溢れる演奏だ。キケ・シネシ(Quique Sinesi)を彷彿させるギターの響きも晴らしく、心が浄化されていく。南米で広くカヴァーされる名曲(3)「Milonga Gris」はフルート奏者シルバーナ・トゥルコ(Silvana Turco)が参加し美しく囀るような演奏を聴かせてくれる。
Ana Larrubia – guitar
Silvana Turco – flute (3)