デジタル・クンビアの一翼を担うAmaru Tribe の要注目作
南米出身のメンバーで構成され、オーストラリアを拠点に活動するアマル・トライブ（Amaru Tribe）の新譜『Between Two Worlds』。コロンビアの伝統的なダンス音楽であるクンビアや、ヒップホップが混ざり合った強烈なビートと個性的な作風が魅力的な一枚だ。
Amaru Tribeはコロンビア出身のヴォーカリスト、キャサリン・ゲイラー（Katherine Gailer）とギター/キーボードのオスカル・ヒメネス（Oscar Jiménez）と、チリ出身の打楽器奏者クリスティアン・サアベドラ（Cristian Saavedra）の3人組だが、今作では彼らの他にも多数のゲストが参加。ダンサブルなリズムを基調に、南米の民族的な要素がごく自然に練り込まれた興味深いサウンドを放つ。
(3)「La Serpiente」にはCovid-19による合併症により2022年2月に亡くなったステュアート・ファーギー（Stuart Fergie）がイダキ（ディジュリドゥ）で参加。(4)「Párate」にはデジタル・クンビアの鬼才DJ Chakrunaも参戦している。
注目されるデジタル・クンビアのシーンの一翼として注目されるべきアルバムだ。
Amaru Tribe :
Katherine Gailer – vocals, tambora
Oscar Jiménez – vocals, guitars, gaitas (Colombian flute), synths, keyboards
Cristian Saavedra – backing vocals, rap (5), timbales, congas, cajon, alegre,
additional synths (4)
Guests :
Stuart Fergie (OKA) – yidaki (3)
Sebastian Barahona – bass (4, 6, 8)
Daniel Jauregui – additional electric guitar (5)
Javier Rodríguez – accordion (5)
DJ Chakruna – scratch samples (4)
Brian Silva AKA Coya Lee – chant vocals (4)