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オーストラリア

  • 2023-12-14
  • 2023-12-13

しなやかなグルーヴで魅了するオーストラリアの新鋭ユニット「Special Feelings」デビュー!有機的かつ近未来的サウンドが素晴らしい

オーストラリア・メルボルンの女性二人組ユニット、スペシャル・フィーリングス(Special Feelings)のデビュー・アルバム『Special Feelings』が最高だ。クラブ・ジャズに通ずるしなやかな即興的グルーヴが心地よく、ノイエ・グラフィック(Neue Grafik)からユセフ・デイズ(Yussef Dayes)、マッドリブ(Madlib)までという彼女らの影響源を凝縮したようなサウンドが展開される。

  • 2023-11-27
  • 2023-11-27

ヴォーカリスト/即興音楽家サニー・キムがヴァルダン・オヴセピアン、ベン・モンダーと創り上げた“静寂の音世界”

韓国出身のヴォーカリスト/即興音楽家サニー・キム(Sunny Kim)と、アルメニア出身のピアニストのヴァルダン・オヴセピアン(Vardan Ovsepian)、そして米国のギタリストのベン・モンダー(Ben Monder)による“静寂”をテーマにした即興音楽プロジェクト『Liminal Silence』。ここにある音は終始瞑想的で、タイトルのとおり音楽と静寂の間にある機微な閾を表現する。

  • 2023-09-22
  • 2023-09-22

アルメニアの水の女神にインスパイアされた高い芸術性の多文化ジャズ、Visions of Nar デビュー作

アルメニア神話の水、海そして雨の女神ナール(ツォヴィナール)にインスパイアされたというオーストラリアのジャズバンド、ヴィジョンズ・オブ・ナール(Visions of Nar)がデビュー作『Daughter of the Seas』をリリースした。サックスの旋律はアルメニアの民族音楽に強く影響されたものだが、空間系エフェクターを多用したギターや、テクニカルなタブラの音など無国籍感に溢れる不思議で美しい音楽となっている。

  • 2023-03-15
  • 2023-03-15

トランペット奏者ナジェ・ノールデュイス、フォーキーな温かさと美しさを湛えた清廉なジャズ

現在はニューヨークを拠点に活動するオーストラリア出身のトランペット奏者、ナジェ・ノールデュイス(Nadje Noordhuis)の新作『Full Circle』。ピアノにフレッド・ハーシュ(Fred Hersch)、ベースにトーマス・モーガン(Thomas Morgan)、ドラムスにルディ・ロイストン(Rudy Royston)という名手を迎えたカルテットでこの上なく耽美な音楽を聴かせてくれる。

  • 2023-03-14
  • 2023-03-13

豪を代表する歌手ジョー・ローリー 新譜はリンダ・オー、アリソン・ミラーとの創造性溢れるトリオ作

オーストラリア出身でNYで活動するシンガー、ジョー・ローリー(Jo Lawry)が、ベースにリンダ・メイ・ハン・オー(Linda May Han Oh)、ドラムスにアリソン・ミラー(Allison Miller)を迎えて制作した新作『Acrobats』。声とベースとドラムスという珍しい編成が3人の創造性を極限まで引き出した、素晴らしいジャズ・ヴォーカル・アルバムとなっている。

  • 2022-12-06
  • 2022-12-01

数学と音楽の交叉点。ステファン・テーレンが描き出す宇宙神秘的フラクタル、Fractal Sextet

米国生まれ、スイスを拠点に活動するギタリスト/作曲家ステファン・テーレン(Stephan Thelen)の最新プロジェクト、Fractal Sextetのデビュー作『Fractal Sextet』。変拍子が基本となる複雑なリズムながら、一定の法則性を持ったシーケンスの繰り返しや、打ち込みでは表現し得ない人力アンサンブルが奇妙な心地良さを与えてくれる作品だ。

  • 2022-11-28
  • 2022-11-27

モロッコにルーツを持つ豪打楽器奏者ジュリアン・ベルバキアー、独自に探求するアフリカ音楽

オーストラリア出身、アフリカ音楽を探求するパーカッション奏者ジュリアン・ベルバキアー(Julian BeBachir)のデビュー作『Babdoukkala』。西アフリカを代表する弦楽器、コラに似たンゴニ(N'goni)を独自に改良した楽器も用い、セネガル出身のラミネ・ソンコ(Lamine Sonko)やギニア出身マリン・シラ(Malin Sylla)らをゲストに迎えた恍惚のアフリカ音楽が展開される。

  • 2022-10-19
  • 2022-10-16

メルボルン発、クラブジャズ/ブラジリアン・グルーヴ注目のドン・グローリー新作『Welcome』

オーストラリア・メルボルンのマルチ奏者/作曲家ゴードン・リー(Gordon Li)の別名プロジェクト、ドン・グローリー(Don Glori)の新作 『Welcome』は、ジャズ/ブラジル音楽/クラブジャズ/ソウル/ファンク好きにおすすめのグルーヴィーで爽快な作品だ。

  • 2022-05-29
  • 2022-05-29

アルメニアン・ジャズの新たな傑作、女性ピアノ奏者ゼラ・マルゴシアン2nd『The Road』

伝統的なアルメニア音楽の影響を受けた優美で異国情緒あふれるジャズだ。アルメニアにルーツを持ち、レバノンのベイルートで生まれ、現在はオーストラリアのシドニーを拠点に活動するピアニスト/作曲家のゼラ・マルゴシアン(Zela Margossian)が、自身のクインテットの2作目となる『The Road』をリリースした。

  • 2022-03-09
  • 2022-03-08

美しいネオソウル系歌手を迎えた珠玉のクロスオーヴァー・ジャズ。ダニエル・ガッサン新譜

オーストラリア出身、パリで活躍するピアニスト/作曲家ダニエル・ガッサン(Daniel Gassin)による“Crossover Band”名義のデビュー作『Change of Heart』。ネオソウルの新星ヴォーカリスト、アリタ・モーゼスを擁する5人編成のバンドで、古典的なジャズと現代ジャズの交叉点を美しく描いている。

  • 2022-02-05
  • 2022-02-05

人類共通の文化“音楽”の原点に立ち返り、未来をめざす「Small Island Big Song」2nd

2015年に台湾のプロデューサー・バオバオ・チェン(Bao Bao Chen)と、オーストラリアの音楽プロデューサー兼映画監督ティム・コール(Tim Cole)によって開始された、太平洋とインド洋の島々を横断的に音楽で繋いだプロジェクト、スモール・アイランド・ビッグ・ソング(Small Island Big Song)。ふたたび、彼らが集結した。