新進気鋭のインド系SSW、シャラダ・シャシダール 2nd EP
米国ロサンゼルスを拠点とするインド系のシンガーソングライター、シャラダ・シャシダール(Sharada Shashidhar)。父親の影響で幼少時からインド古典音楽に触れ、ジャズを学んでいた兄の影響でジャズに傾倒、ニューヨークのニュースクールでジャズ・ヴォーカルを学んだという経歴の彼女の2nd EP『Soft Echoes』がリリースされた。
エレクトロニック/ネオソウル色の強かったデビュー作『Rahu』(2020年)と比較すると、今作はよりオーガニックな前面に出し、ソウルフルなヴォーカルが映える作品となっている。
(1)「Soft Echoes」は優れたソングライティングとスピリチュアル・ジャズを取り入れたサウンドデザインも秀逸。シャラダ・シャシダールのヴォーカル・スタイル自体にはインドの古典音楽の要素はあまり見られず、どちらかというと作曲面や精神性に幼少期に影響を受けたインド音楽の要素が混ざり込んでいるようだ。
バンドはシャラダ・シャシダールがリーダーで、ベースにアンナ・バターズ(Anna Butters)、鍵盤にジュリアス・ロドリゲス(Julius Rodriguez)、アルトサックスのデヴィン・ダニエルズ(Devin Daniels)、ドラマーのティモシー・アングロ(Timothy Angulo)と旬なミュージシャンが揃う。
Sharada Shashidhar – vocal
Anna Butters – bass
Julius Rodriguez – keyboards
Devin Daniels – saxophone
Timothy Angulo – drums